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ルース・ベイダー・ギンズバーグ氏の書籍

私がギンズバーグ氏のことを知ったのは2018年でした。2020年の9月に亡くなったというニュースを聞いて驚き、詳しく知りたいと思って書籍を探しても、日本語になっている本が全然ないのです。

日本語書籍は子供向けしかない

Amazon.co.jpで探してみると、こちらの2冊。

大統領を動かした女性 ルース・ギンズバーグ
ルース・ベイダー・ギンズバーグ

子供向けの絵本とティーンエージャー向けの軽い書籍で、一般向けの書籍はおそらく日本語では出版されていません。日本で彼女が知られていないから出版されていないのでしょうか。彼女について知るほど、なぜ日本ではこんなに知られていないのだろうかと疑問に思います。

絵本の方は、「大統領を動かした女性 ルース・ギンズバーグ―男女差別とたたかう最高裁判事」という副題もついています。私はこのタイトルは正しくないと思いますし、実際にこの書籍にもそのような内容は強調されてはいません。オリジナルのタイトルは「Ruth Bader Ginsburg: The Case of R.B.G. vs. Inequality」彼女は、正しいと思うことを、適切に、実行し続けた結果が周囲を動かした、自分が他の人よりもより良くできるだろうと考えて努力を続けた、とのことです。

ティーンエージャー向けの書籍は、ニュージーランドの出版社が若者向けにシリーズ化しているもので、ネルソン・マンデラ氏やグレタ・トゥーンベリ氏の書籍も日本語化されています。85ページほどで漢字にはルビもあり、オンライン記事くらいの量と内容ですぐに読めてしまいます。原著は2020年3月に発行されていましたが、2020年9月18日に亡くなり、10月30日には日本語版を出版した出版社は素早いなぁと思ってしまいます。

英語の原著を読むほど英語に自信がない

英語では、多くの書籍が発行されています。ギンズバーグ氏ががんを患った後に筋力をつけようと始めたエクササイズさえも書籍化されています。

やはり読んでみたいのは、彼女自身が書かれた「My Own Words」。ただ、Amazonのレビューを見る限りではイギリスからのレビューでもちょっとヘビーだったと書かれており、私はそこまで英語が得意ではなく、法律の知識もないため、400ページもある重厚な内容であろう書籍に手が出せません。

日本語化されないかなと期待するのですが、ここまでアメリカでは著名な方の書籍が2年経っても日本語化されないのには何か理由があるのだろうと思います。アメリカでは有名にもかかわらずあまりに日本で知られていない状況では、翻訳のライセンス料と日本での販売見込みが見合わないのではないかと勘繰ってしまいます。仕事で書籍出版に少しだけ関わったことがあるのですが、書籍は類似書籍の販売実績をもとに出版するかしないかを判断することが多いそうです。

書籍は読めなくても、オンライン記事を読んだりしてもう少し彼女について調べてみたいと思います。


Note
本文中の書籍名のリンクにはアフィリエイトが含まれています。アフィリエイトのリンクを取得すれば画像付きで紹介できるのでわかりやすいと思ったのですが、Note上で書籍の表紙画像付きでリンクをうまく表示できていません。後で編集してアップデイトするかもしれません。

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