新しいこと＝初めてやることなのか、というのはさておき。

初めて経験する、コントロールできない体調不良

厄年、というと馴染みがあるのかもしれないけれど、厄年の時には変化や人生の転機が訪れる人が多いと言われています。同様に、東洋医学では女性は7の倍数、男性は8の倍数の年齢の時に体調の変わり目が訪れ、変化も訪れやすい時期と言われています。
実際に一般的には、女性の30代はライフイベントも多くなりがちで変化も多く、それを反映してか、ずっと厄年なんじゃないか！？というくらい厄年が連続して訪れます。

これまで多少無理をしてでも、パワープレイで押し切る形で何とかやってきていた自分も例にもれず、ちょうど2年前 本厄の年にどうにもコントロールできない不調に見舞われました。約2ヶ月に渡って目まいが続き、セカンドオピニオンも含め様々な病院を訪れましたが原因不明。

あまり活動的に動けない期間があり、しばらく戸惑いの時間があったのは確か。どうせ動けないのだから無理をしても意味がない、少し色んなことのペースを落とそう、と思わざるを得なかったタイミング。拠点や仕事など、環境が大きく変わったこともあり、いま一度立ち止まってこれからのことをしっかり見つめなさい、と言われているかのようでもありました。

結局立ち戻るのは原点

近所の鍼灸の先生にお世話になったり、オンラインでヨガや瞑想のレッスンを受けたりして（これに関して、地方に住んでいた私にとっては、時流が味方してくれたと思っている。）日々養生しながら、これからどうしていこうかと考えることが増えました。

その際、思い返すことが多かったのは、大学時代のこと。スポーツ科学を専攻し、4年間体育会の学生トレーナーとして、部活のオフシーズン以外にはほぼほぼ休みもなく、精力的に活動をしていました。具体的な資格を取得できなかったことや、競技スポーツに関わる厳しさ、まだまだ女性が一人でやっていくには未成熟な業界である部分もあったため、卒業後はアスレチックトレーナーを続けるという道を断念しましたが、かなりの熱量を持って取り組んでいた経験のことを度々思い出していました。

学生の頃から対処療法よりもコンディショニングに興味があり、予防医学的な志向がとても強く、実際にピラティスやヨガが流行する前から自分で実践したり、選手のトレーニング取り入れてみたり。（実験台になった選手の皆さん、ごめんなさい！）海外を含め、旅行先で面白そうなヨガスタジオを訪れることを趣味としたり、タイ古式マッサージの資格をとってみたり、好奇心旺盛な日々を続けるのは社会人になってからも変わりませんでした。

これまでの社会人経験、体調不良に見舞われたこと、これから残りの人生で何をやっていくのか。これらの軸で思考を巡らせた結果たどり着いたのは、

『　その人がその人らしく「在る」ためのお手伝いをしたい　』

ということ。

ウェルネスとアウェアネス

2年前と言えば、COVID-19の流行で世界中が混乱の真っ只中へと突入した頃。ちょうど都会暮らしを離れた時期と重なり、自分自身の環境の変化としては、良きも悪きも、様々なことがあったように思います。
そんな時に自分の身に起きた体調不良。自分が自分らしく「在る」ことに価値を置いて今後暮らしていきたいと思い至りました。

自分の方向性にあかりが灯る一方、これまでの会社員生活や身のまわりのことを思い返すと、うまく明るい方向へ転換できず苦しむ人たちも見てきました。

特に、私たちの暮らす日本では、医療が身近で充実している反面、いきなりそれらに頼るのではなく、自分自身の健康に責任を持ちながら自分自身を知り、ウェルネス（wellness）について考え、行動することは疎かになりがちです。自分が望む生き方やライフスタイルを確立させ、自己実現に重きを置くとこと。そういった考え方は少しずつ拡がっているものの、まだまだこれからの領域と言われています。

明らかになった病気の治療をし、機能改善を行う西洋医学的な考え方だけではなく、東洋医学的な考え方や代替医療を用いながら、よりその人自身の目指すウェルネスに貢献したい。

自分がこれまで培ってきた心身に関する理論だけでなく、対話やボディワークなど感覚面からもアプローチし、ひとりひとりが気づき（awareness）を持てるようなセッションをしていきたい、というのが目標のひとつです。
結局、他人が何と言おうと、自分自身が心地良い、納得して過ごさないと、あまり意味がないと思うからです。

プライベートアトリエ（サロン）でやっていくこと

具体的に何をやっていくのか。

もちろん、このあともずっと試行錯誤を繰り返しながら、変わっていくものであると思います。

オープン時点では以下のメニューを組み合わせながら、双方向で気づきのあるセッションをやっていきたいと思っています。

ぱっと見ただけではハテナが浮かんでしまうメニューもあると思いますので、プライベートアトリエ（サロン）のコンセプトや、メニューの詳細はまだ別の記事で。グランドオープンまでにブラッシュアップもしていく予定なので、その際は更新していきます！