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Anywhereで自分の足元を再確認したよ話

この記事は「フルリモートデザインチーム Goodpatch Anywhere Advent Calendar 2022」の10日目の記事です。
https://adventar.org/calendars/7732

独立して2年ちょい経った2022年初夏、ひょんなことから自分のお仕事とは別にGoodpatch Anywhereでの活動がはじまりました。わたしは「◯月〜◯月の間、活動時間の20%をAnywhereにコミットするよ」というお約束をしてプロジェクトに参画しています。このnoteではAnywhereに飛び込んでじゃぶじゃぶ泳いだ人間が見てきたものを少しお話します。これから飛び込むかも知れない人にも届きますように。

ソロ活動→バンドへ

わたしは普段、ファシリテーションやビジュアライズ* を生業としています。お客さまと課題を探すワークショップをしたり、未来を探索しにいったり、ビジョンをつくりあげるためのインタビューをしたり。色んなことを一人で切り盛りする一人親方です。

*ビジュアライズ
=グラフィックレコーディングやビジュアルファシリテーションなど、手描きビジュアルを用いることを総称した言い方。

たまにサポートメンバーをむかえて、大型イベントでグラフィックレコーディングやビジュアルシンキング活用をしたりもします。が、基本はひとり。まぁマイペース人間にはなかなか悪くない環境です。
大人数の例はこちら👉👉👉

そんなところにGoodpatch Anywhere。PJにファシリテーターが必要なんじゃよということでお声が掛かりました。普段の仕事はそのままに、チームとして活動できるというのです。顔合わせもセッションみたいで、ひさしぶりに誰かと一緒に考えて進むプロセス自体にもワクワク!! ただ、組織の人として動くのも久々なので不安もありました。

ソロ人間を受け容れて行くしくみの分厚さ💃

組織ルールへの軟着陸

しばらく自分ルールだけでやってきてしまったので、衰えた社会性にヒヤヒヤしていたら、バックオフィスのメンバーさんが色々お話をしてくださいました。いわゆるオリエンテーション。ただ一方的ということはなく、対話するように自然と必要な書類の話や、大事な契約の話があります。しかもいつでも大事な情報に戻れるようにnotionも整備されています。ナレッジは閉じずに集合知化するぞという温度がとても高い🔥🔥🔥

お守りを与えてくれるセキュリティ🔑

セキュリティについても、それはそれは分厚く手厚くカバーしていただきました。特に「やっちまった!!」という出来事があったときには何をするか? 絶対属人的に責めることはない、という話もありました。すっっごく心強かったです。最初から、何かあったら助けてくれるんだという安心感があるなんて……。集団で成果を出していくためにガチの心理的安全性を追求していることが実感できたことでもあります。

セキュリティ意識はそれはそれは個々人にも浸透していて、去年のアドベントカレンダーでもその片鱗がうかがえるのでぜひ。(プライバシーフィルターほんま大事!)

徹底したウェルカムの姿勢👋

slackでのコミュニケーションひとつを取っても、ひらかれたコミュニケーションであることがすぐに分かりました。おそるおそる投げ込んだものを、すごい勢いのリアクションが迎え入れてくれます。誰もそばにいないのに、ようこそ!ようこそ!と喋りかけてもらってるみたい。PJメンバーもやぁやぁ!とウェルカムの雰囲気で「まずはご自由にどうぞ?」みたいなお手並み拝見感もゼロ。また業務以外の話題がにぎわうチャネルや、各種委員会活動でもAnywhere全体の雰囲気を感じるきっかけがたくさんありました。
*ささやんさんの記事にも委員会の話が出ていたよ👉👉👉

チームで臨む醍醐味

こういうワークショップ準備、結構好きです

アイデア◯倍!!💡

PJでは大勢のみなさんを巻き込んでいくためにワークショップも重ねていきました。ワークショップの骨組みを作り、アイデアも生煮えの状態で他のメンバーにお披露目していきます。他者の目というものも久々なので最初はハラハラしたのですが、ワイワイと追加アイデアが出たり、組み合わせたり、整理していったりと、複数のアタマで一気に練り上げていくことができました。

PJごとに編成されるチームで個々の能力が発揮できるよう、プレイズ・ファーストの姿勢がある安心感があります。一人では出なかったアイデアももちろん出てきます。実に建設的!!

また、次のプロセスに向かう前にふりかえりをすることで(例えばワークショップ後のふりかえり)より効果的になるように次へのアイデアを出し合えました。一人の脳みそではなかなかこれが難しい。わたしたちのチームは3名制でしたが、3倍以上の発想ができました。

背中を預けられる信頼関係

slackやミーティングで同期・非同期コミュニケーションを重ねる中で「こんな初歩的なこと聞いてもいいかな」ということもガンガン尋ねることができるのは、先に挙げたガチの心理的安全性に拠るところが大きいです。おかげで例えばワークショップ中でも持ち場や集中ポイントを担いつつ、他の部分は別のメンバーに預けることができます。なにかあれば声を掛け合う仲間だと信頼ができるからこそ叶うことです。

ふとした疑問をお客さまに尋ねることも、新たな視点を生み出したりします。その安心感を支えているのがチームのメンバー。座りの良さそうな結論におもねることなく、本当に必要なチャレンジはどれだ? と考え続けることにも繋がりました。

夏、東京に訪れたメンバーを囲んだ会の帰り道

自分ができること、できそうなことに取り組める組織

ジョインした当初、Anywhereはちょっとスーパーな個人が結集しているように見えて気後れもあったのですが、今はひとりひとりが柔軟にいられることで伸びていく組織でもあるように見えています。根底にあるのは前述のひらかれたコミュニケーションや、属人的にしないように共有知→しくみにしていく活動。組織のしくみがここまでふっかふかに豊かに育つには、過去に痛みもあったんじゃないかと思うほど。このおかげで、変に気を張りすぎずにPJに集中できています。

おわりに

まだ半年と少しの間ですが「わたしもチームで活動できるんだな」と自信を取り戻すような感覚もありました。ひとりでやってきたことも、自分の内に閉じずにひらいていけば色んな反応がかえってくる。自分の足元にはこれまでやってきた道があったんだな、なんてことを再認識できました。

ひとりでも、みんなとも、どこにいても!

その道で得たものは、チームになったときにどんどん活用すればいい! ソロ活動もバンド活動もどっちも美味しく楽しみながら、2023年を迎えていきたいと思います!


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