最も観るべきアニメはガルガンティアである

前回ただ好きなように書いた"「ガンダムは何から観るべきか」問題の結論"、いろんな人に見て頂いてありがとうございました。

いろんな意見はありつつ「観てみようかな」との声を頂けたのがとても嬉しい。

しかし、もし私が「オススメのアニメは?」と聞かれたらガンダムではない。「翠星のガルガンティア」と答える。ガルガンティアは2013年に放送されたロボットアニメである( http://gargantia.jp/ )。ストーリーと世界観デザインが素晴らしい上に、1クール全13話の中に全く無駄がなく構成が最も美しいアニメだからだ。

以下、理由をネタバレ無しに説明していく。
ただ1つ注意して欲しい。興味を持ったとしてもガルガンティアについて絶対にググってはならない。すぐにNetflixを起動して観て欲しい。このアニメはネタバレされてしまうと一番のクライマックスの盛り上がりが半減してしまう。最悪予測変換でもネタバレを食らうぞ


説明のために、少し話は逸れる。
アニメには「水着回」「お風呂回」と呼ばれる放送回があるのをあなたはご存知だろうか?
テレビアニメにおいて、特にシリアスな展開が続いた後に気分転換やアクセント、小休止として挟まれるサービス回である。普段は戦ったり部活にいそしむキャラ達がいつもの服を脱ぎ捨てる。大事なところは煙や水着で隠されてしまうが、円盤(DVDやBlu-ray)では煙が薄くなることもあるので見逃せない。個人的にはお風呂回は限界の露出を楽しみ円盤への期待を煽るもの、水着回はキャラ+水着のトータルデザインを楽しむものだと思う。

こと戦争が描かれるロボットアニメにおいても小休止の回は存在する。それが「日常回」と呼ばれるものだ。もちろん水着回やお風呂回であることもあるが、戦時中に優雅に入浴するシチュエーションを作ることは難しく、登場人物の戦闘時以外の性格や振る舞いを描いてキャラクターに厚みを与えている。日常回を挟むことで息が詰まり過ぎる視聴者の肩の力を抜くことも出来る。派手な戦闘アクションの反動で作画枚数を調整する意味もある…という話もあったりなかったり。
漫画ではあるが「宇宙家族カールビンソン」では、紙面の上2分の3をギャグ展開、下1分の3をシリアス展開にすることで、同じ話の中で両者を同居させることに成功している(誰かわかって)

しかしながら、ロボットアニメ好きで戦闘アクションを第一の楽しみにしている者にとって、戦闘シーンの少ない日常回は"ハズレ回"である
アクションを楽しみに1週間待っていたのに戦闘シーンはなく、放送されるのは銭湯シーンなのだ。日常回の最後には申し訳程度にシリアス展開の予兆、口元までしか映らない不穏な人物の登場といったシーンが挟まれることもあるが、戦闘はなくストーリーもほとんど進まないので正直な気持ちガッカリしてしまう部分がある。


その認識を大きく変えてくれた。それが翠星のガルガンティアである。

ガルガンティアはロボットアニメだ。キービジュアルでも主役ロボット「チェインバー」が大きく描かれる。第1話の構成も素晴らしい。終盤に向けて一気に盛り上がりと引きを作り上げている。
そして中盤に日常回が現れる(観た人向け:肉を焼く回です)
これが物語上必要な回、というか最重要回であると言っても過言ではない。と言っても映っている誰かが実は重要人物だとか、誰かが裏切るといった類ではない。この回の在り方そのものがガルガンティアのコアでありテーマでもある
ロボットアニメでありながら、その最重要回を日常回に持ってきた。アートが人類が到達したフレームの外側へ踏み出すものを指す言葉であるならば、ガルガンティはアートだと言い切れる。さらにこのテーマの明示が最後のクライマックスである。なんと美しいことか。

この13話は地上波アニメの芸術だ。


最後に、ググらなくて済むように「翠星のガルガンティア」が観れるNetflixのリンク(アフィリエイトでない)を置いておく。早く観て。
https://www.netflix.com/
(これを書いている時点ではhuluとAmazon Primeには配信無し。hulu昔はあったんだけどな。。)

※サムネイル画像参照:ニコニコ大百科(http://dic.nicovideo.jp/a/翠星のガルガンティア)


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ぬのむ

IQ160のオタク。 メンサ会員です。仕事はリクルートでスマートスピーカー(Amazon Echo,Google Home)とアプリの全社推進。ビールメディアのライターやったりプラモデル作ったり。投稿はメディア、アニメ(ガンダム)、スマートスピーカー、ホビー関連。
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