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通販で使われる心理学まとめ

通販番組には商品を買いたくなる手法がたくさん含まれています。 中には通販以外でも応用されているものもあるので、この記事を読んで買い物上手になりましょう(知っている方も復習になれば幸いです)! ドアインザフェイス これは、相手が受け入れがたい条件を提示し、値引きすることで安く見せるテクニックです。 たとえばりんごを1.000円と表示します。明らかに高いですが、交渉の後に500円といわれると安く感じますね。通販ではよく「番組終了30分以内にお電話いただいた方限定で1万円引き

    • 物欲ってなんでなくならないの?

      あなたは今何が欲しいですか? かばん、時計、家電、服…魅力的なものがたくさんありますね💦 では、それを手に入れたらあなたは本当に満足できますか?恐らく、また次のものが欲しくなり、このループがやむことはないかもしれません。 物欲がなくならない理由はかんたん。「快楽順応」が働くことで、現状に満足できなくなるのです。 昨日の記事を見なくてもわかるように解説しますが、興味があるかたはぜひのぞいてみてください! 快楽順応とは、今まで幸せと感じていた事が、幸せだと感じられなく

      • 快楽順応に学ぶ人生の楽しみ方

        いきなりですが「快楽順応」をご存じですか? これは人生の変化に慣れたり適応する素晴らしい能力です。このおかげで苦しい毎日にも耐えることができます。 しかし、裏を返せば幸せにも慣れてしまうということです。車を買ったり、転職した当初は幸せですが、徐々に慣れ、長くても1年すれば行動する前と同じ幸福度にまで下がるといわれています。 また、悲しいことにポジティブな経験ほど快楽順応は強く働くため、長期間に渡って幸せを感じにくいのです。 このことから何かを変えるという行為は、短期的

        • 悪はさらに悪を呼ぶ(割れ窓理論)

          今回は割れ窓理論の危険性と原因について書きます。 割れ窓理論とは割れ窓理論…建物の窓が壊れているのを放置すると、誰も注意を払っていないという象徴になり、やがて他の窓もまもなく全て壊されるとの考え方 出典:Wikipedia これは窓に限らず、落書きを放置すると、ポイ捨てや窃盗などの犯罪が増加します。 悪いことをそのままにすると、連鎖していくという現象ですね。 恐ろしいです。 実際に家の郵便受け近くに落書きやごみがあると、郵便物が盗まれる割合が25%にのぼったという報告

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          何かをやめるという目標は達成できない

          今回も目標の立て方についての記事です。 結論は目標を立てるときはやめることではなく、新しく始めることを基準にしましょう。 「間食をやめる」ではなく、「お腹が空いたら水を飲む」という具合にするわけです。 なぜ「やめる」ベースの計画がよくないかというと、人は禁止されるとかえってしたくなるからです。これは「心理的リアクタンス」や「カリギュラ効果」と呼ばれ、やめろといわれるほどやめられなくなります。3才から5才の赤ちゃんにも確認されたので、本能でしょうか。では、実際に体験してみ

          何かをやめるという目標は達成できない

          顔がいい人は本当に得をするのか

          美男美女はあらゆる場面で得をすると言われています。面接で評価がよかったり、ユーチューブで再生数が伸びやすいなどなど。 実際、この現象は心理学でも認められており、ハロー効果と呼ばれています。 社会心理学の用語で、ある対象を評価する時に、それが持つ顕著な特徴に引きずられて他の特徴についての評価が歪められる現象のこと。光背効果、ハローエラーともいう。例えば、ある分野の専門家が専門外のことについても権威があると感じてしまうことや、外見のいい人が信頼できると感じてしまうことが挙げら

          顔がいい人は本当に得をするのか

          なぜ都会の人は冷たいのか?

          都会の人は田舎の人と比べると「冷たい」というイメージはありませんか? 電車であまり席を譲らなかったり、ものを落としても拾ってもらえなかったり… 一方、田舎の人は優しいですね。知らない人でも挨拶し温かみが有ります。 しかし、都会の人は決して冷たい人が多いというわけではありません。 心理学者は都市には以下の3つの特徴があるとしました。 人が多いこと 空間が狭いこと 多種多様な人間がいること これら3つの要因が重なると、人間は情報過多により圧倒されてしまいます。そこで、刺

          なぜ都会の人は冷たいのか?

