Der-shing Helmer氏によるこの作品は、更新頻度は少しゆっくりめなのだが、Hive Worksで自分が読んだ中ではもっともハードSFテイストの強い作品となっている。

主人公のマイケルは、本来優秀な科学者であり惑星探査ミッションの重要なメンバーのはず、だが…今の彼はさまざまなトラウマを抱え、チームからも面倒なお荷物と見られている、アレだ…ハリウッド映画にありがちな、任務中にもかかわらずよくわからない理由で感情を爆発させる面倒くさいオッサンである。

正直序盤はそういうマイケルの言動に付き合って話を読むのが面倒に感じる部分もあったのだが、話は彼が新任のクルー、レベッカと共に実地に惑星表面に探査のために降り立つことになってから動き出す。この惑星には数年前にマイケル自身が設計、トレーニングした人工知能ロボットリーヴァイが送り込まれており、予備探査を行うことになっていたのだが、リーヴァイからの連絡は今は途絶えている。マイケルはまず彼を探すことから始めたが、それは思わぬ方向へと彼らを導いていく…

今はかなり謎が謎を呼ぶ展開になっているので、更新が待ち遠しい作品の一つである。

作品へのリンク: http://www.marecomic.com/

Hive works: http://www.thehiveworks.com/