オープン準優勝者へ。諦めるな!決勝ガチャを回し続けろ

こんばんは。今日の記事のターゲットは、「オープン決勝常連だが、決勝ではまだ勝ったことない…」という一番悔しい経験をしているあなたです。
2ヶ月前までの僕がまさにこれでした。
最初に言っておきますが、オープン準優勝常連と、準優勝したことがある人、は実力にかなり差がありますww
準優勝したことがある人、は簡単に優勝できるとは思わないでください。
数字で表しましょう。オープン優勝する適正な実力を100とします。
準優勝したことのある人、はだいたい80ぐらいです。
準優勝常連の人、これは100を超えていることが多い。
つまり、実力的には優勝レベルまできているのです。
そうじゃないと安定して決勝までたどり着く説明がつきません。

しかし勝てないのは、なぜなのか。
それは決勝で当たっている相手が実力が130,140ぐらいの相手だからですw
これが残酷な現実です。
詳しくは後で解説します。

オープン準優勝常連、出る大会はほぼ表彰される、という人の実力を以下に示します。例としてこの段階の僕は、

サーブ:スピードはないが、コース精度が高く安定している。ダブフォはほぼ0。
ストローク:相手からすごいのがこない限りミスはほぼ0。甘くなれば展開を創り決めきることも可。シコラーをベースに決定力も鍛えたため、基本隙がない。
ボレー:甘いのを決めきる程度。シングルスはぶっちゃけこれでおk。
スマッシュ:サービスラインまでなら決まる。
リターン:ファーストでも基本返せる、もしくは深く返せる。セカンドはコースをつける。

僕はこんな感じでした。今は上よりもう少しグレードアップしていますがw
まあこれでも、まともなレベルのオープンならよほどのことが無い限り予選落ちはなし、決勝も珍しくはありません。体感月4で出たら2回は決勝かな。当たり前のことを当たり前にこなせるという状態です。実力で言うと110から120。

しかし勝てなかった。
上記の状態になっても1年間、月に1回は最低決勝に行っていたがラスト1回が勝てなかった。それは、全国レベルのジュニアの存在ですww

彼らは穏やかな表情をした保護者(おそらく試合前から息子の優勝を確信している)とともに現れます。試合前には落ち着いた様子で入念にウォームアップをし、明らかに一般社会人とは違う、選手としての空気を醸し出している。
かれらはほぼ無尽蔵のスタミナを持ち、基本的にフィジカルで勝つことは不可能です。さきに体力が尽きるのもこっち。構えられたら基本エースをとられて終わりです。サーブも展開も速い。下手をすると20分かかるかどうかで試合を終わらされます。実力でいうと130以上はある。
それでもなんとか競りはするのですが基本勝てません。
5−5の30-0になり、あと2本取ったら勝てる、こういう状況まで追い込んでも、4本のスーパープレーによって逆転負け。こうなったときは本当に心が折れそうになりました…
何回思ったか。勝てるのがわかっているような試合なら、なんで出てくるんだと。

今は、悔しい経験をくれたことで結果的に成長できたことに感謝しています。

youtubeやXで、オープン優勝した方々と比べても自分は遜色ない、なんなら自分の方がうまいんじゃないか。そう考えていました。
実際本当にそうなんじゃないかと思います。
今読んでくださっているあなたもきっとそうです。
実際僕はこの状況を打破するべく、1年間JOP(jtaの公認大会)で修行しました。結果わかったのは、1年間僕の優勝を阻み続けた彼らは、JOPの人達と比べてもなんら遜色ない、中にはそれより上の人までいたと思います。
JOPにでて収穫だったのは、対戦相手の実力を数値化できるようになったことです。相手の頭の上にランキングが表示されているのですから。この実力の人がこのランクなのか、と。JOPに出ると、相手の強さが客観的な指標でわかるようになるのです。
JOPに出ることは非常におすすめです。

