矯正を考えている・始めたあなたへ

歯列矯正を考えたときに「矯正　辛い」「矯正　痛み」とかでひたすら検索してこのnoteにたどり着いたあなた。そうあなたです。
私も同じようなことをして過ごす毎日だったので、いくらでもネットに転がっているようなありきたりなことだけでなく、こんなの聞いてないよ！っていう開けてびっくりの苦痛をつらつらと垂れ流していこうと思うので、是非参考になればとこのnoteを書いています。
ゆっくりしていってね

めちゃくちゃ唇乾いてしんどい

たいしたことないじゃんと思うかもしれないけどこれが地味にしんどい。
まだブラケットつけて3日目、慣れていないのもあるのかもしれないけど、とにかく唇が乾く。歯の上に異物が着いているんだから、今まで以上に口が閉じられない。矯正前の平時ですら口を閉じると顎に梅干しができるレベルの口ゴボだから、口を閉じて過ごす難易度が高すぎる。
オマケに次の項に記載した口腔内当たりまくり問題もあいまって、唇を丸め込んで、んってやることができない。伝わるかな～これ。これ以上唇を前に出す余白がないせいで、一度唇を前に出す必要のある行為ができない。つまりリップを塗った後に塗り広げられない。デフォルトで唇が晒される面積が増えたせいで乾燥も進む。
色んな要因が重なって唇近辺の粘膜の治安が終わっている。殺してくれよ。

ブラケット口腔内当たりまくり問題

矯正の痛みは歯の痛みだけじゃない。ブラケットが痛い。口腔粘膜をめちゃくちゃ刺激する。
よく矯正の痛みは3.4日で落ち着くって言ってる人多いけど、常時ブラケットが当たる痛みも落ち着くんですか？？歯が前に飛び出して口ゴボになっているのを治そうと矯正してるのに、その飛び出た歯にブラケット着けるもんだからめちゃくちゃ肉に当たる。笑おうものなら肉に触れたまま肉を動かすので、セーターのほつれた紐をひっかけたまま引っ張ってしまったような感覚になる。常にうっすらとした痛みが付きまとう。

でもまあこれに関しては対処法がないわけではない。
ブラケットを保護するワックスがあるのである程度防げる。でもこれもランニングコスト馬鹿にならないし、食事や歯磨きのたびに新しくつけなきゃいけないので消費が激しい。辛い。

矯正を中断する人はほぼいない→後戻りできないだけ

ネットには痛すぎて矯正を辞める人はほとんどいないので耐えられる痛みです！とか出てくるけど、そもそもこちとら歯4本抜いてるんですよ。辞めないんじゃなくて今更辞められないんですよ。辞めていいなら辞めたいくらい歯と唇が痛いです。

ただこれは前述のとおり、一番痛いと言われている取り付けて3日目だからというせいにもしておきたい。これから少しずつマシになっていくと信じたい。それでもやっぱりこのブラケットが当たる物理的な痛みが慣れる未来が見えなくて辛い。

というか本質的な辛さはこの「先が見えない」という不透明性が原因な気もする。
この痛みを耐えた先がどうなるのか、結果がすぐ出るものではないからこそ、自分の頑張りが本当に報われるのかという不安を駆られる部分もあってこのしんどさがあるのだと思う。
大丈夫だよと全肯定してくれる存在があると良いと思います。

食べられる物よりも食べられない物のことを考えてしまう

1日3食のうち2食をベースブレッドで過ごすような人間なので食の執着は人より薄いと思います。全然今も朝昼ウィダーとかで済ませても苦じゃないです。チーズリゾットとうどんを丸呑みして過ごす生活にも満足しています。
それでもやっぱりフランスパンが恋しくなる、おせんべいが恋しくなる、堅あげポテトを貪り食べたい…いろんな欲求が出てきてしまう。
抜歯前に食べなかった自分が悪いと言われればそれまでだが、結局ないものねだりになってしまう部分はあると思います。
これに関しては時間が解決してくれるものでもあるので、食べられる物の中から食への喜びを見つけ、「足るを知る」の精神を育めるよう頑張ります。頑張ろうな。

おわりに

私自身ワイヤー装着3日目という状況で、痛みや不安がとても強くなり一心不乱に書きなぐっている状況であります。
これから矯正をする人、もう矯正を終えた人、みんなえらすぎる。私のこの心の内が誰かの為になれば幸いです。お互い頑張っていきましょう。