「り」両津勘吉~最強の妄想代理人~

あけましておめでとうございます

さて、新年1発目の交換日記。
今まで通り、相方に対して書きつつも、相方の存在を知らない人にも向けて書いていこうと思う。

前回のごとごとを読んで

ということで、前回の相方の記事(”強がり”という困った性質)の感想から。強がりというのは人間誰しもが持っているものではないだろうか。「自分はあの人と違う」「自分は分かるけどね」など、私自身もよく思っていることである。また、知ったかぶりもする。人に適当に話を合わせる癖は直らない。毎回ピンとこないまま会話を合わせないといけないのも辛いが、「こいつ何も知らないな」と思われたくなくて、知ったかぶりをしてしまう。これもある種の強がりなのかもしれない。無理をして、自分を大きく見せて、一人になった途端に「小さいなぁ」と思う。なかなか難しい。結局見栄っ張りで、自分を過信しすぎてるんだろうなぁ…。だから強がりになる。
あと、友人にこのnoteの存在を教えているというのもここにつながるのだろうなと。自分のことを知って欲しい&この文章を評価して欲しい癖があるから、その欲求に応えてくれそうな友人に教えているのだ。
この文章を相方にだけ届けたいのならば、LINEでも使って送ればいい。そうしなかったのは、やはり今の自分の文章がどれだけの人に届くのか、私のことをよく知っている人にはどう思われているのかといった評価をしてほしいからだ。今まで、文章を書いてこなかったにもかかわらず、自分は文章が書けると過信していた自分を変えるためにこのnoteを書いている。それだけは改めて相方に伝えておこうと思う。そして友人もよければ私のワガママに付き合っていただきたい。
最後にここまで書いてきて思ったことを綴る。私は「自分勝手なかまちょ」だ。基本的に誰かに話を聞いてほしい。ただし、たまーに一人になりたい瞬間が訪れる。そのため、せっかく向こうがレスポンスしてくれているがすぐには返さないということが起きる。申し訳ない。が、これも私の一部である。これから改善していこうとは思うが、末永くお付き合いください。
話がだいぶ長くなった。とりあえず相方には辻村深月氏の「傲慢と善良」を読むことをオススメする。(理由は書かない)

何を書こうかな

さて、ここからは私のターンである。今回はり。りと言ったらあの人のことを書くしかない。そう、両津勘吉だ。「こちら葛飾区亀有公園前派出所」主人公の男である。基本的に、やることなすこと破天荒。とにかく人に迷惑をかけまくる。そして世の中を荒らすだけ荒らして消えていなくなることもある。しかし、自分の好きなことになると専門家以上の知識を持ち、それを駆使して仕事(副業はしていいのか?という疑問を持ってはいけない)を行い、経営術にも長けており最初は成功する。
そして、人情味あふれる行動をとったり、彼が働く超神田寿司(副業はしていいのか?という疑問…以下同文)の家族、特に檸檬とのエピソードは心があったまる。また、子どもの頃の勝鬨橋にまつわるエピソードも素晴らしい。

レッツエンジョイ!

そんな両津勘吉の何が好きなのかというと、先ほど説明した人間の全てを持ち合わせながら、人生をエンジョイしているということだ。
自分の好きなことをしながらも、時には人情的にもなる。もちろん痛い目には遭うし、全て成功するわけでもない。が、しかし、セリフの中には先見性あふれる言葉があり、人間の本質をついているものもありと、破天荒な両津からは想像できない地頭の良さを感じる。
カネに目が眩んで、金稼ぎを行う。趣味には金を惜しみなく注ぐ。自分の中でのモラルに反したら、全力で阻止する。などなど、人間として生きるうえで絶対に頭をかすめる考えを即実行しているのだ。ある意味、我々が想像していることのシミュレーションをしてくれているのかもしれない。それくらい人間っぽさを全力で表現している。これが好きだ。

「いやいやいや」

ところでこの作品はツッコミどころが多すぎる。例えば、2tトラックをぶん投げたり、ゴキブリと一緒に住んだり、自転車でオービスに引っかかったりなどなど。常人では考えられないことを行っている。それ以外にも、派出所の机は2個あるが、片方は大原部長・寺井・麗子・中川が話によって違う人が使っている。しかし、もう1個は両津の独占である。これっておかしくないか?なんで一人だけ机をわがものにしているんだ?しかも机の中も両津のごみや私物、賞味期限切れのおにぎりなど、とにかく詰まっている。おかしいでしょ。他にも、パトロールで両津と麗子がチャリで二人乗りしている。いや、一応警察官だよね?と思う。そして富士山駅伝では、他のチームはリレー方式で走らせているなか、大原部長は、足を骨折している両津に一人で走らせ、1位以外の成績を取った際にはクビという恐ろしくパワハラまがいの強要をしている。これらの事例でも分かるように、とにかく違和感を持つポイントが多いのだ。とかく両津がフィーチャーされているが、他のメンバーも中々なツッコミどころを抱えている。
常人(つまり日常)の世界で起きている出来事のはずなのに、非日常の出来事があまりにも多すぎる。日常の中の非日常性ってこういうことなのか?普段経験できないこと、生きているうえでは絶対に関わらないことをやってみたらどうなるのか・毎回お決まりの流れがあること・基本的には1話完結なことが長く愛されている理由なのかもしれない。

何を書きたかったんだっけ?

…あれ?こんな話でいいんだっけ。何を書いているのか分からなくなってきた。両津の話だ。とにかく両津は人間味が凄いということを話していたんだ。
人の持つ欲という欲。それを叶えてくれる。どこか自分じゃできないこと、私の場合は妄想癖を代理でやってもらっているような気がする。そうやって重ね合わせている自分がどこかにいるのかもしれない。それが両津の面白さなのかなということでこの話を締めようとする。

p.s.
水曜どうでしょう買い忘れてました。
近くの本屋に売っていたので、明日在庫があれば買いたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?