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料峭(りょうしょう):春かぜが肌に薄寒く感じられるさま

という言葉を一つ覚えた。季節を表す言葉はオノマトペというか音の纏う色味まで綺麗で羨ましい。まさにスッとした空気感と空気の冷たさが感じられる。

和煦(わく):春の日差しがのどかで暖かいこと

こちらも素敵な、ワクワクってもしかしてここから来てるんじゃない!?って思うくらい良い言葉。教室の暖まった床とカーテンの透け感とかが情景として思い浮かぶし、何か鳥のようなイメージも抱く。

粛殺(しゅくさつ):秋の冷たい空気によって草木を枯らすこと

これもサクサクと厳粛な感じが、何となく寒色よりのミルクブラウンと冷たい温度を纏っている音だ。

ただ、言葉だけなのだが私の思考はこの言語に侵食されてしまっている。単語として存在しない(知らない)感情や情景が立ち現れたとき、少しの不安とワクワクでどうにか触れようと、何かに記すかのように探すそのプロセスを楽しみたい、楽しめるようになりたい。知ってる形容詞を並べて並べてどう表現していくのか。他人、広くは世界と私との接点なのである。



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