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Shadowverse EVOLVE BP06「絶対なる覇者」環境 超越ウィッチについて


初めまして。
マサヤ最強伝説と申します。

久しぶりに記事を書いたので、読みづらい部分があるかと思いますが、お手柔らかにお願いします。

軽い自己紹介として、2022年9月までアプリシャドウバースのプロとして4年半ほど活動していました。
昔からウィッチが好きで、エボルヴでもウィッチを使い込んでいます。

BP06「絶対なる覇者」環境ですが、《陰陽の開祖・クオン》の登場により《次元の超越》を主軸とした『超越ウィッチ』が環境トップとして躍り出ました。
現在は『超越ウィッチ』を中心にメタが回り、様々なデッキが競技環境で見られます。

自分の今期の実績としては、

6/24 193秋葉原CS(64名):TOP4
7/1 ドラスタ秋葉原CS(64名):TOP8
7/8 FIVE CARD坂戸CS(56名):TOP4
7/9 カードシークレット:4-2 オポ落ち

優勝こそ出来ていないですが、3/4予選抜けとそこそこアベレージが高く、自分でも得意な環境だと自負しております。

今回の記事は『次元の超越』のデッキレシピについてと、よく当たる対面の立ち回りについて記載していこうと思います。

⬛︎デッキリスト


こちらが直近のCS大会で使用したデッキリストになります。
陰陽師・フォロワーを多めに採用した、様々な対面に対応しやすい構築を意識しています。

いわゆる自由枠のカードや採用していない採用候補のカードについて解説しますが、テンプレート的に入っているカードの解説については省きます。

⬛︎自由枠について


《ウインドブラスト》


ほぼ必須だと思っていますが、採用していない方もいるので一応自由枠として入れています。

前提として、1枚しか採用されていないカードは《マーリン》のファンファーレによるサーチ、もしくは進化時能力での使用を前提としたカードになります。

《ウインドブラスト》も例に漏れず、《マーリン》からのサーチで引っ張ってこれる選択肢として採用されていることが多いです。

基本は1コス2点のスペルですが、SC10を達成していると1コス4点という破格のスペックのスペルカードになります。

《不思議の探求者・アリス》や《不殺の使徒》といった環境でよく目にするフォロワーを1コストで処理できるので、回復しつつ面を処理できたり、《エンジェルスナイプ》だと全処理できない面を全処理したりと小回りの良さが評価されている点だと思います。

ただ、クイックが付いておらず、序盤においては《エンジェルスナイプ》の方が強力なこと、1コスト除去を入れすぎると手札が細くなってしまうことからあまり多く入れておらず、《マーリン》でサーチできるカードとして1枚採用しています。

《クラシカルソーサラー》


陰陽師・フォロワーを多く採用しているデッキだと高確率で採用されているカードです。
中盤以降に面を作りながら回復ができ、守護も置ける万能カードです。
特に《陰陽の開祖・クオン》との相性が良く、ファンファーレで場に出した《天后》に守護が付き、オーラと守護を合わせ持ったフォロワーで盤面を作るのがとても強力な動きになります。

ミラーマッチでも強力で、相手のデッキに《フレイムデストロイヤー》が入っていなければリーサルターンを遅らせることもできます。

ただし、序盤に引いてしまうとファンファーレが発動できず《ペンギンウィザード》で捨てることも出来ないカードになるので採用枚数は構築によって変えた方がいいです。

《コールチェイン》


フォロワーをサーチできるスペルとして優秀なカードです。
《次元の超越》自体は《マーリン》でサーチすることができますが、フォロワーをサーチできるカードはないので、それだけでかなり価値のあるカードです。
序盤に打って《カースエンチャンター》や《マーリン》を加えて次のターン以降の準備をしたり、終盤にフィニッシャーを加えてリーサルを取れるようにしたりと色々な場面で活躍してくれます。
SC効率はあまり良くないのと、2コスト使用して相手の面に触れていないので、序盤に被らないように1枚だけ採用しています。

