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連載:研究室インタビュー

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記事一覧

N0.33 市川貴之氏〜水素で社会を変えてゆきたい〜

 私たちは学生症候群という、仕事の納期をギリギリまで伸ばして追い込み型で仕上げるような、…

NTS Journal
3週間前
39

No.32 石原元氏〜世界と日本の漁業を維持したい〜

 JICA(独立行政法人国際協力機構)等での漁業支援活動を世界約40カ国で従事されてきた石原先…

NTS Journal
1か月前
26

No.31 制作逸話インタビュー『都市防災ハンドブック』〜日本を憂う心の集大成〜

 1970年代、134名の有志の拠出で創設された新橋の異業種交流会「サロン集(しゅう)」には様…

NTS Journal
2か月前
58

No.30 中村崇氏 〜リサイクルを社会システムに組み入れたい〜

 公益財団法人福岡県リサイクル総合研究事業化センターの代表である中村先生は、福岡市で3人…

NTS Journal
3か月前
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No.29 本間精一氏 〜プラスチックのすべてを語れる人〜

 戦後の高度経済成長を支えたのはソニー、ホンダなどの世界企業でしたが、家庭の豊かさを感じ…

NTS Journal
8か月前
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No.28 山野善正氏 〜いまこそ、食育の話題を〜Youtube「食育について」公開中

 一般社団法人おいしさの科学研究所 山野善正先生(理事長,香川大学名誉教授)は、活動拠点…

NTS Journal
11か月前
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No.27 原島広至氏 〜内なる学びの探究心は学校教育では叶わない〜

累計販売数73万部に到達する単シリーズ著者の原島広至 (はらしま ひろし)先生にインタビュー。早稲田中学・高校に通われて以来、「学校だけでは学べないものがたくさんある」と話され、高校生ですでに早稲田大学図書館に通い、聖書研究の傍らでドイツ語、ヘブライ語、ギリシャ語も独学で学習したと話されます。 ――どのような少年時代でしたか。 父親が建築設計士でしたので、家に設計の本が沢山ありました。小さい頃から図鑑が大好きでしたので、設計書を眺めながら透視図法を学び、建築の完成予想図の

No.13 杉本 裕氏〜CO2利活用モデル〜

 神楽坂の東京理科大学から葛飾金町のキャンパスへ研究室移転の最中にも関わらず、快くインタ…

NTS Journal
1年前
18

No.26 権田俊一氏 〜半導体薄膜技術の全容をまとめる〜

 1980年代の薄膜技術の全容をハンドブックにまとめ上げたのが、権田俊一先生です。その後も圧…

NTS Journal
1年前
96

No.25 堀越 智氏 〜今、求められる科学を究める〜

 ご専門のマイクロ波を利用する研究について、テレビなどでも解説される堀越先生のことを知っ…

NTS Journal
1年前
48

No.24 岩田忠久氏 〜バイオの力を追い求め、地球を守りたい〜

 風光明媚な錦帯橋と小説家宇野千代の生家がある山口県岩国市でお育ちになった岩田先生は、小…

NTS Journal
1年前
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No.23 渡辺 学氏 〜最新の冷凍・解凍技術がもたらすもの〜

 アップル創業者スティーブ・ジョブズは名門スタンフォード大学の卒業式で伝説のスピーチを行…

NTS Journal
1年前
44

No.22 山田一郎氏 〜ヘルスケアのセンシング技術最前線〜

 団塊世代という競争社会の中で、NTT生活環境研究所(現NTT宇宙環境エネルギー研究所)の所長…

NTS Journal
1年前
81

No.21 難波啓一氏 〜生命の起源を探る、電子顕微鏡の最新技術〜

「“宇宙は人類最後のフロンティア”と言われるが、私は“生命も最後のフロンティア”だと思う」と話される難波先生は、お誕生の命名祈願で「将来は研究者になるよ、この子は」と大阪天満宮で預言されたそうです。好奇心の塊のような少年に刻まれた預言の記憶はその後に生物や物理を深く学ぶという行動を誘発し、大阪大学基礎工学部に新設されてまもない生物工学科という当時はまだ珍しい異質な組み合わせの分野に進むことになったのです。 ――新しい分野の学科だそうですが、どこに触発されたのですか 「私は