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2024.02.12 青豆食お!

分かりきっていたことだが思いつきで始めた新しい習慣は何一つ続かなかった。日記も書いていないしほぼ日はたまにしか開かないし絵も毎日投稿できていない。
一度途切れてしまうと「じゃあもう続けなくていいわ」と思う。毎日続けていないのなら今日も明日もやらんでも一緒だわ、と。
それでもやらないよりはやった方がいいという考えも持ち合わせている。重い腰を上げたときにはそれに見合う成果と快感があることを知っている。だから今日は日記を書く。重い腰を上げた私は寝たままの私よりずっと偉い。

三連休は出かける、休む、出かけるのローテにしようと決めていたので今日は出かける日だった。本当は昨日も近くの美術館に行こうと思っていたのだがタイムスケジュールを考えているうちに面倒くさくなってしまい家でぼーっとしたり前日のビールイベントで見かけて気になっていたビール一本をちびちび時間をかけて飲んだりしていた。
一人で過ごす日曜日の15時〜16時はよほどの用事がない限り競馬を優先したいと思ってしまう。競馬場に行かない日はどうせ動画で観るのだからあとで観りゃいいのだけれどできる限り今走っている馬の姿は今見たいのだ。現役中走っている姿が見られるのなんて合わせて数十分程度の時間だけなのだから。

祝日の月曜日は中央競馬の開催がないので昨日よりも予定が組みやすい。ならば映画チャンスだろう、と公開前から楽しみにしていた映画『カラオケ行こ!』をようやく観に行った。

漫画『カラオケ行こ!』を初めて知ったのはコミティアでの発売告知をSNSで見かけたときで同人誌版の『夢中さ、きみに。』の人気を知っていたのでまあ現地では買えないだろうと諦め(一応ブースは見に行った気がする)、Boothでコミティア版から加筆された同人誌版を購入した。その後発売された単行本ももちろん購入。なんならいつでも読めるようにと電子版も買い何度も読み返した漫画だ。


(以下なるべくネタバレに配慮をした映画の感想)

映画の聡実くんが初めてスクリーンに映った瞬間「え?!この子がこの後狂児に出会うの?ダ〜メじゃない?コラ!狂児!近寄っちゃダメ!シッシッ!😡」と思ってしまったのだけれどおそらく聡実くんが狂児を受け入れ始めたのと同じときに私も映画狂児のことを受け入れていた。
原作と時系列が異なっていたり原作よりも聡実くんの学校生活の掘り下げが多いことで世界観を受け入れやすくなっていたことが良かった。
終盤「ああ、このシーン映像で観るとグッとくるな…」と涙を流したシーンがあったけれど思い返すと初めて読んだときに泣いたシーンと同じだったかも知れない。とても良いメディアミックス体験をしたのではないだろうか。


(感想終わり)


昼食はサイゼリヤで食べた。『カラオケ行こ!』の続編『ファミレス行こ。』の舞台がサイゼだから、というわけではない。それは今これを書いているときに気がついた。

私が一人でサイゼリヤに行くときはたいていインターネットで見た気になったメニューを試すときだ。

小ライス、生ハム、青豆の温サラダ、ポップコーンシュリンプ

小ライスにオリーブオイル、黒胡椒をかけ生ハムで巻いて食べる。青豆の温サラダを一緒に頼むと良いらしい。

生ハムライスは想像通り美味しかった。香りの良いオリーブオイルと黒胡椒を纏ったライスと噛むほどに味が染み出す生ハムが合わさりそれぞれの良さが際立つ。ただ時折家系ライス(家系ラーメンのスープで浸った海苔でライスを巻いて食べること。きゅうりの漬物や豆板醤をライスに乗せるとより美味い)が恋しくなる瞬間がある。トッピングチーズを追加したら動物感が増して家系ライスに近づくだろうか、ホットソースも持ってくるべきだったか?野菜ペーストをかっぱの代わりに…それをしたらディアボロ丼になってしまうなあ、と余計なことばかり考えながら食べていた。私にはまだこの味は早かったのかもしれない。俺はまだまだ家系ライスでいいや。

さて、誰かのおすすめを試すときはなるべく言われた通りにする派の私だが実を言うとグリンピースはかなり苦手な食べ物のうちの一つだ。
大丈夫!サイゼリヤの青豆の温サラダはグリンピースとは別物だよ!の言説は何年も前から知っておりなんなら何年か前にそれを信じて食べたことがあるが「いや?これも苦手だが?」の感想に落ち着いた。
それでも今日頼んでみたのは私がインターネットのおすすめに従順だからというのもあるが味を知った今も私の目には青豆の温サラダが「美味しそう」に映っているからだ。
ふっくらとした綺麗なグリーンの豆の上に真っ白なチーズとかわいい半熟卵が乗った姿はシンプルだが多彩な前菜メニューの中でも一際輝いて見える。あの美味しそうな食べ物を美味しいと思いながら食べてみたい。

というわけで青豆の温サラダ再チャレンジ。たしか前回頼んだのはまだベーコンが入っていた頃だった。見た目は現在のメニューの方が惹かれるものがある。卵、チーズをよく絡めスプーンで思い切りよく掬って食べる。
…うん、やっぱり苦手だ。食感は水煮のグリンピースよりもはるかに良くこれがグリンピースとは別物だと言われることもわかる。ただ後から追ってくる甘みと青々とした香りとは和解することができなかった。甘みに関してはグリンピースよりもコーンに近いと感じたが私は甘いコーンもあまり得意ではない。
苦戦しながらも完食できたのは途中からかけた醤油のおかげだ。青豆の甘みや香りの青さが抑えられ白いご飯に合いそうな味へと変わる。ありがとうサイゼリヤ、醤油を置いてくれて。これって何用なんですか?

そんなわけで今日のMVPはポップコーンシュリンプでした。美味すぎる。美味さの初速が早い、一完歩がデカい。一皿全て一人で食べるこの幸福感。いや本当は倍食べたい。


せっかく外出をしたので帰りに映画館の近くの気になっていたビアバーでビールを飲んだ。
斜め前のグループ客が陽気に店内BGMと一緒に歌っていたので無性にカラオケに行きたくなった。

色々なバージョンの紅を聴きながら電車に乗り自宅の最寄駅のカラオケボックスで覚えたての紅を歌ったらヘトヘトになってしまった。

聡実くんに体力つけてください、って怒られてしまうなあ。

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