東海市の降下ばいじん対策について

まちづくり市民委員会では各委員が自身が担当した指標に関して年次報告書(ガイドブック)を作成し、生活課題が改善されているか? 悪化しているかを指標毎に評価することになっていた。指標の多くは市が市民の中から無作為に抽出した3500名の市民が評価している。このメカニズムを利用し、益を得たのがです。
平成22年度と平成24年度のガイドブックを再読すると平成21年度から平成23年度にかけて指標のトップバッターの降下ばいじんが大幅に改善していることに気付いた。
「改善した理由は不明だがこのまま推移して欲しい」とガイドブックに記述されていた。生活環境課の職員に問い合わせていると思うが、職員も理由を把握していないようだ。
しかし、名古屋製鉄所のホームぺージの「製鉄所の歴史」を参照すると降下ばいじん改善に資する対策が平成20~23年度に集中しており、当然と言えば当然の結果です。
20年度:ORP建屋集塵対策が完成(建屋集塵機は効果大です)
21年度:LD-ORP系スラグ加工処理場稼働、
22年度:第1,3高炉の鉱石庫に新たな集塵機稼働、2製鋼転炉に集塵機
     を増設

23年度:東海特殊鋼に集塵機を増設
これより以前に所内に防風ネットを設置したが、降下ばいじん量に変化がないので効果が薄いと推定される。
私は様々な資料は何度も何度も読み返す習慣があり、その過程で相手を追及するロジックを組み立て直します。この手法は三村明夫(日本商工会議所の会頭)がとトヨタとの鋼材値上げ交渉に似ている


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?