別の切り口

ものごとにはいつも別の切り口があって、
ある方向から見ていても理解できない。

そんな風に思うようになっても、
日常はいつも、いつのまにか一方から見ている。それがなぜかも気付けずに、ただただ過ぎていってしまう時間だけを認識しながら、もっと何かが流れていることに気づけないんだなあ。

私が思うあれやこれやより、
きっともっと上等の何かがあると信じ込んで、
今日も明日も過ごしていく。

そんな毎日は嫌

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戦略的モラトリアム【大学生活編④】

日付 6月某日 梅雨はどこへ?

常夏の楽園ベイベー

東北では感じたことのないような暑さが僕を襲った。ジリジリと照りつける太陽とネトッと絡み付く湿気。そして、時折やって来るゲリラ豪雨。

大学の初体験の他にもこんなにも未体験があったとは……。それはそれで楽しいことなのだが。ごった返すような大人数の講義、教室移動で軽い運動と、耳にはお気に入りの音楽で毎日を埋めていった。そして、こんな社会不適

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モラトリアムを楽しんで

生き急いでいたんだと思う。失敗ばかりの私に、成功しなくてもはるちゃんだよと彼は言ってくれた。

モラトリアムを楽しんで。

一気に溢れる涙、今まで強がっていたんだ。

8月17日。世界一周とバギオ留学スタートの日だ。一生モノの記念日を迎える2日前、私を大きな不安が襲う。

今から日本に長くて8ヶ月いなくなる。大好きになった宮崎にずっとずっと住んでいたくって、ねぇこのままここにいちゃダメかしら?変わ

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ルポ・空港とモラトリアム(その2)

松山空港で私が(私を?)待っていた飛行機は、欠便が決まった。ぶっ壊れたんじゃない?よくわからない。
ケチらずに昼の便を取っていれば、朝早く起きることも途方にくれることも必要なかった。
22の夏は今しかなくて、この8月を半日無駄にしてしまったことが何故だか無性に惜しくなって、運の悪さに辟易していた。そして、買ったばかりのウェッジソールでキャリーケースを移動させていたら、盛大にすっ転んだ。

痣ができ

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ルポ・空港とモラトリアム

松山空港の出発ロビーは、根無し草たちでごった返していた。
きっとここで聞こえる四国訛りも、東京に到着した瞬間空間移動の洗礼のようき、人々のコミュニケーション空間からすっと消えていく。
羽田行きの飛行機は機材点検のために、30分以上も遅れるというアナウンス。
どよめきが起きる。
短絡的なのだ。
私は思った。
8月になると、恒例のようにテレビから吐き出される黒焦げになった機体の残像が脳を掠め、機材点

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シャイニング

久しぶりに、映画を観てみようと思ってNetflixを開いて、真夏だし23時だしホラーだな。と決まり、ラインナップを見ていくと、怖い。正直ホラーは苦手で、切る系の怖さにはめっぽう弱く、そのラインナップにたじろぎながらも、観れそうな映画を10分ほど探した結果、そういえばシャイニング観てみよう!となったのでした。

キューブリックは好きだし、もう随分前にやはり真夜中に半分寝ながら観たものだから、もう一度

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含みおく。

含み送ってどんな感じっていうのを、今日たぶん生まれて初めて真剣に考えたのです。なんとなく表現は知っているけれども、その言葉についてじっくり考えたことはないのは不思議だなあと思いました。言葉が連続して発されることで意味を持って、会話をしたり文章を読んだりしているのに、目の前にある。もしくは、聞こえてくる声。を、なにかの意味と瞬時に判断して、それのついてじっくり考えることはないんだ。含みおく。なんて考

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戦略的モラトリアム【大学生活編③】

5月初旬 鬱陶しい花粉症と蒸し暑さの足音。

葉桜からの木漏れ日が、ギラギラした大学生活をレジャー気分に変える。カリキュラムが始まった。前期試験が7月から始まる。このことを念頭に入れ毎日を綱渡りのように生きるか、いや、もしくは部活やサークル、はたまた合コンやら飲み会やら、そんな世俗にかぶれた大学生の日常に埋もれるか。

集団生活なんて本当に久しぶり。あの鬱陶しかった高校生活や中学生活のように周りの

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帰り道

やっと迎えた夏季休暇だったけど、気づけばそれも明日を残すのみ。寂しさを感じながら祖母の家から帰っている途中です。

祖母の家はクーラーが設置されてなくて地獄の様な暑さを味わっていました。
昔はこんなに暑くなかったよね〜なんて言ってましたが、本当に地球暑くなってしまったよね。とてもつらい。

車も自由に運転できる状態じゃなかったので、ダラダラしてるしかなかった。

それがあって子ども時代にかえった気

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