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毎日怖いし、自信もない、それでも。

社会人になったら、自分はある程度仕事ができると思っていた。不安だらけで入社はしたものの、入社後こんなに力不足を痛感することになるとは思っていなかった。
学生時代はサボることなく勉強して、校則や規則は守り、どこへ行っても真面目と言われ。真面目にやってきたのが馬鹿みたいだと思ったことはこれまでにもあったけど、今はまた違う感覚に囚われている。今はちゃんと自分が力不足というか頼りないというか、自分に改善点があるのを痛感している。

大学時代、主体的に動きたいとたびたび誓ってきた。受け身にならない、自分の意見を言う、分からないことは質問しに行く。それらを事あるごとに実行してきた。あるいは、実行してきたつもりだった。だから、社会人になってもこれを活かせるとどこかで過信していたのかもしれない。だけど、入社して9ヶ月、それをいま全然活かせていないことに気づいてしまった。

何故だろうと考えた。環境の違いなのか、関わる年齢層の違いなのか、慣れや経験の問題なのか。考えた結果、ひとつ分かることがある。おそらく今は大学時代よりも、自分のための場や時間を与えられることが少なくなったからだと。
大学時代の授業では、講義が終わるたびに「今の内容で質問ある人いますか?」と尋ねてもらっていた。質問する場と時間を与えてもらっていた。ゼミもそう。「今の発表を聞いて意見や質問を言ってください。」と振ってもらっていた。手を挙げて意見する環境を設けてもらっていた。与えられたその場所や時間は安心して利用できた。(もちろん発言する勇気が必要だったのは当然だけども)

だけど、職場となったら毎回そうはいかない。分からないことは自分から時間を見つけて質問しに行く。周りに伝えたいことがあったら自分から呼びかける。意見や質問をする場、時間ではない時に声を上げる必要がある。それは、必然と周りの作業の手を止めることとなる。それが今のわたしにはしんどいことに気がついた。もちろん、発言することや質問することも仕事のうちなのはわかっている。むしろ必要であることも。ただ、大学のように「どうぞ」と与えられていないから、相手の時間を奪ってしまう申し訳なさとか、躊躇いとか、気遣いとか、いろんなことが出てくる。そんな気がする。

入社したてだったらこんなことも当然で、そんなことで悩んでかわいいな、くらいで済むのかもしれないけど、もう1年が経とうとしている。未だにこんなのでいいのかと焦っている。学生時代にもっとこういう積極性とかを身につけておくべきだったのかな。それとも自分の控えめな性格的に仕方のないことなのかな。
何れにせよ、今の環境で仕事をするうえでは、このしんどさと闘わなければならない。乗り越えなきゃいけない。同期はどうやって越えているのか、先輩はどんなふうに声をかけられたら応えやすいか、仕事のできる人はどうやって質問しているのか。日々日々観察して考えて、本や動画からも吸収して、という道半ば。休みの日もうまく息抜きできないことがあって、そこまでいくと良くないなぁとは思うのだけれど。

そんな悩みがたくさん。順調に先を行ってる同期を見ると、自分も上手に生きたいなぁと勝手に情けなくなる。情けなくなって、いやになって、怖くて、今もここに感情を書き出しにきた。明日も頑張らなきゃいけないからね。


今はそんな感じだけれど、それでも、いつか自分が先輩になった時に、こんなこともあったんだよって、周りに笑って話せるくらいになりたい、なんてことは想像してる。そうなれるように、もう少し頑張ってみる。

では。



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