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結婚式を延期しました(経緯の記録)

今年5月に予定していた結婚式〜披露宴〜2次会を来年5月に延期しました。
式場の申し込みをしたのが去年の3月。1年以上待ったらさらに1年伸びた、という感じです。長ぇ。

いろいろ考えて、判断に至りました。
その間、同じく結婚式を延期するかで悩む友人と話したり、同様の悩みを持つ人たちの話や保険とかの対応策を調べじゃくりました。

岡田さんのnoteも人ごとでなかった。ネット上にある話たちは、同じ悩みを持つ仲間の貴重な体験談でした。
たぶん、何年か後には「コロナで結婚式も延期して大変だった」という記憶にはなると思うけれど、まさに渦中の記録は今のうちに残しておこうと思います。
何かの対策になるとは思わないけれど、同様の悩みを持つ人の何かの参考になれば。記録は3月26日から始まっています。


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3/26 
今日、社会の潮目や認識と雰囲気が大きく変わったように思う。
都知事による会見、週末外出しないよう強い要請。
それまでは5月には収束しているだろう(でないと日本がそれどころではない状況だろう)と思っていた。

3/27
自分の中で整理をし始める。

実務主義というかなんというか。何が起きても悔やむより次どうするのがベストかを考える性格ゆえ。自分は思ったより冷静でいれる分、奥さんの不安とストレスを最大限取り除くことを最優先。
延期の場合には何を守るか、どういう方向で式場と調整するかをシンプルに考えていく。多分ここでブレることは2人にとっても招待者や家族にも不安を広げる。ならば自分の中で判断基準は固めておくべきだろう。

3/29
延期するにしても、いつどういう判断するかの目安があった方が安心だと妻から聞く。わからない状態の方が不安だと。延期相談を式場にし始めることを決意。それまでは直近の式への対応で式場側も大変だと思っていたので避けていた。ひょっとしたら判断するのを避けていたのかもしれない。

3/30
志村けんさんの訃報。自分が一方的に知っている方の訃報は悲しみよりも説明しづらい喪失感を味わう。何度経験しても慣れない。ただ、嫌だという気持ちだけが奥にある。
70歳。実は親とそんなに変わらない年代。

4/1
結婚式場に連絡をする。
規約にはなかったことだが新型コロナの特別対応で、延期は費用かからずに出来ること、延期判断の期日がないことを教えてもらう。しかも延期先の日程でまだ収束していなかったら再度延期もできると。なんて素晴らしい式場だろう。式場が大丈夫なのかと心配になる。
ただ、元々人気な会場なので延期先の候補が非常に少ない。。
安心材料は増えたものの、判断はその後の状況も見てになりそう。

不安なのは、乳幼児が心肺停止で搬送されたニュース。私が親なら、全てにおいて子の安全を優先するだろう。新郎側・新婦側両方に0歳児の親がいる。僕から延期決断を切り出した方がいいだろうか。

4/5
土・日と感染者都内100超えかつ増加傾向が続く。
妻は5-7割は延期を覚悟していると。延期候補先が冬しかなく、そこが最大のネック。
延期を前提に式場と相談し、春への延期ならばどうなるかを聞く。規約上は一度キャンセルになるためキャンセル料がかかるが上長と相談してくれるとのこと。
営業として完璧な回答だと人ごとのように思った。本来どうなるかを示しつつ(予防線にもなる)、対応を善処する宣言を相手に行う。この回答をするのは、規約上より良くできる可能性が高い時だ。自分なら。
期待してしまう。

4/6
緊急事態宣言の報道。
安倍総理の中継を見ながら「これは延期だね」という会話をした。
ここまで来たら、この緊急事態宣言が式場側の調整にとってプラスになることを願うのが正直なところ。

4/7
元気がない

4/8
式場から連絡。同様の申し込み内容が実現できる日程がないということで3月の日曜の打診。決定していたドレスはそのままでいけると。
ただ、いっぱい飲める式にしたのと来てくれた人には3次会をやってそこに乗り込むとかしたいので土曜がいいなぁ。ドライに見えるかもしれないがどうするのがベストかを中心に考えていた。

4/12
延期先日程について調整続く。どれも希望ドレスが空いてるか確認して候補出してくれている。
プランナーさんに上司との交渉材料渡す。これは現業務のやり方と一緒だ。最終的に出てきた候補日でこちら側の調整を行う。延期先の日付は元の日程と近い季節。日にちは流石にズレてしまったが、ありがとうの気持ちが強い。

4/15
延期先の日程決定。招待者に連絡開始。
結局招待状関連は自作してたので実費かかっているが(数万)、それ以外は追加費用なし。幸運なのだと思う。それでも準備や花嫁美容的なものは伸びてしまった。

4/18
式場から日程変更承諾の書類が届く。
延期することの現実感が増す。なんとなく、読んでからまた封筒に閉まって隅に置いた。署名しないとなぁ

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幸い、式場・プランナーさんの最高対応と調整のおかげで大きな延期費用なく延期することが出来ました。ユーザー側としては大変にありがたい。
ただ、これはたまたま運がよかった部分が大きく、どの式場もキャンセル料取らないべきだとも言いづらいな、と思ってます。収束の目処がない中、キャンセル料を全く取らずにいれば結婚式場自体が破綻、倒産する可能性も十分あります。それはもういろんな人が困る。

そんな自分たちも大変な中、ユーザー側に寄り添って対応をしてくれたプランナーさん本当にありがとう。終わったら口コミで褒めちぎってやる。

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