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カミングアウトで嘘つき卒業

2つ目の記事からこんなタイトルですみません!
匿名だし隠しても仕方ないので話しておくと、普通に同性を好きになりやすい性質で、成人してからは同性としか恋愛関係に発展していません。

高校時代の友達にカミングアウトしたときのこと

今日は10年来の高校時代の友達と遊んでいて、その時に、2017年ごろ、私がその友達Aに私がカミングアウトした時の思い出話をしていました。

その頃私は大学生で、お付き合いまでは行かないまでも、明らかに友達以上の関係にある同性がいました。

でもまだ私は、「そんなことない、異性を好きになれるはず、異性とも関係を持てるはず」と、目の前の同性に夢中のくせにそんなことを思っていました。

でも、だんだん自分の心にも、友達との話で辻褄合わせに嘘つくのも、一人で抱えてるのも辛くなってきて、友達に聞いて欲しくなります。

そして勇気を出して、Aにカミングアウトしました。学内の人に話すわけにはいかなかったので、近くの大学に通っていた高校時代の友人であるAに話すことにしました。

私は相当テンパっていたので、当時のことを覚えてないのですが、今日、Aは当時のことをこう振り返っていました

「すっごい神妙な顔で、女の子を好きで女の子と色々あるって打ち明けてくれたよ。そうなんだ?ってこっちは気にしなかったから、その話の後、「今日アパート泊まって行っていい?」って私が聞いたら、「怖くないの!?大丈夫?!怖がらずに泊まってくれて嬉しい、ありがとう」って言ってきたの忘れられない、そんなに勇気が要ったんだなぁと思った」

もう全然覚えてない!まじでテンパっていた。
本気で怖かったんだと思う。

でも、打ち明けたことで、それ以降私たちは自分たちの恋愛を、男女でも同性同士でも同じテーブルで話すようになりました。

そうすると、辻褄合わせの嘘がなくなったのです。私の辻褄合わせる作業も無くなったし、何より、大好きな友達に嘘をつかなくてよくなった。

大好きな友達の前でありのままでいたい、嘘をつく背徳感を持ちたくない。
でも拒まれるのも怖い。怖がらせたくない。
カミングアウトはこの二つの気持ちのせめぎ合いでした。

でも結局は。好きな人とのことを一人で抱えられなかった、よっかかりたい。
Aは、なんでもないように聞いてくれて本当に嬉しかったです。

それから、少しずつ、カミングアウトする友達は増えていきました。
時代も追い風になりました。2020年代になると格段に世の中の同性愛への雰囲気が変わりました。

苦しい時代を生き、世の雰囲気を変えてくださった先人たちに感謝しております。

ビアンバーは年に数回は行くけど、別に積極的に恋愛したいタイプではないから、「界隈」みたいなのに属してるわけでもない。
私が恋愛関係になる人は「この人多分、ノンケじゃない、なんかそんな気がする」という嗅覚だけで自然に親密になっていくことが多いので、出会いの場も、学校だったり、同じコンテンツのファンのネット友達のオフ会だったり。普通の場所です。

去年、5年ぶりに恋をした

今も好きな人がいて、告白済みですが、友達と恋人の定義で何度も会議して、結局付き合ってないんですけど。同性だからといって異性と大きく変わらない部分もあれば、細かく吟味していくと、やっぱ同性だとめんどくさいなってこともあったりします。
で、でもやっぱり好き………(はいはい)

でもそんなあれこれも、男女と同じ「恋愛」という枠で一緒に悩んだり
笑い飛ばしてくれる友達がいて、すごく幸せです。

大好きなみんなに、大好きな人のことを、隠さなくていい。
カミングアウト怖いけど、頑張ってよかったなと思います。

いつか両親にも

まだ両親には伝えていませんが、母は察していると思います。
かつて母には「女の子が好きなんじゃないでしょうね?!」とキツめに問い詰められたこともあり、その時はなんとか嘘をつきました。
でも去年、お盆に帰った時に、妹が彼氏と同棲するしないの話してて、「結婚するつもりないけど、パートナーっていいなぁ」みたいなことを話していたら、母が「結婚してもしなくてもいいけど、パートナーいてもいいんじゃない?女の子でも男の子でも」と、言い出して「どうした?!?!」と聞いたたら「私たちもアップデートする時代なのよ、長い物には巻かれないとね」と言い出してびっくりしました。しかも、女の子を先に出すんだ……。
母はドラマ「きのう何食べた?」を見てハマったらしいです。あのドラマには、ゲイである主人公が母との関係について語るシーンが出てきます。もしかしたら、それを見て、これまでの私の発言を照らし合わせていたのかもしれません。
母は歩み寄ってる。でも私は、まだ嘘をついている。まだ怖い。
いつかは、両親にも、話せる日が来たらいいな、と思っています。

本日も乱文で失礼しました。
読んでくださり、ありがとうございました!

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