《式神の使役》


他の陰陽師カードと相性が良く、擬似的に《ペンギンウィザード》のようなことが出来る便利なカードです。
2コストのスペルですが、スペルチェイン効率は2/2なので1コストスペルと効率的には変わらず、7枚以上スペルもしくは陰陽師・フォロワーが墓場にあると1枚ドローが付いてくる破格のスペックを誇っています。

スペルチェインにラグがあるのと、2コストで2/2出している行為自体は大して強くはないので採用枚数は抑えてます。

《白霜の風》


破壊耐性やダメージ耐性のあるフォロワーにも有効な2コストのバウンスカード。
SC10で手札ではなくデッキトップに戻すので、リソースの少ないアグロ系統のデッキ相手はドローロックをして詰ませる能力も高いです。

クイックがある性質上、ミラーマッチでは相手がSCでコストの下がる系のフォロワーをプレイし、墓場のスペルを消滅させ《次元の超越》をプレイした後に《白霜の風》を相手のSCフォロワーに打つと、そのターンのリーサルを回避しつつ相手の墓場リソースを失わせることが出来るので、ミラーマッチではその部分も意識してプレイします。

現環境はミラーも多く、《フェアリードラゴン》を採用した『アマツエルフ』など、《烈火の魔弾》に強いカードを採用したデッキも出てきましたので、採用枚数は環境初期より増やしてもいいかもしれません。

《魔力の蓄積》


フォロワーの多いデッキでは採用しずらいカードですが、このくらいの比率なら入れてもいいかなくらいの認識です。
《マーリン》で打てるスペルの選択肢を増やすのにも便利なカードなので自分はかなり好きなカードですが、鬼呼びなど入れる場合は減らしてもいいかもしれません。

《運命の導き》


ミラーに強力なカードですが、対超越を意識しているアグロ系のデッキにはあまり使うタイミングがないカードになります。
《マーリン》から使用するとSC10達成で1PP《マーリン》進化ができるので、1PP進化用として、少なくとも《コールチェイン》か《運命の導き》どちらかは採用しておくと使い勝手がいいのでオススメです。

《精神統一》


回復スペルで、バーンデッキやアグロデッキに対して強力な対抗手段になるカードです。
基本は《マーリン》の進化時能力で墓場から使用することが目的で採用していますが、手から打つことも全然あります。

場が埋まっていると打点が出づらいデッキに対しては、盤面ロックカードとしても優秀な一面があります。

ただし、SC効率が良いわけでないので、《マーリン》サーチできる用に1枚採用にしています。

《カースエンチャンター》


現環境最強レベルの盤面処理能力を持つ陰陽師・フォロワーになります。
このカードだけで、最大3体のフォロワーを処理することが出来、処理能力がターン1の起動効果なので相手にとってはなるべく除去に行きたいフォロワーでもあります。

『超越ウィッチ』をメタっているアグロ系統のデッキに対してとてつもなく強力で、このカードさえ引けていれば有利不利が1枚でひっくり返るレベルです。

SC効率も悪くなく、文句なしの3枚採用になりました。

⬛︎採用候補カード
《鬼呼びの導師》


場に出る式神・フォロワーの攻撃力+1して突進を持たせ、進化時に1体《形代》を出す3コスト1進化カードです。
縦置きに対してあまり置くことが出来なかったのと、ミラーではあまり強くなかったので採用していなかったのですが、最近『アマツエルフ』が増え、《フェアリードラゴン》やその他顔を殴ってくるフォロワーに対して《カースエンチャンター》よりも早いターンで対応することが出来るので、現在はこのカードを採用する構築を研究しています。

《闇魔法の教師・ハインライン》


SCを稼ぐ速度が尋常じゃなく、このカードを採用している『超越ウィッチ』からは5ターン目ぐらいに《陰陽の開祖・クオン》が飛んでくることもあるぐらい強力なブーストカードです。