          適切な目標の立て方

          あなたは目標をどんな基準で立てていますか? よく言われるのが易しすぎす、難しすぎずです。 ですが、そういわれても、よく分からないですよね(笑) そこで、今回は適切な目標の立て方を紹介します。 ある組織心理学者は、曖昧で難易度が低い目標より、具体的で難易度が高い目標のほうが、はるかに高いパフォーマンスを生み出すと言っています。 痩せる!よりも1ヶ月で5キロ痩せる!のほうがいいわけです。  目標を具体的にすることで、何をすべきか明確になります。 また、曖昧だとこれでいい

          適切な目標の立て方

          意志の力は筋肉である

          あなたは禁煙に成功した人や、毎日こつこつ勉強している人を見て「意志」が強いなと、思ったことありますか? つい生まれつき我慢強いと感じますが、実はそうではありません。 心理学で、意志の力は「自制心(セルフコントロール)」と呼ばれ、多くの研究がされています。そして、自制心は生まれつきではなく、筋肉のように誰でも鍛えることができ、使いすぎると疲労することが研究で分かっています。 自制心は使いすぎると疲労する 部屋にはチョコレートと、ラディッシュ(二十日大根)が置かれた皿がある

          意志の力は筋肉である

          目標達成のコツ if-thenプランニング

          今回は、目標達成の成功率を3倍高める「if-thenプランニング」について紹介します。 方法はかんたんで、もしXになったら、Yをするとあらかじめ決めておくのです。 たとえば火曜日になったら、掃除をする。 6時になったらジムに行く。 このように達成したいことに引き金となる条件をつけ、カレンダーや手帳に書き込むだけです。 ポイントは無意識にできるようになることです。 気を引き締めてやるぞ!と意気込むよりはロボットのように思考停止し、決まっていることを淡々とこなしましょう。

          目標達成のコツ if-thenプランニング

          生活を変える5つの破壊的テクノロジーとは

          破壊的テクノロジーという言葉を聞いたことありますか? ユーチューバーの方もよく動画にしているので、知っている人も多いと思います。 破壊的テクノロジーとは、それまでの価値観や社会のあり方を劇的に変化させる技術のことです。 定義だけではぱっとしませんが、たとえばスマートフォンもその1つです。 つい10年前までは、ほとんどの方が電話として「ガラケー」を使っていましたね。 ところが現在ではスマートフォンが普及し、電話はアプリの一部です。 また、スマホ決済やカメラ、音楽などの

          生活を変える5つの破壊的テクノロジーとは

          筋トレで追い込みすぎて、寝つきが悪くなった話

          今回は激しい運動は返って不健康になる。という話をしたいと思います。久しぶりのジムでハメをはずし、昨日の夜眠れなくていろいろ調べたことを共有します。皆さんは、ぼくのようにならないでください(笑) 体がほてる激しい筋トレをし、筋肉が損傷すると体がほてります。これは筋肉が炎症を起こしているからです。 筋トレで破壊された筋肉は、炎症状態にあります。より大きな筋肉をつくるために熱を出し、新陳代謝を高めています。 エアコンの温度を無理に下げると、体の外は肌寒くても、中が暑いなんてこ

          筋トレで追い込みすぎて、寝つきが悪くなった話

          2030年 未来予測

          今回は読書メモです。うまく自分なりにまとめられなかったので、読書メモとして共有します。参考文献はこちら。 メガトレンドによる世界の変化 メガトレンド…世界の今後を占ううえで無視することのできない大きな流れ ①個人の力の拡大 特に東アジア、中国で貧困層が縮小し、アジアで中間所得者層が増加。日用品の需要が増え、資源不足の恐れ。個人の声が届きやすくなり、競争は激化する。実力はあるのに、将来や仕事の不安を抱えることになる。インターネットの普及により、宗教が拡大。 貧困問題が大

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          叱ることのデメリット

          人を育てるとき、「アメとムチ」という有名な作戦があります。  うまくできたら褒める。 失敗したら叱ることで成長させていくものです。 ところが叱られると、何もしない人になります。 マウスを使った実験で、T字路を右に曲がるとエサ。 左に曲がると電流が流れる装着を作ったところ、マウスは右に曲がるといいことがあると学習したそうです。 しかし、電流が強すぎると恐怖を感じ、マウス右にも左にも全く動かなくなりました。 つまり、強く叱りすぎると無気力になり動かなくなります。 あまり

          叱ることのデメリット

          運動しないとなぜボケるのか?

          今回は運動と脳の関係について書きます。 はじめに、 脳を手っ取り早く鍛える方法は、運動することです。 なぜなら、脳は筋肉のように適応し、成長します。 これはただの例えではありません。 筋肉は鍛えると、壊れた部分を以前より大きく、強く作り変えます。 ところが使わなければ縮小しますね。 脳も筋肉と同じ仕組みです。運動は筋肉だけでなく脳にも負荷をかけます。 運動によりストレスを感じた脳は、脳由来神経栄養因子(BDNF)という脳の発達を促すものを放出し、成長します。 つま

          運動しないとなぜボケるのか?

          健康問題のほぼすべてが、遺伝子ではなく文明病である

          医療技術の発達により寿命が延び、人間はより健康に過ごせるイメージがあります。がんも治る病気になるといわれますね。 しかし、ほとんどの病気が文明の発達により引き起こされています。 むしろ、昔ながらの民族はほとんど病気にならないと言われています。 アメリカの国立自然史博物館の報告では、アメリカの先住民は2000人中1人しかがんになっていないと言っています。 文明の発達が、どれだけ人間を傷つけているか分かる研究があります。 以下のリストを見てください。 これは、医学誌が発表

          健康問題のほぼすべてが、遺伝子ではなく文明病である