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少年Aは

 どうもこんにちは。
 私は元少女Yです(笑)。


 これは世代的に琴線に引っ掛かります。私の心がポロンと鳴ります。いや、ポロンじゃないな……ドンガラガッシャーンくらいかな。

 やばいな。

 どれくらいやばいかというと、犯罪心理学と発達心理学の究明を阻害するくらいの被害は被ったかもしれませんね。だってZ世代の天才がこの事件に着目して、ノーベル級の論文を発表したかもしれないのに、もう絶対にそれはないんですね。

 削除した関係者には、追い打ちを掛けてしまう。もしかしたら激務とか、パワハラレベルの圧迫された環境下での作業かもしれないけれど。そうなら、自分なら同じく対応できなかったのかも。
 でも、消されないかなめの事件だったとは思う。


 でも、これは私だけの感覚かも?

 この事件で、少年法が改正されて、適用されるのが16歳未満から、14歳未満になったわけで。

 コレが施行されたとき、私自身はまさに、あと数ヵ月で14歳になるってタイミングだったのです。

 学校で先生が述べたとき、正直、思いましたね……「あ、なんかやっちゃうなら、今の内なんだな」って(笑)。結局やらなかったけどね。


 でも、何か犯罪に抵触することをしても、更生の道を取れる。そんなチャンスがある。モラトリアムがある。それって、恵まれた権利なんですよね。

 権利の中でも恵まれているのではないでしょうか。だって、意識的にやっても、猶予がもらえるんですよ。本来は、未発達な状態で(≒無邪気に)犯した子が、重い刑罰を受けないようにする制度ですよね?

 その猶予が、2年も狭くなったんです。

 なんでか?
 ……サカキバラセイトの影響です。


 ただ、この記事を受けて考えた結果、私みたいな感覚を持ったかもしれない別の方の存在に気づいたり。


 以前、成人年齢が20歳から18歳になったじゃないですか。これって、刑罰対象だけれど、実名報道されない未成年者の対象が下がっているんですよね??

 期間は同じ2年です。
 いわば、私と同じです。

 成人年齢の場合は「2年早く大人扱いされる」「酒が飲める」「いろいろできる」みたいな側面もありますね。ただ……犯罪に留まらず、借金責任やら、投票権などのプレッシャーなどもありますよ。

 少年法の期限が、第2のモラトリアムの始まりなら、成人年齢は終焉ですから。いろいろありますよ。人生いろいろ。

 まぁ、今18・19歳の人は、今は犯罪をしたらもったいないと思っているんでしょうね(笑)。
 私と似た心地になれば良いです。今だけなんだから。


 少年Aたる彼のことは、本名は知りません。検索すれば、本名はわかるかもしれません(拡散されているらしい)。でも、私は見たことがない。見たくはない。いつまでも「少年A」でいて欲しいと思う。

 少年Aは、いつだっている。
 境界線にね。

 そこに居ることで、いつだって問い掛けてくるんです。
「どうして僕はこうしたの?」
「どうして僕はここまでしたの?」
「どうして僕はこうなったの?」

 神戸連続児童殺傷事件の犯人とは生き写しの(顔も見たことが無いのに)彼が、私に問い掛ける気がする。

 答えたくても、その引っ掛かりとなっていたはずの資料が失われて、真実に辿り着けない現実があるのです。



 あー、破棄されていたかぁ。


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