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2019.05.19 石北本線

天気あっての写真趣味。つい太陽のもと活発に動いてしまうが根っこのインドア気質が災いしてか疲れるのもまた事実である。前日のバリ晴れを頂戴して息切れ気味ではあったものの、この日も朝から文句なしの青空。ありがたい気持ちと持たない体力の釣り合わなさには悲しくなるばかりである。

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2019.05.19 瀬戸瀬〜遠軽
Nikon D7200 AF-S Nikkor 50mm f/1.8G

と言いつつも朝からハードな登山に挑んでしまった。薬師山俯瞰である。片道1時間のハイキングを経て頂上の強風に耐えてカメラを構えるお手軽ストイック撮影地なこの場所。北見峠と違って新緑はベストシーズンだったようだ。被写体はどうしても後追いのオホーツク2号になってしまうが、この広さなら問題ないだろう。文句なしの青空のもと、青と白の車体は軽やかに走り去っていった。


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2019.05.19 奥白滝(信)〜白滝
Nikon D7200 AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8G ED VR II

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2019.05.19 白滝〜下白滝(信)
Nikon D7200 AF-S DX Nikkor 35mm f/1.8G

薬師山から下り、そのままオホーツク1号の撮影地を探す。あまり良いところが思い浮かばず、安易に上白滝の跨線橋から橋を渡るところを抑える。案外背景の新緑は悪くなかった。次いで大雪2号は、旧白滝の耕作地と絡めてパシャリ。背景の雲もこれくらいなら汚くは見えないだろう。


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2019.05.19 愛別〜中愛別
Nikon D7200 Ai AF Zoom-Nikkor 24-85mm f/2.8-4D IF

午前の撮影を終え、一気に北見峠を越えて上川側に戻ってきた。水田が広がる愛別の平野で足元がスッキリする場所を探してさまよう。水入れが始まった景色はまさに初夏の風景。できれば水鏡に……!と思ったが、さすがに昼過ぎ、風吹く時間な現実はどうにもならなかった。


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2019.05.19 伊香牛〜愛別
Nikon D7200 AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8G ED VR II(1枚目)
Nikon D7200 AF-S Nikkor 50mm f/1.8G(2枚目)

愛別駅から平野を一望できる俯瞰撮影地。昔は車でも行けたそうだが、今は行こうとは思えない未整備林道となっている。山の上でのんびりと特急を待ちながら、キハも撮り下ろす。時折流れるゲリラ雲と列車がかち合わないことを祈りつつ、本命の特急は広めの構図で決めることができた。ところで、写真左の石狩川、増水したらすぐに水田に水が入りそうなものだが、大丈夫なのだろうか。


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2019.05.19 愛別〜中愛別
Nikon D7200 Ai AF Zoom-Nikkor 24-85mm f/2.8-4D IF

山を下り、再び水田沿いに三脚を据えた。幸いきょうも夕日を拝むことができそうで、田植えを待つ水田もしっかりその姿を反射させていた。踏切が鳴り、大雪3号が遠くから近づいてくる。期待通り、ハイデッカー車の窓がいい具合に反射する。正面に全く日は当たらないものの、列車の存在感は悪くない上がりになった。