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気ままに作曲からネタ作曲まで自作を語る記事 (11)

「Soul Songs」 〜 深夜の2時間DTM 2021/3/27

深夜の2時間DTM。お題「沈没船をイメージした曲」。
これは昔見たちょっと悲しい夢に由来するストーリーをこめている。船が沈没し子供達の霊が「ハロー」「ハロー」といいながら水面に浮かんでくる夢である。
沈没船ということは状況によっては大勢の人が一斉に亡くなってしまった事態ということでもある。もし死んだ人間の残留思念があるのだとしたら、そこには物凄い思念があり、魂の激流がほとばしっているのであろう。
メジャーともマイナーともいえない、Dのドリアンスケールからなり、ピアノは3連符、ヴィブラフォンは2分割のリズムからなり、両者は揃うような揃わないようなグルーブ感で進んでいく。
さらにここに少年合唱が加わり、曲は荘厳さと浮遊感をさらに増して発展していく。
最後はピアノだけがのこりループする。ピアノは沈没船そのもののモチーフで、その中の魂はもう天へと登っていってしまったのだ。


(音程が)小さな世界

いきなりネタ曲になってしまい恐縮だが、これは白鍵で構成された「小さな世界」を微分音の音階に変換しただけの音楽である。
メカニズムとしてはまず、
・ド(C4)は共通の主音とする
・ドレミファ…/の白鍵盤の音階をすべて微分音回(ドド‡ド♯ド‡♯….)に変換する。この結果前後のオクターブも短縮されオクターブとは違う音程になってしまうが、それはそれでかまわない。

このニュアンスだと「世界が狭い」の歌詞がとても息苦しそうで笑える。なお、300RT 900いいねいただいたツイートでもある。


「黄金卿」 〜 深夜の2時間DTM 2021/5/2

深夜の2時間DTMお題「金ピカをイメージした曲」。

金の屋敷に住み、全てを見通す目を持つと言われる黄金卿。しかしその目が予言的暗示なのか、ある思想に取り憑かれた妄想によるものなのかは、彼自身でさえ分からないのだ。

〜黄金郷について (こんな書物はない)

金ピカというお題について、あえて悪いイメージで取り組んだともいえる作品。金は価値の基本となるため換金の投資としてはこの上なく大事なものだが、ある意味で歴史と権力を象徴する存在とも言える。
正しいかもしれないが押し付けがましいかもしれない。なお現代はさらに厄介なことに個人が個人の範囲で権威者になれる時代でもある。自分が正しいのかどうかを見分ける必要があるのかもしれない。

なお楽器編成は「権威」の象徴であるオルガンと合唱と鐘で鳴らされる。


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