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料理家・今井真実さんと紡ぐ新たな食の物語。《海苔屋のうまみおじや》販売開始。

早いもので、私たちが冷凍食品ECをスタートしてちょうど2年が立ちました。なぜ海苔屋さんが冷凍食?と感じた方も多いと思いますが、これは私たちなりの時代を生き抜くための"変化"。
この取り組みのおかげで、日経ビジネス電子版の記事をはじめ多くのメディアに取材していただき、よりぬま田海苔を知ってもらう機会となりました。

《羽根つき焼きおにぎり》

この2年で、入谷の"羽根つき焼きおにぎり専門店&LABAR gao(ガオ)"さん監修の元、オリジナルフレーバー3種を開発したり、少しずつですが自分たちなりに"進化"させてきました。

でも海苔を使った冷凍食の可能性はもっとあるはず…。そんな中、聞こえてきたのはこんな声でした。

『たまに体に優しくて、おいしい「お粥」とか「おじや」が食べたいなって思うんですよね。そういう冷凍食もあると嬉しい。』

ぬま田海苔の新たな挑戦のはじまりです。
本日もゆるりとお付き合いください。

【なぜ冷凍食のおじやなのか?】

技術や機材の進化もあり、冷凍食とは思えないクオリティの高い商品が増えてきています。
市場も"長期保存できる食べ物から、簡単調理でおいしい食べ物へ"と、確実に進化している。

その代表が「スープストック」さん。私もよく冷凍スープを食べますが、寒い朝など体も心も温まり本当に良いですよね。

私にとって、そんな体も心も温まるような料理が実は一つあります。
それは幼少期に、いつもお婆ちゃんがつくってくれた「おじや」。
残り物のスープにご飯を入れて煮込む「おじや」が本当に最高でした。

前述のお客さまの言葉を聞いた時に『やさしくて、おいしい』冷凍食品として「おじや」や「お粥」はすごく良いなと。

開発当初はトレンドもあり「お粥」先行で、色々と食べ歩きました。特に参考になったのは川崎・武蔵小杉の「粥や佐藤」さん。台湾粥をアレンジしていて、すごくおいしかった。

《魯肉粥のランチセット》

では自分たちにしかできない、初摘み海苔を使った提案はなんだろう?と考えてみました。

そもそも「お粥」に「おじや」と「雑炊」もあり、細かく調べれば「お粥」にも「入れ粥」など色々ある。

そこで自分たちが実現したいことをシンプルに考えてみました。

-疲れた体や胃を休ませるような、優しい食べ物を
-強い味付けはせず、シンプルに食材のうま味で満足度をあげる
-簡単調理でおいしく食べることができる

そうすると行き着いたのは、うまみ味たっぷりの「おじや」という提案

お婆ちゃんが作ってくれた「おじや」も毎回、具材や味付けが異なる自由な提案。でもうま味だけはベースとして常にありました。
自分たちの初摘み海苔を使い、新しい《海苔屋のうまみおじや》として提案、いやもっと進化させたい。
そんな想いで開発しています。

今回、一緒に考えてくださったのは各所で活躍中の料理家・今井真実さん

【料理家・今井 真実さん】

料理家 今井 真実(いまい まみ)

noteに綴るレシピやエッセイ、Twitterでの発信が支持を集め、多岐の媒体にわたりレシピ製作、執筆を行う。
身近な食材を使い、新たな組み合わせで作る個性的な料理は「知っているのに知らない味」「何度も作りたくなる」「料理が楽しくなる」と定評を得ている。

著書に『毎日のあたらしい料理 いつもの食材に「驚き」をひとさじ』(KADOKAWA)、『いい日だった、と眠れるように私のための私のごはん』(左右社)、『料理と毎日 12か月のキッチンメモ』(CCC)「フライパンファンタジア」(家の光協会)「今井真実のときめく梅しごと」がある。

note:https://note.com/imaimami/
Twitter:@imaimamigohan

今井さんとの出会いは3年前にnoteで開催した1つのコンテスト。

増えるおうち時間を少しでも楽しくおいしく過ごしてもらえたらと開催した「#我が家の海苔レシピ」コンテスト。130件もの応募があった中、noteで応募してくださったのが今井さんでした。

面識がない中とても素敵なレシピで応募してくださり、びっくりしたことを覚えています。そして一緒にコンテストを盛り上げてくださった、その温かさにも感激しました。コロナが明け、ようやく対面できたのが去年の9月。

なんと優しくて温かいエネルギーに溢れている料理家さんなんだと、会って改めて感じました。私たちがつくりたい「おじや」のイメージにも重るではないですか。海苔もオンラインでいつも購入してくださっていて、ぬま田海苔を良く知っている。
そして何より、今井さんファンの方が海苔屋に本当によく来てくださる。そんな皆さんのためにも、今井さんにピッタリなコラボ商品を提供したいとオファーしたところ快諾してくださいました。

日本の伝統食である「おじや」を、今井さんと共に、私たちの初摘み海苔を使った《海苔屋のうまみおじや》として、新たに紡いでいきたい。様々な繊維を一本の糸にするように、様々な食材やレシピを私たちなりの一つの新しい提案として。

