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社会人1.5ヶ月目。

ゴールデンウィークという名のついた仕事の日々。いつもはスーツを着た人たちの行き交う街が、わかりやすく賑やかな5月の始めだった。同じようにジャケットやスーツを着た人を見つけては、頑張りましょうねと心の中で呟いた。

そんな時に大学時代の友人から、会いたいと連絡をもらって、限りある休みに合わせて再会。誘ってもらっておきながら、とあるレストランに行きたいという話をして、付いてきてもらった。会いたい人がそこで働いていたから。つまり、会いたい人に、会いたかった友人と会いに行った。そんな贅沢な時間だった。


入社前、社会人の言う「今度ご飯行こう」は社交辞令だと聞いた。その話を聞いて、だとしたらなんだか悲しいと思っていた。今度ご飯行こう、という言葉を聞くたびに、どうせ会えないんだと思わなきゃいけないみたいで。

だけど、そうとも限らないと知った。高校時代の友人にも、大学時代の友人にも会えた。もうすぐ、就職活動を終える後輩にも会う予定。上にも書いたように、会いたい人に会いに行くこともできた。お世辞や社交辞令が必要な世界に飛び込んだのは分かるけど、交わす言葉が全てそうじゃないというのは、これからも自分が自分で示していきたい。会おう、話そうと交わした人とはなるべくそれを果たしたい。


ただ、休みの日にそうして楽しむと、翌日の仕事はいつも以上にきつく感じた。バランスを取るのがまだまだ難しい社会人1.5ヶ月目。それでもなんだかんだやっています。

会社では、もうすでに次の仕事を考えている同期がいる。同じ場所で上を目指している同期もいる。
耳にするたび、自分も将来のことを考えて焦ってしまう。今が楽しければいいや、くらいのテンションで過ごしたいのに、そうも言っていられないらしい。目の前の仕事に夢中になっていると、先のことを不安に思う間もないのに、ふとした時に、それじゃあ成長に繋がらないのだと現実を見せつけられる。ここで立ち止まり続けるわけにはいかないのだと知らされる。そうすると、急に将来が、明日が、不安になる。この社会で闘っていけるのかなって、怖くなる。みんな、こんな不安と日々向き合っているのかな。将来を考えてわくわくするような日々があればいいのだけれど、今は怖いかもしれない。


そんな日々も、今は毎日好きなものに励まされ、踏ん張っている。なんとなく沈んだ朝も、明るい曲を流す。学生の頃は、気持ちに添った落ち着いた曲を聴いて涙していたけれど、今はあえて、そんな気持ちを吹き飛ばすような歌を。それが良いのかはわからない。自分の気持ちを放っているような気もするし、気持ちの切り替えになっている気もするし。やっぱり自分を理解するのは難しい。

そんな日々。


難しいけど、明日も乗り越えよう。


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