つまりあれら決勝は、草トーではなくJOPだったのです。
そこに気づいてください、。そうすれば楽になれます。

ここからが本題です。

・大会の出場頻度について
最低月2は出てください。理想は月3、4。そして月1は、市民大会の本戦や、JOPなど、目標としているオープン決勝レベルの相手が出てくる試合に出てください。JOPは基本最初から草トー決勝レベルが出てきます。
もちろん勝てる可能性は正直低いです。ですが、ここで大事なことは、彼らのレベル、世界観を理解し、体感し、馴れることです。
ここがないと、格上を食えなくなります。勝てる範囲を広げていきましょう。

・勝ちに行く大会を用意しろ
決勝までは行けるな、という大会を最低月1は用意してください。
用意したいシチュエーションは、自分は実力が120で、決勝の相手が80であるということです。僕が優勝した時は完全にこのパターンでした。これなら、相手が調子がよくて、僕が調子が悪くても、勝ててしまいます。調子がよくても相手が90で、自分が100だからw
問題はこの80、つまり「何かの拍子で決勝まで来てしまった、優勝レベルに満たない人」を決勝で出すことができるか、ということです。
これはもう試行回数をこなすしかありません。
つまりオープン決勝ガチャですw
ちなみに基本決勝ガチャは、実力が120以上、が来るのが当たり前だと思ってください。そういうものだからです…

勝ちに行ける大会として判定できる目安は、基本出てみないとわかりませんが、賞金なし豪華景品なしがいいバロメーターになります。こういう所に強者はあまり来ません。勝てるならもっと条件のいい試合に行くから。
一度でも決勝に行けた大会は、要チェックです。勝ちに行ける大会と判定してよいでしょう。リピ確定。逆に、3回以上出場して一度も決勝に行けてないなら、そこは脈なしです。勝ちに行く大会としては斬りましょう。むしろ、チャレンジとしての位置づけになる大会かも。

あと草トーは皆さん基本土日に出られる方が多いと思いますが、平日大会もおすすめですよ。検索サイトのおすすめは、断然テニスベアです。純粋に大会数が多いから、強者が分散しやすい。有名草トーと違ってベアの大会の方がすこしレベルが下がる傾向にもあります。平日という点もそう。土日よりレベルが若干低い傾向あり。これは出てみるとわかりますよ笑
人数も減るしね。
参加者も見るからに調整という感じで、あまり勝ちにこなかったりということもしばしば。ここをつきましょう。本気で勝ちに行くのです。
皆さんの目的は「オープンシングルス優勝」という賞状を手にすること。草トーのレベルなんかしったこっちゃありません。有名草トーで勝つのはまだ早い。

また、住まれている県だけでなく、同じ地方ならどこでも行くぐらいのフットワークの軽さを持ってください。レベルの高い地域に住まれている場合は、地元のみだと一生優勝できない可能性すらありますよ。これに気づくのに、僕は5年もかかりました…

・決勝の相手の足が急に攣るかもしれないじゃないか!
あまりにも決勝で負け続けていると、もうそこで満足したくなる人がいるかもしれません。ですがどうかそこで諦めないでほしい。大事なのは優勝する機会を最大化することです。最低月に1回は決勝へ行く機会を創ってください。この状態になれば本当に優勝は時間の問題です。だってすでに実力はあるのですから。あなたに必要なのは、何かの拍子に決勝に来てしまった80の相手を引くこと。ガチャを回し続けることです。
決勝の相手が強くても諦めないでください。急に相手の足が攣るかもしれないじゃないか。急な用事ができたとかで決勝でデフォするかもしれない。リードされている段階で急にこけて、捻挫するかもしれない。最後までしこり続けて、チャンスは見逃さずに展開を創ってください。彼らのようなスーパープレーができなくても、当たり前のことを当たり前にやり続ける。サーブをちゃんと入れる、ラリー創る、展開創って決める。これが一番大事。

ひとつの大会や地元の地域の大会で勝つことにこだわらず、いろいろな地域の大会に出て、ここはチャレンジの大会、ここは勝ちに行ける大会、と、いろいろ経験して、勉強してください。こうして実力はついていくのです。
本当に優勝の瞬間はすぐそこかもしれません。



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