2024年第4週まとめ

2024年第4週(01/22~01/28)のまとめです。


出来事など

  • 自民党の裏金問題で派閥解散の動き相次ぐ

  • 共和党予備選トランプ出だし好調、ヘイリーはまだ粘る

  • 桐島聡が名乗り出る(01/25)

  • まふまふ氏元妻と裁判報道(01/26本人コメント)

  • ガザ停戦近し? 一方でUNRWA職員の奇襲関与疑惑報道など

読書

リバタリアンの森村先生の正義論入門書。

主要思想を非歴史的にマップ化して紹介。
「正義の対象」の4分類(個々の行為/行為規則/社会構造/人の性格)と、「正義の内容」の4分類(帰結主義/義務論/契約主義/徳倫理学)とでマトリクスを描いて類型化している。

正義論の「対象」の方に注目しているのが面白いと思った。
森村先生としては、ロールズ以後の正義論がもっぱら社会の構造についての論であることが気に食わないとのこと。なので、古典的な正義論はもっと幅広い正義について論じていたよ、ということを示したいとの由。

紹介されるのは目次のとおりに、プラトン、アリストテレス、ホッブズ、ロック、ヒューム、スミス、カント、功利主義(ベンサム、子ミル、シジウィック)、ロールズ。
あと、独立の章は設けられていないが、スペンサーを好意的に紹介しているのは類書にはない特徴と思う。

Ch.2で「アリストテレス正義論は彼の徳倫理学的な倫理学全体とはちょっと異質で、観察に基づく義務論的な感じ」とか、Ch.3で「ホッブズは契約によるコモンウェルスだけでなく獲得によるコモンウェルスも論じているから、契約論者ではあるが社会契約説ではない」とかを学んだ。

瞑想について本をたくさん書いている著者の、「書く瞑想」特化の本。
自己啓発本としては簡潔簡明かつモチベーショナルでよいと思う。
ただし、参考文献やエビデンスは挙示されていないため、そういうのが欲しければ他書へ。

Ch.1で瞑想のメリットと効果について紹介。ストレス耐性つくなどの常識的な内容。p.57に一枚モノのまとめがあり、分かりやすくてよかった。

Ch.2は基本的な実践の方法。
ブレインダンプして、1トピック選んで深掘りせよとの内容。
工夫としては、深掘り時にはあらかじめよくある疑問文をストックしておいて、それで自問しまくるとオートマチックに筆が進んでよいとのこと。これは真似しようと思った。
あとは、続けていると(コレ以前にも考えてたな……)みたいな、お決まりの思考が炙り出されてくるから、そうしたらそいつにタゲって考えてみるとよいというススメ。あとでCh.4で注意書きあるけど、これは反芻思考強化しかねなくて本当にオススメでいいの? と思った。

Ch.3〜5は、以上の基本的な方法の使い方論。
不安な時とか、メンブレ時とか、自己実現のためなど。
特に新奇なことは書いてないけれども、「エネルギーダウン時に自己実現のためのワークをするとかえって落ち込むことあるから注意しよう」(p.181大意)ってのは重要だと思いました。

ほか、感情ラベリングのための諸類型(p.109)、アンガーマネジメントの6秒のやつ(p.117)、self-compassionの重要性(Ch.4各所)、自己実現のためには価値適合的な目標を明確化した上でメンタルコントラストにて楽観に傾かないようにすべし(Ch.5大意)など。

Ch.6は手放すことの重要性みたいな感じの内容。
超同意なので、旅行行ってぼーっとしたいということを思った。

マンガ

田舎道場のおっさんが育った教え子たちとハーレムになるなろうのマンガ。
教会騎士団とバトル!
殺陣がすごい。効果線の使い方がとても上手いのだと思います。

絵がうまくてエルフさんがかわいいなろうのマンガ。
クラス転移ものなんだけど、主人公が追放された後の学級一同が蝿の王状態になってきてるみたいな内容。
あと、エルフさんのサービスシーン的なものがあった。

映画

完璧なファンムービー。120分強の濃密なSEEDあるある。
内容も、なんかクォーターライフクライシスみたいな話だったし、ゆとり世代の同窓会映画として直撃を受けました。

敵の能力が発動した時の演出が面白かった。画も劇伴も。
シン・アスカが活躍しててよかった。
クロスアンジュ見直したい。
など。

身辺雑記

散髪。シュヴァルグランがかわいい。不眠のためメラトニン欲しい。リノリウム天板の机欲しい。など。

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