百姓の遺言 山下惣一著

この本の著者はNHKのクロ現デモ取り上げた佐賀県唐津市で農業を続けてきた人です。本にも書いてあるが高校卒業後、都会に出て生活をしようと目論むも親の力に負けて嫌々ながら唐津市(と言っても否かですが)に居残った。
コメ作りでは飯も食えず、将来もない状況でミカン栽培に乗り出した。当時は🍊成金と言う農家も多かったらしいが、佐藤さんが🍊の木を植えてから収穫できる迄の10年でピークは過ぎたらしい。
佐藤さんの持論は農業に経済至上を持ち込んではダメだと言う事例を多数、同署に書き記している。農水省や経済至上主義者が農地の大規模化と言う工業的な論理を持ち込むが我が国の国土の75%は産地であり、住居地を除くと大規模農場は無理筋であることは明々白々です。五畝五畝(ごせごせ)農業に大規模農業は無理です。農水省の役人は本省の椅子に座ったままでプランを練るので、悪徳業者に騙されるだけです。

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