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泣いても大丈夫!~毎朝大泣きしていた娘の話~

ご覧いただきありがとうございます!

先週下の子が幼稚園に入園して、久々の幼稚園生活スタート。
息子は今のところ泣くことなく、にこにこ登園。

同じクラスに朝大泣きをしている女の子がいて。
顔を真っ赤にさせながら、小さな体全身で、全力で、
「おかーさーん、おかーさーん」
声を振り絞って大きな声で叫んでいて。

その姿に胸がきゅっとなって、思わず背中をさすって声をかけた。
「大丈夫、大丈夫だよ。
 おかあさん、ちゃんとおむかえにくるからね。
 めっちゃがんばっててえらいね。」

上の子が入園した時。
靴箱前で私と離れる時、
それはもう、すごい爆音で泣いていた。
早生まれの小さな体で、見た目は大人しそうなのに。
幼稚園中に響き渡る声で。

「かっかーーーーー!!!!
 いかないでーーーーーー!!!!!
 ぎゃーーーーーー!!!!!!!」

泣くだけじゃなくて、毎回全力で暴れて。
朝、テンションを上げながら、
キティちゃんのゴムで結んだ髪の毛も、ボサボサになって。
私の手を力一杯引っ張って、
最後の最後、いつも指が抜けるんじゃないかと思うくらい懸命に、
私の小指をつかんでいた。

「ちゃんとお迎えにくるから!大丈夫だから!!」
手を振りほどきながら、何とか先生にバトンタッチして、
「すみません」と謝りながら急いでその場を離れる日々。

入園当初は、他にもしくしく泣いている子がいたからまだよかった。
段々泣く子は減ってきて。
それでも、うちの子だけ泣いていた。

毎日、毎日。

「かわいいね。ママ大好きなんやね。」
「いつか泣かずに通えるよー」
優しく声をかけてくれる人が多かった。
「も~ほんと離れる時だけ毎日すごいんだよね~笑」
と笑顔で返しながらも。。。

変な子って思われてるかもしれない。
扱いづらい困った子って白い目で見られてるかもしれない。
いつか泣かなくなるって、、、いつ?

不安でたまらなかった。

お願いだから、もう泣かないで。
お願いだから、もう慣れて。

結局年少の3学期にやっと落ち着くまでずっと続いた。
そして、年中になって主人の転勤に伴って転園すると、また復活!笑
お迎えに行くとケロッと楽しんでるのに、
朝のお別れのときだけはずっとずっと大泣き。
今思い出せば、可愛い笑い話だけど、
当時の私は周りの目が気になって、“普通”でいてほしくて辛かった。

「ねぇ。。。小指痛かったでしょ。ごめんね~」
幼稚園の思い出話をしていた時に、9歳になる娘が突然言った。
「毎日、門のところまでは、今日は絶対泣かないぞ!
 って思ってたんだけど。
 いざ離れると思うと、もうどうしようもなかったんだよね。。。」

3歳の時には言葉に出来ていなかった葛藤。

「お願いだから、今日こそ悲しい気持ちが出てきませんように。。。」

誰よりも思ってたのは娘の方だったんだよね。

コントロール出来ずにこみ上げる感情に飲み込まれる感覚。
頑張ってその気持ちと向き合ってきたんだよね。

毎日泣いてる=何もできていない
じゃない。
目には見えないけれど、
沢山の気持ちと向き合って、
ちょっとずつちょっとずつ、自分の気持ちと付き合う練習をしてた。
本当にわずかなステップだけど、昨日より今日、今日より明日って積み重ねてきてた。

何だかタイムスリップしたように、
幼い頃の娘を思い出して、もう一度ぎゅーっと抱きしめたくなった。

うちの子みたいに長~~く泣き続ける子は珍しいかもしれないけれど笑

いっぱい泣く子もいれば、全然泣かない子もいる。
親からしたら泣かない子の方が「安心」だけど。
毎日泣いているだけのようでも、
自分の抑えられない気持ちと全身で全力で向き合ってる。
それはいけないことじゃない。
無駄なことじゃない。

だから大丈夫。
信じてあげたら大丈夫。






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