ラグビーの指導者に読んでほしい書籍紹介~その1~
こんにちは、ラグビーS&Cコーチの中村です!
今回は自身初となる書籍紹介メインの記事になります。
サッカー関係の方が書かれた書籍ですが、ラグビーやラグビーのトレーニングを違う角度から考えるきっかけになりそうな書籍なので是非読んでみてください!
この書籍との出会いは、今年度の帯同チーム(大学)のストレングスのテーマを「競争/闘争」にしようと思い、勉強になる書籍がないかとAmazonで探していたら巡り合いました。
タイトルを見て即購入し、読んでみたら頭が整理されて、すべての内容が学びになる内容でした!
トレーニング関係以外の書籍を紹介しようと思うことはあまりないのですが、今回は「是非、知ってほしい!」と思ったので紹介させていただきます。
ちなみにこの書籍には「方法論」は書かれていません。
「方法論」は「理論」の理解がなければ何の意味もないと考えています。
是非ともこの書籍の「理論」を学んでください!
それでは書籍の紹介をしていきましょう!!!
「競争」と「闘争」の定義
◆競争:Competition
「異なる時間」または「異なる空間」において、その優劣を争うスポーツ
競技
争う者同士は、相手プレイヤーに対して妨害を加えることができない、ま
たは許されていない
陸上の短距離/競泳/体操/フィギュアスケート など
◆闘争:Struggle
「同じ時間」かつ「同じ空間」において、その優劣を争うスポーツ競技
争う者同士は、相手プレイヤーに対して何らかの妨害を加えることができ
る
ボクシング/ラグビー/サッカー/バスケットボール など
書籍の中では2つの言葉を上記のように定義されています。
読み進めていく上でこの定義が重要になります。
さらに分けると、
個人競争/個人闘争/団体競争/団体闘争
この4つに分けられるようです。
日本は「団体闘争」以外は世界のトップ(オリンピックのメダル獲得数を見てみると)と争えているようです。
なぜ「団体闘争」のみ世界で勝てていないのか、というところも本書で触れているのでぜひ読んでみてください。
「競争」と「闘争」それぞれの競技に必要な訓練は「技術」か「影響」か
それぞれの競技のプレイヤーが訓練(トレーニング)を進めていく上で焦点を当てるポイントを説明されています。
それぞれの競技の特徴に合わせて焦点を当てるところを変えて訓練(トレーニング)を進めていく必要がありそうですね。
これらの他にもそれぞれの競技の、
・最適な精神状態について
・チームワークについて
・思考について
なども書かれています。
私自身、指導の現場に出ていてあれやこれやと感じることや考えることがありモヤモヤすることがありますが、この書籍に出会ってかなり頭の中が整理されました。
著者はサッカーチームの監督さんですが、ラグビーも同じフットボールであり「団体闘争競技」です。
同じ分類の他競技の方から学ぶことがたくさんあると思うのでぜひ読んでみてください!
それではまた!
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