ぬらくり

ぬらくり

マガジン

  • 詩ぬら

    毎月18日 ぐらい に 増えます

  • だいげんご

    litersがWorld Makerで作ってる寝不足ギャグ漫画です 毎月の第二、四火曜日にて更新します

最近の記事

波間に遊びし

ゆったり大きな波に振り落とされ 打ちあがって、屈辱と安堵を抱けば また波に呑まれて、もがくほかなくて 溺れてはならぬと身体に命ぜられ ただひたすら、息継ぎ。息継ぎ。 また打ち捨てられて、私は遊びに 砂を撫でて詩を記す

    • sqlite3についてChatGPTにいちゃもんつけた、はずだった

      pythonのsqlite3を使っていたときの出来事である。 import sqlite3sinput=input("what table you want ? ") dbname='main.db' conn=sqlite3.connect(dbname) cur=conn.cursor() query=f"CREATE TABLE IF NOT EXISTS {sinput} (pname Text,url Text)"

      • aの気持ち

        やったことを省みることはあっても 思ったことを顧みることはあまりない 形が曖昧で目まぐるしいからなんだろう 惰性で言葉を記していたけど、 読み返してみれば、 少しばかり成形した心に触れられる 再び融け合うことはなく、 親しげに笑いかけて、 別れを告げたり、告げなかったりするのだ

        • 鼻と背の高い、良いやつ

          終電の雰囲気というのは 私にとっては気色悪く、興味深い 座っている人の殆どが スマホを見ている 終電じゃなくても、 そうであるが 終電の場合は、 スマホにあやされているかのように 無防備に、安心している 外の景色はおろか 車内に転がるゴミさえも 意識の外へ追いやっている 途中で乗ってきた鼻と背の高いやつは 連れの話を聞きながら、 相槌を打ち、 ゴミを足で止めた 連れが無視したゴミを  止めたのだ 止めた 良いやつだ 思わず、にやける

        波間に遊びし

        マガジン

        • 詩ぬら
          28本
        • だいげんご
          10本

        記事

          焼きそばパンの焼きそば

          焼きそばパンの焼きそばが 本当に焼きそばなのか、 私は疑った この焼きそばは パンから独立しても 堂々と焼きそばを自称するだろうか 自分の心元なさに気がついて パンの間に流れ込もうとはしないのか パンの間以外の居場所で 彼らを証明するものは ない気がした

          焼きそばパンの焼きそば

          くもつくも

           無為の意識があるとして、流れる雲の形を表して留めようと思いたち何も持たずそれを見上げたが、案外雲はなく乾いて冷たい金属のような快晴であり私の思いも応えるように、さびた銅板のような様相を呈し始める。  良しも悪しも、雲も九十九も無いような日常の部品へと成形されてしまいもはや意識すらないようだった。

          くもつくも

          だいげんご 11話 サメ

          過去一手抜きだが 好評だった

          だいげんご 11話 サメ

          チメイとムメイ

          ここらでは チメイというのは 断崖で舞うのと同じ ここらでは ムメイというのは 海面に漂うのと同じ どちらも不安でならない 一つは落ちる危うさに 一つは融ける危うさに まとわりつかれて ままならない

          チメイとムメイ

          だいげんご 10話 昼食貪

          だいげんご 10話 昼食貪

          まどマギの二次創作を終えて、言いてぇ

          私はまどマギが好きである。 初めて見たときの衝撃は忘れられない、 それを二度と味わえないことを悔しく思う。 でも、新作が出る。 歓喜の歌を脳内で奏でようとすれば、 目覚めた心が走り出す。 そんなことはどうでも良いのだ。 私の、初めての二次創作について語らせて欲しい。 以下、魔法少女まどか☆マギカのネタバレを含む。 注意されたい。 まどマギの魔法少女を書くということ 二次創作にはある程度方向性というものがあり、私は以下のような分類をしている。  原作のキャラクター

          まどマギの二次創作を終えて、言いてぇ

          だいげんご 力

          お話は難しいナァ

          だいげんご 力

          こすい

          わずかに澄んでいる わずかに澄んでいた 濁りは溜まり 明澄なところはない 濁りに呑まれ やがてそのものになり わりあい澄んだ上澄みを かつての濁りを 惜しむこの先だろうか

          だいげんご 8話 八対1

           闘争って難しい  バトルにギャグを挟みたくなる気持ちがわかった気がします。 

          だいげんご 8話 八対1

          だいげんご 7話 公龍

          異世界でも立場のない人はきっといる そうでしょう?

          だいげんご 7話 公龍

          むなしさも良し

          ひらめきのままにメモを開いて 書き留めた言葉を見たところで 骨だけ残った稚魚であって どのように大きくなるのか なぜ育てたいと飼っていたのかも もはや忘れてしまったが こぼしたときの虚しさや 保てない私の思いの軽さに 突かれて痛むことはなく それも良しとするようになった

          むなしさも良し

          だいげんご 6話 擬君

          彼は一体誰なのか? マッチョだ、名前は知らない しかしマッチョ 変態だ、名前は知らない しかし変態 やばいと思ったら、須く逃げるべきだ

          だいげんご 6話 擬君