そんな想いで開発したのがこちら。

【《海苔屋のうまみおじや》発売開始】

開発に半年をかけ、ようやく《白と黒》2つのフレーバーが完成しました。

白《鶏肉と生姜》
黒《帆立と海苔粉》

《海苔屋のうまみおじや4袋+きざみ海苔セット》
●白《鶏肉と生姜》 ×2袋
●黒《帆立と海苔粉》 ×2袋
●きざみ海苔  ×1袋*3mmカット15g入
*おじや1食240gです。
*冷凍便でのお届けとなります。(送料別)
*日時指定も可能です。(一部の地域をのぞく)
*袋の封を切らずに熱湯の中に入れて12分沸騰させ器に移してお召し上がりください。
*電子レンジでは加熱しないでください。

また今回商品は平面にすることで、冷凍庫の中に収納しやすくしました。縦に入れれば、確認もしやすいですよ。

おじやに使用したお米は、ぬま田海苔でもおなじみ《Hayashida Rice》の熊本県産"にこまる"。粒が丸くて小さい"にこまる"は汁を吸っても食べやすいサイズ。そして林田さんが作るお米の香りと甘味が、食材のうま味ともピッタリ合いました。

ここからは、フレーバーの紹介です。

【白《鶏肉と生姜》】

鶏モモ肉を骨付きのまま煮込んでつくった、鶏のうまみ出汁たっぷりのおじや。今井さんのアイディアから、生姜をアクセントにして清涼感あるおいしさに仕上がりました。

■食材
骨つき鶏モモ肉:岩手県産気仙郡「みちのく清流どり」
生姜:熊本県・小川町産
五島の塩:長崎県・上五島産

鶏肉はかっぱ橋「栃木屋」の骨つき鶏モモ肉を使用。「栃木屋」は肉の鮮度が抜群に良く、この鶏モモ肉も冷凍せず最短経路で届いています。弾力性あり、煮込むとうま味もたっぷりと。「おじや」には手作業でお肉を丁寧にほぐし入れているので、食べやすいサイズに。

生姜は熊本県・小川町産の無農薬生姜。阿蘇の天然水で育った、フルーティーな香りとマイルドな辛味が魅力です。生姜の香りが鳥肉のくさみを取りつつ、酵素はお肉を柔らかくしてくれる。体の芯からホッと温まる効果も。

日本酒・純米酒を使用して煮込み、味付けに少し五島の塩を加えることで、鶏肉本来のうまみを引き立てつつ、うま味を感じるようなおいしさに。

パリパリのきざみ海苔を合わせれば、歯応えと海の香もプラス。味変を楽しんでくだい。

【黒《帆立と海苔粉》】

海苔をカットした時に出る粉を調味料に、最高級の帆立貝柱と煮込んだ「おじや」です。口に入れた瞬間に磯の香りとうま味が鮮烈に広がります。濃厚なおいしさが、やみつきになります。

■食材
帆立貝柱:北海道産
海苔粉:有明海産の初摘み海苔
五島の塩:長崎県・上五島産

帆立貝柱は築地場外で仕入れた最高級品。
貝類にはコハク酸が多く含まれ、海苔にはイノシン酸、グルタミン酸、グアニル酸が含まれているので、まさに「うまみおじや」。

普段は捨ててしまうような海苔粉も立派な調味料。おいしい海苔の粉は香りやうま味が強く出ます。ご飯と海苔粉がうまみ汁を吸って、よりモッチリとボリューミーに。柔らかくほどけた帆立の食感も最高です。

そこに"追い海苔"すれば、究極の海苔おじやが完成
海苔粉を最大限活かしたいと思っていたので、実現できて良かったです。皆さんもぜひ海苔粉を調味料として活用してみてください

以上、お腹が空いてきませんか?
ぜひ一度召し上がってみてくださいね。
今後も《黄》や《赤》など、新しいフレーバーが出る可能性もありますので楽しみにどうぞ。

どちらも食材のうま味を重視してつくっているので、自分なりの味付けやトッピングでアレンジもありです。うま味をベースに自由に楽しんでもらえたら嬉しいです。

今井真実さんの素敵なnoteも良かったらご覧くださいね。

「粥や佐藤」さんにもご紹介していただきました。 お粥好きにおすすめです。

【お知らせ】

■GWの営業に関して
ぬま田海苔は通常通り、休まず営業しております!5月5日は5周年記念日ですので、素敵なイベントも企画しております。ぜひ一緒に乾杯しましょう。

■OZマガジン掲載
GWお出かけのお共におすすめなのが、OZマガジン《浅草さんぽ》特集。ぬま田海苔も掲載されていて、なんと今井さんの簡単海苔レシピつきです!嬉しいですね。

■Squareの記事が公開
先日Squareに取材していただいた記事も公開されております。ぜひ参考にご覧ください。

冷凍食品ECに興味がある方はこちらの記事からどうぞ。

以上、本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

ぬま田海苔へ何かリクエストがあればいつでもご連絡を。note/Twitter/Instagramどこからでもお待ちしております。フォローや投稿も大歓迎です。

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