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身体の声 〜前十字靭帯単独損傷 編〜 vol.1

初めてのnoteは何を書こうと考えた。
自分の頭を整理する為に書く。


前十字靭帯単独損傷(以下ACL損傷)について。


・ACL損傷の臨床症.新鮮例での特徴

・受傷時のgiving way
・POP(断裂音)
・関節血腫(30分〜1時間後に出てくる)
・関節血腫に伴う疼痛の増強
・Lachman test陽性(関節血腫が出てからは陽性反応が落ちます)

治療方針

損傷したACLは保存療法では十分に修復されない。損傷を放置したままスポーツ活動(ジャンプ、全力疾走などを含む)を行うと、膝くずれ(他覚的には脛骨プラトーの前方亜脱臼→整復)を反復する事になる。

膝くずれの反復は、半月板損傷や軟部組織損傷をもたらし二次性損傷、変形性関節症に至る

スポーツを続行したい場合は、手術の選択肢が良いとされてる。Lenox_hill derotatiom braceなどのいわゆるfunctional braceで膝を覆いながらスポーツを続ける事もあるが、あまり効果的ではない。

※膝にはメカノレセプターという、固有受容器を司る機能があります。これが結構大切です。
メカノレセプターの機能を補う為には、下腿内、外旋のトレーニングを徹底。
ハムストリングス、大腿四頭筋の強化。
損傷してからでは遅いので、日頃からのトレーニングが大切です。

ACL損傷の受傷機転

・下腿の外反、外旋によりMCL損傷(内側側副靱帯)に合併して起こる

・急激なストップやジャンプの着地の際に大腿の外旋または、下腿の内旋に膝外反力が加わった時に起こる(これは多くはMCLの起始部を痛がり、同時に圧痛もあるが外反動揺性はない。したがって軽度のMCL単独損傷と間違いやすい)

・膝の過伸展によるもの。前方よりタックルを受けた際などに起こる

・脛骨上端外側の前方移動強制で起こる。
⚽️や🏉などで脛骨上端へ外後方からタックルされた時などに起こる
(この際、膝の後外側に圧痛があり、X線像上Segond骨折を伴う事がある)

・大腿四頭筋の自家筋力によるもの。
🏀で急激にストップをかけた際や、⛷で膝を90°前後に屈曲し、高速でコブなどではねられた時などに起こる。全く回旋力なじで起こる。

まとめ

スポーツ現場だけではなく日常生活でもACLは損傷する可能性があります。
私が見てきて感じる事は受傷すると、とにかく膝の腫れが凄い。
腫れが酷くなってから、整形外科テストをしても反応が鈍い事。

次回は、手術の事や靭帯の強度について書きます









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