カードの性質上、デッキのスペルカードの比率を上げないといけないので、必然的にアグロ耐性が《闇魔法の教師・ハインライン》不採用デッキよりも劣ることが多いです。

環境次第ではこのカードを主軸とした『超越ウィッチ』の方が戦いやすいこともあると思いますが、現在流行っているアグロ系のデッキに対して勝ちづらいので、自分はこのカードを採用していないリストを愛用しています。

《大紅蓮》


SC10達成で5コスまで下がる7コスト6点AOEカードです。
地味にリーダーに3点入るのも偉くて、リーサルの手助けをしてくれることもしばしばあります。
地味にマーウィンで詰みにくくなったりミラーの先展開をひっくり返したりすることがたまに出来るので意外にも可能性を感じるカードです。
欲しい時に間に合わないことがそこそこあるので自分は採用していないですが、入れててもいいカードだと思ってます。

⬛︎マリガンについて


基本的には《ペンギンウィザード》を探していたりするんですが、『たまごビショップ』対面には《カースエンチャンター》を探しに行きます。ビショップとしかわかってない時でも大方卵のことが多いんでエンチャンターキープでいいと思います。あとは結構感覚的にマリガンしているところがあるので、あんまり言語化できないですが、この手札キープしますか?とか聞かれたら答えられるので質問してくれれば答えます。

⬛︎よく当たる対面の立ち回りについて


ここからはよく当たる対面でどんなことを意識して立ち回るかを記載していきます。

●エルフ対面
1番環境にいるアグロ系の『コンボエルフ』対面についてになります。
今1番『超越ウィッチ』に強いと言っても過言では無いデッキですね。
ハインライン型だとほぼ勝てないと思います。

序盤は『たまごビショップ』対面同様ノータイムペンギン横などせず、相手の《森林の撃砕者》進化で上踏みされたらその後の展開が崩壊するのであれば、縦置きして相手に踏ませないようにします。
逆に《不殺の使徒》前で《烈火の魔弾》や《魔女の雷撃》などなく、《見習い魔女と長い夜》を持ってる場合などは相手にペンギンを踏ませて取るなどもあります。
中盤以降は、《カースエンチャンター》で上手く面を捌きながら、《クラシカルソーサラー》と《陰陽の開祖・クオン》で守護オーラを立てれるとバーンダメージの少ないアグロエルフには勝ち切ることができます。

また、コンボを達成させないようにフォロワーを縦置きして盤面をロックして勝つことも多々あるので、ある程度盤面ロックは意識して立ち回る方がいいと思います。
幸い回復札はあるので、盤面ロックはしやすいデッキです。

最近のデッキは《キングエレファント》が入っていないことが多いのと、《エルフの少女・リザ》や《ブレスフェアリーダンサー》が採用されてることもあるので、PP残すより先に除去打つ方が基本的には裏目が少ないです。

●ウィッチミラー
ここでは『超越ウィッチ』ミラーについて記載していきます。
『超越ウィッチミラー』は基本的に先攻が有利なマッチになり、特に《闇魔法の教師・ハインライン》が入っていると勝ちやすくなるマッチアップになります。

序盤はとにかくSCが溜まるように動きます。
ペンギンの有無で結構違うので、ペンギンを取れるカードがあるのであれば無視せずしっかり処理した方がいいです。

5,6ターン目から盤面を作ることを意識し始めて、相手の7ターン目を迎える前にクラシカル+クオンを決めることができれば後攻でも勝つことが可能です。

また、《白霜の風》を構えて相手のリーサルに備えることが出来ればずるずるとゲームを伸ばすことも出来るので、《白霜の風》はミラーマッチだと大切な1枚になります。

PPや場、手札などがあまり残っていない相手の意表をつけるターンで《陰陽の開祖・クオン》を出すことが出来れば、対応にPPを使い、リーサルに備えることが難しいので、適切なターンに《陰陽の開祖・クオン》をプレイして、盤面で勝つこともある程度意識しましょう。

