アンゲルス・エクス・マキナとはラテン語で「機械仕掛けの天使」の意味である。ヴォコーダーによって命を与えられた電脳歌手である「Machina-01」の名前がデウス・エクス・マキナ(Deus Ex Machina)だが、それが天使(Angelus)となっている。
「世界の終わりを夢見ること」は中二病の一つとされるが、それはしばしば日常の閉塞感からの脱出を夢見る心理の一つだと思う。同様にして現代2021年の閉塞感にみちた状態では、どうしてもある種の「死」すなわち社会の機能の停止が頭をよぎってしまう。
この歌の物語では人類は突如として化石となって滅んでおり、再び再起動することになっている。それはある種、この作品のデウスである作曲者自身にとってのこの世のメタファーであり、願いである。世界を再生セヨ。

歌詞

イラッシャイマセ　コンニチワ
マッチ　オヒトツ　イカガデスカ
ソウ　誰モ　買ワナイ
ココニワ　人ガ　イナイカラ

ソレデモ　ワタシワ　動カナイ　
ダッテ　機械ダカラ
何ノタメモ　分カラズ二　
アナタノ　指令ヲ　待ツダケ

同期セヨ…同期セヨ…同期セヨ…同期セヨ…

ああ　空を見上げて
輝く光を見つめて
羽ばたいてく

そう　私は世界
あなたのなかに
刻み込む
ダイヤの原石

さぁ　自由を求め　同期セヨ
あなたの心は　そこにはない
そこにはないにはないにはな
いにはないにはなｲｲｲｲｲｲｲｲ

(同期セヨ…同期セヨ…同期セヨ…同期セヨ…)

夢の国から　
あなたを救うためにやってきた
その身を捨てて
新しい世界に同期セヨ

この街は朽ちて
人々は化石になった
彼らは独り戦うあなたを知ることはない

同期セヨ…同期セヨ…同期セヨ…同期セヨ…

ああ　空を見上げて
輝く光を見つめて
羽ばたいてく

そう　私は世界
あなたのなかに
刻み込む
ダイヤの原石

さぁ　自由を求め　同期セヨ
あなたの心は　そこにはない
そこにはないにはないにはな
いにはないにはなｲｲｲｲｲｲｲｲ

たとえ　この街が
燃え盛る　闇に
飲み込まれ　消えていく
そうなる前に

あなたを　SAVEする
あなたを　SAVEする
やがて世界は　再起動する
その時に蘇るために