【知識があると思われる方法】#5

ビジネスにおいて、覚えなければならないことや必要な知識はたくさんあります。限られた時間の中でどう吸収していくべきか。どのように時間をかけるべきか。すべてを把握することは極めて難しいです。

今回は、島田紳助氏の参考になった内容を投稿をします。
過去には様々な番組の司会を務めており、なんでも知っている・知識があるイメージですが、それには”ちょっとしたコツ”があり、参考にできそうな点も多くあったので投稿します。

全て知っている必要はない。1つのマイナーなことに詳しくなればいい

彼の特徴のひとつに、「何でも知っている」「賢い」と思われる話術がありました。

しかし本人曰く、「タレントなんて頭悪いし、時間もないし、努力するのも嫌いだし(途中割愛)。一分野につき一カ所を掘り下げて、全部を知っているような顔をすればいい」とのこと。実際、彼は「プロ野球珍プレー・好プレー大賞」という番組の司会を17年やっていましたが、プロ野球のことはほとんど知らなかったそうです。

ただ、周りからはマニアレベルで知っていると思われていました。その秘密は、みんなが知っている選手ではなく、微妙に聞いたことのあるマイナーな選手についてのみ勉強し、熱く語るという手法にありました。

メジャーリーグでたとえると、大活躍した大谷翔平選手ではなく、別の選手について熱く語るイメージです。人は「えっ? なんでそこ?」という情報があると思わず食いつき、マイナーなものの魅力を熱く語る姿に、「こいつ、めっちゃ詳しい」と思うものです。実は詳しいのはマイナーなことだけで、全体のことは知らなかったとしても。

「野球を知らなくても野球番組の司会はできる」島田紳助が実践していた"賢い知ったかぶり"のやり方 「何でも知っている」と思わせるのは難しいことではない | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)

賢くなるのではなく、「賢いんちゃうかな?」と思われればいい

アドリブで打ち合わせに臨のぞむと失敗しやすくなります。相手や周りの人に、「事前に読んでおくべき資料はありますか?」などと確認しておくことで、勉強不足での失敗を避けられる可能性もあります。

「僕たちは賢くなる必要はないんです。『賢いんちゃうかな?』って思われたらそれでいいんです」と島田紳助さんは言いました。ビジネスも同じです。大切なのは、相手があなたに価値を感じること。

「野球を知らなくても野球番組の司会はできる」島田紳助が実践していた"賢い知ったかぶり"のやり方 「何でも知っている」と思わせるのは難しいことではない (2ページ目) | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)

錯覚資産

先ほどの島田紳助さんの話ですが、錯覚資産とも言えます。
「賢そう」と思われていると得をします。

「林先生が驚く初耳学」でも紹介された錯覚資産について扱った本が話題になりました。
人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっているという内容です。

※「錯覚資産」とは
『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』
という本の中で著者が定義した概念で、
「人々が自分に対して持っている、自分に都合のいい思考の錯覚」
及び、それを引き起こす事実のこと


あくまで、人としての信頼・信用や基本的な知識が前提にあっての話ですが、見せ方(ブランディング)というのは非常に重要だと感じました。
これは対社外、社内においても当てはまります。

本投稿で言いたいことは、「マイナーなことだけ知っていればいい」ということではなく、「全てを知らなくても、何か一つのことを深く知っていれば”この人は知識があるな”と思ってもらえる可能性が高い」ということです。
そこから、知識の深みや幅を増やしていけると、より良い印象を与えることができるのではないかと考えます。


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