●ナイトメア
『真紅ナイトメア』対面についてから。
意外と自分のライフを削る速度が早く、回復がほぼ無い《真紅ナイトメア》は、《パンクデビル・デモニア》さえ上手くどかせれば逆リーサル取ることが出来ます。
また、ライフを0に出来なくても、1にしてしまえば相手の行動をほぼ制限することが出来ます。
『真紅ナイトメア』対面以外にも言えることですが、一旦自分の手札から何点出るか考えてからプレイの方針を考えます。

これの応用で、『真紅ナイトメア』は縦置きを取る事が苦手なので、縦置きを通して2ターンかけてリーサルを取ることも視野に入れます。

アグロ系のデッキ相手だと守りの思考になりがちですが、《ウールヴヘジン・アラガヴィ》もナイトメアにいる以上、この対面は守りきるより削り切るほうが勝てると思ってます。

次に『ハンデスナイトメア』についてですが、《大妖狐・ギンセツ》の守護が面倒なのと、《沈黙の絶傑・ルルナイ》のハンデス+コストアップが結構きついですが、それでも有利認識の対面です。

相手の《大妖狐・ギンセツ》の守護に付き合ってたらいくらリソースがあっても足りないので、相手が《大妖狐・ギンセツ》出してきたらロック気味に無視します。
逆に《大妖狐・ギンセツ》だけ取るのはアリですね。トークンの攻撃力も上がらなくなるので、よりロックしやすくなります。

●ビショップ
まず、『たまごビショップ』対面から。
そこそこの数がいる『たまごビショップ』ですが、『超越ウィッチ』は『たまごビショップ』にかなり有利なデッキタイプだと認識しています。

《アンドロメダ》がいるから相手のターンに除去打つようにPPを残さない、《悪魔のエピタフ》がいるからペンギンは先攻2ターン目に横にしない、みたいな前の環境で『超越ウィッチ』がやっていたことは今期ももちろんやりますが、《カースエンチャンター》の登場で体力4ラインが並びやすい《たまごビショップ》はかなり面で勝ちづらくなり、逆に超越側に面を作られて《ハンプティダンプティ》を切らされることも増えてきたので、かなりやりやすい対面になりました。

《精神統一》や《クラシカルソーサラー》といった回復カードも刺さりやすく、序盤から面を押し付けられなければあまり負けることもないです。

自分は結構やるのが、相手の後手2ターン目の動きが《アリスの冒険》で《不思議の探求者・アリス》サーチだったりすると先攻3ターン目の《マーリン》が生き残って帰ってきたりするので、盤面的に余裕があったり、《暗器使い》出されても問題なければそういうプレイもありだと思います。


次に『マーウィンビショップ』対面ですが、先攻4ターン目《安息の絶傑・マーウィン>→6ターン目《ジャンヌダルク》の動きは超越相手にかなり強力で、何も対策していないと簡単に負けます。

ただし、しっかりそれに対して準備をすれば、ほぼ負けることのない対面だと思うので、相手の一番強い動きに対して回答をもっておけるようにしましょう。

例えば相手が先4《安息の絶傑・マーウィン》縦置きENDしてきたら、適当に《ペンギンウィザード》全力ブーストとか《マーリン》で全力ドローみたいなことをするのではなく、自分のEXターンの最後に、《ペンギンウィザード》を縦置きにしていれば、相手が《ジャンヌダルク》を進化して《安息の絶傑・マーウィン》の体力を10にしてきても、《ペンギンウィザード》と《マーリン》進化と《陰陽の開祖・クオン》で取ることができるので、相手の体力10の《安息の絶傑・マーウィン》に対してどう対処するかは考えてプレイしましょう。

■最後に

あくまで自分の意見ですので、参考程度にとらえていただけると幸いです。
自分はGP大阪出場しませんが、GP大阪出場する方は頑張ってください!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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