フルタヨウスケ

グラフィック・写真・映像を行ったり来たりしながら全国を放浪する借りぐらしのフルエッティ…

フルタヨウスケ

グラフィック・写真・映像を行ったり来たりしながら全国を放浪する借りぐらしのフルエッティ。主に鎌倉、美濃、八丈島。http://anpw.cc

最近の記事

離島の拠点づくり#002

メインの仕事場になる2階室内は結構ディテールありすぎるから、もっとスッキリさせたい感じ。 ベニヤか石膏ボードか…

    • 離島の拠点づくり#001

      なんかやってるんだかやってないんだかのNOTEですが、八丈に拠点を構えるべく場所を借りたので、覚え書き的に記録をつけようかなと思います、適当に。 外観こんななんやで。 八丈島で代表的な玉石垣がある大里地区の1番奥。 前はお店をやられてて空いたので縁あって借りられました。 とりあえず中の掃除とケルヒャー。 威力が強すぎて塗装を剥がすあるある。 上から塗るからいいけど。 これから内装をDIYするんだがいつ完成するんだろ…

      • 宝桃園-自然と人との共同作業- / 宝桃園PV公開によせて

        僕の仕事の方向性を変えた大きな出会いの1つはこの宝桃園だった。 桃をおろしている鎌倉のレストランオーナーの紹介で宝桃園の堀井さんに初めて会ったのは新宿のカフェだった。 その頃エンタメを中心とした仕事ばかりしていた僕にとっては、初めて体験する農家との仕事だった。 その業態を全く理解していなかった僕は不安もあり、堀井さんに「とにかく現場を見せて欲しい、可能なら何日か泊まりで農業の現場を見に行きたい」と無茶なお願いをした。 こんな初対面で失礼なことを言う僕に、堀井さんは迷うこと

        • 物語の終わりとはじまり、そして続き -フラワーズ・ブルーム全話公開によせて-

          Facebookに死んだ友人の投稿が上がってきたのはこのフラワーズブルームの脚本を書いていた時だった。 僕は15年前に自主映画を撮ったのだけれども、彼はその時に参加してくれた俳優の1人で、3年前に他界した。 投稿はFacebookから自動で送られてくる彼の誕生日の投稿だった。 彼とは長い付き合いで、出会いは映画の現場だった。 現場といっても自分の撮影ではなく、知り合いに頼まれてエキストラで行った他の映画の現場だった。 同じエキストラで来ていた彼とはなぜだか話が合い、そこか

        離島の拠点づくり#002

          再生

          オシダアヤ『Woman』MV/撮影・編集・監督 フルタヨウスケ

          8年の時間を埋める共同作業 アーティスト・オシダアヤが新しいアルバムを企画していると本人から聞いたのは当時彼女が住んでいた代々木駅の近くのカフェだったと思う。 8年前。まだボクが東京にいた頃。ボクとアヤちゃんは、何か面白い共同制作ができたらと、当時出産直前だった彼女の演奏姿を8mmフィルムに納める事にした。その後お互いの多忙のため(特にアヤちゃんは出産を迎えるということもあり)、コラボレーションは一旦休止になり、現像を終えたフィルムは保管箱の中に眠る事となった。 2018年。彼女のアルバム『Woman』制作開始を期に、止まっていた僕たちの共同作業がは再び動き出した。 彼女は出産・子育を経験し、いろいろな変化を重ね、母でありひとりの女性として、今の彼女にしか作れない音楽を記録したいと考えていた。 そしてボクはこのアルバムのタイトル曲『Woman』のMVを制作する事になった。 つくるにあたってボクが最初に思いついたのは、あの時お蔵入りになった8mmフィルムの映像を使うという事だった。 出産前の姿と8年後の姿をいっしょに見せることで、過去、女から母へ、そしてそれをふまえたひとりのオシダアヤの今、それらを全てひとつに表現できると思ったからだ。 この提案を彼女は喜んで受け入れてくれた。ボクはプロジェクターで8mm映像を投影し、その前で彼女に歌ってもらう事を提案した。文字通り彼女の過去と今を重ね合わせるのだ。それを伝えると、彼女は歌わずに、体と手話(それはむしろ彼女独自の言語と言ってもよかったけれど)で表現したいと言った。ボクはそれがとても素晴らしいアイディアだと思った。フィルムの映像的動作と彼女の身体的動作が美しい相乗効果を出すことが想像できたからだ。ワンシーンワンカットでの撮影方法はどちらが言い出すともなく決まったように思う。ボクと彼女の中で、今を切り取る最適な表現方法はこれしかないという事だったのだと思う。 撮影はその時僕がいた岐阜県美濃市の実家の古い倉庫の中で行い、テストを含め数テイクですんなり終了した。おそらく2人の中に見えていたビジョンがほとんど一致していたからではないかと思う。 結果、彼女自身を表現する美しい映像に仕上がったと思う。 そして8年間が投影されたこの映像には、彼女だけでなく、僕自身の8年間の時間も凝縮されている。 この8年間自分の変化も大きかった。東京定住から鎌倉に、そして拠点をなくし、バッグひとつで全国を移動する、そんな暮らし方になった。 いろいろなものを整理し手放し放浪している今、8年を隔てたこの共同作業がボクの生まれた場所で行われたという事がそれを集約しているのだと思う。 作品を作っていると、期せずしてこ自分自身の記録がそのまま定着するようなものができることがある。 それはいろんな流れが作用し、自然に(あたかも初めから決まっていたかのように)作品に定着される…そんな幸福な瞬間に出会える事が、ボクら表現者の特権なのかもしれない。 いずれにしてもこの作品はここ近年で最も気にいっているものの1つとなった。 ぜひ皆さんにも2人の凝縮された8年間を感じてください。

          オシダアヤ『Woman』MV/撮影・編集・監督 フルタヨウスケ

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          ミッドナイト・クロス

          [現在の滞在地:八丈島] 今お風呂に入ってるんだけど、Noteを書くにはちょうどいい時間。 とりあえず2回目まで続いた。 今月いっぱいは八丈島に滞在してるんだけど、ここにはいっぱい昔の民話が残ってて、それに関する本を読んでますよ。 それで、その民話を物語の出発点にしてお話(現代劇ね)を考えてます。 何のため? そりゃ自分で映画を撮るため。 構想はこのnoteの中でもいろいろまとめて行きたいと思ってます。 #写真 #思考 #写真家 #映像 #グラフィック #ライ

          ミッドナイト・クロス

          存在の耐えられない軽さ

          [現在の滞在地:東京都八丈島] NOTEに登録したのはいつのことだろう。 たぶん数年前。 なぜずっとほったらかしだったかと言うと、 別に何かを書きたかったわけではなく、ただ新しいシステムへの興味で登録しただけだったからです。 いやむしろ、書くこと自体は全く得意ではなく苦痛ですらあります。僕の中では納豆と同じレベル。 ではなぜ今…かと言うと、 最近読んだいろんなNOTEがすごくよくできていて面白かったから。 もう一つは、今自分が何を考え、何を組み立て

          存在の耐えられない軽さ