着物と本の往復書簡2023.11月
ともさんへ。
2023年の一年は、人生最速の体感で過ぎようとしています。
四季の中で「秋」がいちばん好きなのに、紅葉もまだ見てないし、秋刀魚もしっかり味わってないし、なのに、もう街はクリスマスの様相で、秋に抱きついていたい気分です。
前回の書簡からも、半年。
今年は浴衣も着ていない...
年内に一度は着物を着たいと思っていたら、ステキなお誘いが舞い込んできました。
12月に三島で開催される「カクテルコンペティション」
洋服で行くつもりだったのですが、参加者のグループメッセージで、着物派が多数と知り、あ、この機会に着てみようかなとは、思ったものの、かなりハードルが高いんです。
ドレスコードが「月」にまつわるもの。
着物で「月」をイメージ、ともさんなら、どんなコーディネートを考えますか?
ともさんのお店で買ったカクテルの帯も浴衣にしか合わせたことがないしなぁ。
カクテルと言えば、こんな本があります。
映画のストーリーがカクテルに姿を変えたら、どんな味になるのだろう....
1960年代から2010年代まで、120種のカクテルが載っています。
下戸の、ともさんは、見るだけで酔いそうですね。
わたしも今年は、半年以上お酒を口にしていません。
お酒は、わたしの恋人だったので、この話をすると、みなさん、ひっくり返りそうな程に、驚きますが、笑
先日、都内の美味しい料理のお店に行ったのですが、わたしがノンアルコールと知ると、お店の方が申し訳なさそうに「ノンアルコールの方はチャージ料をいただいております」と言われました。
わたしも今までは、お酒を飲まない人の気持ちがわからなかったけれど、今は少しわかるようになりました。
こういう場面は、切なくなりますね。
なので、うちのお店では、ノンアルコールの選択肢を増やしています。
図書館で、こんな本を見つけてしまいました。
いつか、こういう文章を書いてみたい。
来年は、着物で優雅に、お酒を飲むことを目標にします。
ともさんが続けている月イチ着物カフェに幼馴染が参加していて、とても嬉しい。
彼女のお母様は、長く呉服屋さんにお勤めで、いつも優雅で綺麗で、憧れでした。
ともさんの継続が起こすステキな波、来年も広がると良いですね。
良いお年をに、なりそうな時期ではありますが、では、また。
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