学校で友達ができなくても、心配しなくて大丈夫。

「友達ができない」ことで悩んでいる子どもや学生はかなり多いらしい。

私も小さいころから人の輪に入るのが苦手で、学校では友達ができなくて悩んでいた。

でも、大学を卒業してフリーターになって、いつの間にかその悩みは消えていた。

今回は、「学校で友達ができなくても、社会に出たらそんな悩みは消え去ったよ」という趣旨のことを書いてみようと思う。



私は、小さいころから引っ込み思案で内向的な性格だった。

小学校に入ってすぐ、仲良しだと思っていた女の子2人からいじめられた。

2年生に進級して、その後いじめはなくなった。小学校高学年のときにまたいじめに巻き込まれたこともあったけど、小学校は総じて楽しかった記憶がある。

中学校では、共学だったけど、女子だけの部活動に入った。いじめられることはなかったけど、気の強い女の子7人対気の弱い女の子3人という構図ができあがっていて、私は気の弱い女の子3人のなかの1人だった。部内での居心地は悪かった。

高校は、あろうことか女子高に入学してしまった。高校時代は楽しかった思い出がほとんどない。というか、ほとんど覚えていない。人間、思い出したくないことは忘れるようにできているらしい。

高校時代、私は、どこのグル―プにもなじめかった。無視されたりいじめられたりすることはなかったし、休み時間に隣の席の子とも普通に話していた。でも、どこのグループにも入れなかった。最初はグループに入ろうと努力していたが、3年生にもなると諦めの気持ちが勝って、私は一人でお弁当を食べていた。

高校までにこういう経験ばかりしてきたので、私は人と話すのが苦手で、人の輪に入れないダメ人間だと思っていた。



ところが。

大学を無職のまま卒業し(詳細は前のノートに書いてます)、私はバイトを始めた。

そのバイト先に、私はすんなりとなじむことができた。

仕事に必要な会話を交わし、暇があれば雑談に興じる。そんなこと、ダメ人間の自分には絶対にできないと思っていたが、意外とできるものだった。そして、いつの間にか雑談が楽しいと思えるまでになっていた。

今は誰とシフトが一緒になっても、問題なく働けているという自負がある。



思うに、高校までの人間関係は私には窮屈すぎたのだ。

高校までのクラスメイトたちはみんな秘密を共有して仲良くなっていたのだと思う。

私は必要以上にベタベタしたり、「○○さんにだけ教えるね!」みたいに秘密を共有して仲良くなったりするのはとても苦手だ。

でも、高校までは人とはそうやって距離を縮めるものだし、仲良くなる方法はそれしかないのだと思っていた。

今のバイト先の人間関係はバイト先だけのもので、バイト以外でその人たちと連絡を取ったり、遊びに行ったりすることはない。でも寂しくはない。

そういう関係づくりが私には合っているということだろう。

「仕事をきちんとこなして、その仕事で信頼を得る」

そういう関係の作り方が世の中にはあるし、そっちの方が私には合っているということが分かった。



だから、もし「学校で友達ができない」ことで悩んでいる人がいたらこう伝えたい。

学校で友達ができなくても大丈夫。

友達ができなくてもあなたはダメ人間なんかじゃない。

社会に出れば人間関係の作り方は変わる。


私が子どものとき、身の回りの誰かからこうやって声をかけてもらいたかったな。

今日のこの文章は、今の私が昔の私にかけてあげたい言葉です。

書いてみてすっきりしました。笑

今日はここまで。

読んでくださった方、ありがとう。

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