投資信託でお金を増やす

「投資信託って何？」「損するかも？」「ギャンブルと違うの？」「騙されたりしない？」「NISAとか最近よく聞くけど怪しい」...etc  と思っている方もいると思います。私はそうでした。
そんな私でしたが、色々調べてみた結果、結論としては、
長期保有を前提にすれば、リスクを低く、安定して資産を増やすことができそう
ということです。今回はその方法を書いていきます。

手順はとてもシンプル

1. ネット証券で口座を作る
2. 国内外のインデックスファンド を購入
3. 放置（大事）

それだけです。あとはお金が勝手に働いてくれます。
以下に詳しく書いていきます。

1.ネット証券で口座を作る

実店舗の銀行での口座開設はおすすめしません。理由は単純で
"人件費がかる → 手数料が高い → 受け取れる利益が減る"
ということです。当たり前ですが銀行は銀行の利益をみていますので、個人の利益よりも銀行の利益の高い方を勧めてきます。

口座開設はネットから申し込んで、3日〜1週間程度で完了します。
申し込みでは普通の銀行の口座開設と同じように名前や住所を書いていきますが、いくつか聞きなれない選択肢が出てきます。

特定口座
・開設する/しない・・・特定口座を開設した場合は、証券会社が損益の計算をしてくれます。開設しなかった場合は自分で計算する必要があります。
・源泉徴収あり/なし・・・源泉徴収「あり」の場合は、確定申告は基本的に不要となり、「なし」の場合は確定申告は必要となります。ただし、年収2000万以下の人で、給与以外の年間の利益が20万以下の場合は確定申告は不要なので、「なし」を選択で問題ないと思います。

NISA/つみたてNISA
NISAとは、投資で利益が出た場合は基本的に利益の約20%が税金となりますが、NISA枠を利用していた場合は非課税となる国の制度です。（例えば、利益が20万円でた場合、税金として4万円引かれ16万円となりますが、NISA枠だと20万円受け取れます）

NISAとつみたてNISAの違いは金額や期間に違いがあるので、ご自身に合ったものを選択してください。
参考：あなたはどっち？「NISA」と「つみたてNISA」を徹底比較

2. 国内外のインデックスファンド を購入

口座開設が完了したら、やっと投資信託が購入できます。
そもそも投資信託とは、複数の会社の株や債券などを詰め合わせた金融商品です。
投資信託はたくさんの商品がありますが、注意するポイントは３つ。

①インデックスファンドを買う
これは必須です。大きく分けてインデックスファンド とアクティブファンドがあります。
アクティブファンドとは、運用の専門家が知識と経験をもとに投資先を決めているファンドです。
インデックスファンドとは人が投資先を決めているのではなく、機械的にTOPIXやNYダウなどの株価指標と連動するように自動的に選ばれています。
インデックスファンド にする理由は、(1)手数料が安い、(2)アクティブファンドと成績がかわらない、ということです。

②国内と海外×株式と債券を均等に買う
国内株式、海外株式、国内債券、海外債券の４種類を買うということです。この４種類を均等に買えば、経済の変化に影響を受けにくくなります。
世界経済は平均して毎年4%ずつ上昇しています。それは計測され始めてからずっとです。今後もきっと増えて行くだろうと予測すれば、インデックスファンドで手数料を安く経済指標に連動させておけば単純にいえば4%ずつ増えて行くという訳です。
また、投資信託は複利というシステムがあり、元本に利益がつくだけでなく、元本と利益を合計した金額で次の利益が計算されるため、利益が出るほどお金が増えていきやすくなります。

③テーマ型商品は買わない
ITや宇宙産業、AIなど、今後期待されるテーマに沿った会社に投資するというものですが、これは目的がはっきりして売り側からすれば売りやすく都合の良い商品というだけなので、買う必要はありません。趣味としてはご自由にどうぞという感じです。

④NISA口座預かりで買う(または、つみたてNISA)
NISAの口座は20歳以上で1年120万円の枠があります。つみたてNISAの場合は80万円です。通常の口座で利益が出た場合は20%税金で取られます。NISAで得られた利益には税金がかからないので、枠が余っていれば利用しない手はありません。

3.放置する

上記の方法で購入した商品は、長期的で安定した利益を得ることを目指しています。きっと今後もリーマンショックのような経済危機が起こることもあるでしょう。しかし、そこで売ってはいけません。実際、リーマンショック後もしばらくすると元の経済に戻っています。下がっているからといって売っては元も子もありません。よく考えてください。平均して４％上がっているんです。盲目的ではありますが、きっと上がるはずです。下がっているときはむしろ買い時です。

おわりに

いかがでしたか。結構簡単だと思います。
手続きとしてかかった時間は「口座開設」と「買う」の２過程だけなので1時間もかからないと思います。（私は引っ越しでマイナンバー裏面がネット登録できなかったので書面でやりとりも発生したので、開設完了まで3日くらい待ちましたが）
怪しさMAXで敬遠していた投資信託でしたが、実際やってみると結構楽しいです。ジュニアNISAというのもあり子供の学資保険の代わりとする方法もあります。子育て世帯には良い選択肢だと思います。銀行に預けると利息は雀の涙程度なので、貯蓄用としてどうせ使わないならNISAで長期保有して恩恵をうけたいと思っています。