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伊平屋島ムーンライトマラソン 2023

夢のような沖縄の日から一週間。忘れないうちにアウトプットを。

ムーンライトマラソンとは

夕方から夜にかけてスタートするマラソンで、暑い地域でも走りやすく、また、ムーンライト、が大事なので基本的に満月にあわせて開催されます。
日本だと沖縄の伊平屋島、そして北海道の奥尻島で開催されてますが、奥尻島はお宿の関係などで2024も開催が難しそう、とのこと。
なお、人生初のハーフマラソンが2013年の伊平屋島ムーンライトマラソン。今検索してみて、自分そんな頃からはしってたっけ?にちょいびっくり。

2015年には奥尻島も走ったのですが、やたら寒かった思い出が。伊平屋島はどちらも宿もほとんどない島で走るので、アットホームな雰囲気であったり、走り終わったあとは島の運動場で打ち上げ始まったりと、ゆるランナー、旅ランナーには最高の環境です。

2023、戻ってきたムーンライトマラソン

コロナ中では色々なマラソン大会が苦しんで中止や延期を余儀なくされました。自分の中でも大都市マラソンよりも、手作りのあたたかさを大事にするようなところが性に合ってるし、支援したい、と思ってたので募集開始で早速申し込み。ホームページによれば4月24日に募集開始時期の告知、6月に募集開始という流れなので興味ある方はご参考まで。
宿泊は前回は公民館雑魚寝(そういう時は寝袋持ってくといいです)だったのですが、今回は民泊にしてみました。一泊6000円を島に到着してから現金払いする感じです。
また県外からの移動は那覇空港もしくはおもろ町からシャトルバスがでます。こちらも予約必要ですがとても便利です。理想は前夜祭もあるので前日入りなのですが、仕事などもあるので当日入り。逆にいえば夕方マラソンなので当日入りでも余裕もてます。

島へ。スタートまで。

前の日は早めにお休みしてと考えてたら、前回の時もいった那覇の飲み屋さん行ったり、沖縄の友人が近所で飲んでたので合流したりと色々あって一時近くにお宿へ。でもマラソンは夕方、しかもシーズン最初だからゆるゆる走ればいいや(なお、ガチランナーではないので常にゆるゆるですが)とゆっくりおきて10時くらいのシャトルバスへ。おもろ町のお宿で、バスはどこに来るんだろって少し不安もありましたが、駅前のロータリーにすぐにやってきます。一時間強のバスに揺られて運天港。フェリーは事前予約必要ですがまずは往復分のお支払。現金かカード選べます。なお、帰りはやはり時間変えたい人がいるらしく便のキャンセル待ち窓口が開設されてました。
14時頃に島に着くと、まずは受付、なお、本来は前日受付なので当日受付は無料で業者代行の申し込みを一週間前まで、もしくは当日1000円で受付してくれます。民泊の受付も会場内にコーナーがあり、ちょうどマラソンのための道路閉鎖始まっちゃうので、手荷物はいったん会場預けとして、後夜祭終わったくらいでお家に連れて行ってもらえることに。
なお、当日は島のあちこちに行くバスが何便か出てるので、その時刻表はとても大事。無くしても張り出されてるけど、帰れなくなるのつらい。


15時、フルマラソンのスタートを見送ると17時スタートのハーフ組はかなり暇になります。なお、フルマラソンはエントリーしなかったのですが後で聞くとやはり陽が高い前半はつらくて体力削られるようです。スタート会場の運動場でウロウロしたり、同じJリーグユニフォームのランナーさんと写真撮って過ごします。

そしてムーンライトマラソン

17時、ハーフマラソンのスタート。なお、制限時間は3時間半なのでかなりゆるいほうです。ちょうど半分くらい走ると月が昇るな、と思いつつ前半は島の東岸で集落の人に応援されながら、中盤は島の西岸を夕陽を見ながら走ります。ムーンライトではあるけど、この夕陽を見ながら走る、そして陽が沈むというのもとても素敵な情景で、このマラソンの魅力です。なお、走ってる間、ところどころで島の防災無線を使った中継が聞けるのですが、陽が沈む前にマラソンのトップの方はゴールしてます。早え、そしてムーンライトマラソンの意義が。。。

素敵な夕焼け


自分のスピードだと中盤過ぎに完全に陽が沈み、左手を少し振り返ると月が山陰から姿を表します。前回は他の人が写真撮ってるのをみてふっと目をやるとすごく綺麗な満月が姿を表していて心震えるほど感動したのですが、今回は残念ながら低めの雲に姿がお隠れに。とはいえ雲の影から漏れ出る月明かり(トップ画)に元気をもらって走り続けます。
折り返しで島の東岸に行くと集落も増えて応援も増えるので見栄っ張りに手を振りながら笑顔で走ります。ローカルなマラソン大会の魅力は、都市型マラソンと違った素朴な応援で、自分の家の軒先に椅子出して三線や太鼓で応援してくれるおじいやおばあ、飽きて寝ちゃってる小さな子供なんかを見ながらゴールに向かう楽しさかも知れません。

ゴール、そして



2時間45分くらい、というランナーとしては明らかにガチ感の感じられない時間でゴール(でも、自分はこんなもの。歩かなかったからよしとする)すると、体育館の臨時シャワーでさっと汗を流し、リカバリサンダル代わりの台湾サンダルに履き替えて後夜祭です。島の泡盛である照島、そしてそれをシークワーサー割にした照島パンチはタダで飲めます。ソフトドリンクも。確かビールとかハイボールは有料で売ってた気はしますがそこまでいかず。食べ物は牛汁がタダで食べられます。もずくそばもあったけどこちらは売り切れ。行儀悪いかなと思いながら牛汁をねこまんまにして食べたら、本当に五臓六腑に染み渡る美味しさです。なお、残念ながら胃腸もそんなすごく丈夫じゃないので適度、適量をいただいて、後夜祭冒頭の表彰式、そしてバンド演奏がはじまって少しくらいのお時間でバスの時刻表みて宿へ。といってもこの時は宿の近所の公民館まで着いたら連絡してね、と言われたのでとりあえず移動して連絡してみるとまだ会場にいらっしゃったので公民館でしばしぼさっと。そのあと回収してもらって民泊お宿へ。今は誰も住んでいないご実家をこの時だけ解放してるとのことでとても素敵なお宿にゆっくり泊めさせていただきました。
同宿の人の中には、集落の居酒屋さんに飲みにいった方もいたり、公民館泊まりの方は遅くまで二次会という方もいたらしいですが、心地良い疲れ中、早め眠りに落ちました。

また来年!



前回のはじめてのハーフの時は翌日にはゾンビになってたのですが、それからそれなりに成長し(タイムは成長してないけど)、翌日は早めにおきてお散歩するくらいの元気が。
公民館の脇で練習中のサンレレ弾いたり、朝日を拝んだりしてるとフェリーの時間です。
帰りのフェリーにあわせてマルシェ(朝市)があるのでお土産選んだりして早めにフェリーへ。
そして席を確保したら通路側へ。出航が近づくと船員さんが紙テープを渡してくれますので、よく港でみるテープで別れを惜しむやつができます。来年の日程張り出されてて、来年のカレンダーにさっそく予定をいれて今年のマラソンシーズンのはじめをかざる素晴らしい島をあとにしましたとさ。

なお、そのあとに沖縄のラジオの公開収録みにいってさらに楽しむことができたのですが、それはまた別のお話。

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