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ドイツとギリシャ旅行雑感 その6  2023年6月8日~7月7日 ペリオン半島 ビーチの朝

宿に到着して目に入ったエーゲ海は、何年間も忘れていた海外にいる開放感を紛れもなく思い出させてくれた。

翌日の早朝は、是非日の出を見てみたいなどと思ったわけでもない。
ただなんとなく時差ボケがまだ残るせいで起きてしまったからだった。

辺りはまだ薄暗かったが、ちょうど日の出の時間に合っていたようだった。思わず続けて写真を撮った。

もっと若かったら、強烈に目に焼き付いた景色だけで、以後数年くらい続く多幸感に浸っていられたかもしれないなどと思った。

短期記憶が随分落ちてしまった今でも、それでも十分な満足感が残っている。写真のairbnbの宿には、1週間滞在した。

今までに訪れた場所と比べても、経験したことのない風土であることを、宿に到着するまでの風景に気がつくことが幾つかあった。

海に近い標高では、オリーブ畑があちらこちらに点在しているが、レモンなどの柑橘系、さらに至る所で赤いザクロの花、ブドウの房が目に入る。さらに数十メートル以上、高度が上げるだけで、桃、ネクタリン、杏、さくらんぼなどの温帯果樹が定植されている。数は少ないが、洋梨、りんごの樹までもあった。樹々が多い山林を大まかに見渡すだけで、黄色い栗の花が広く咲いている。たぶん栽培された栗林であろう。ハイキング、車で辺りを走行するだけで様々な樹種が自然に目に入ってきた。

地中海性気候とはこんな所かとしみじみ肌感覚で思い知った。

日本であれば、瀬戸内海地方にある程度の高い山があるような状態なのだろうか。奇妙な気候に感じた。是非住んでみたい。

薄暗い中海岸へ降りていく
夜香草の仲間
赤めの紫陽花、酸性土壌でないから日本のように花は青くならない

#一度は行きたいあの場所 #わたしの旅行記 #ギリシャ #ペリオン半島 #エーゲ海


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