マガジンのカバー画像

症状別看護計画

15
もっと楽々コピペで立案!疾患別看護計画をまとめたマガジンです。
運営しているクリエイター

記事一覧

【完全公開はnoteだけ!!】もっと楽々コピペで立案!食欲不振の看護計画

食欲不振の看護計画<定義> 食欲不振とは、食べ物を摂取したい欲求が低下・消失し、健康な時と比較して食べ物を摂取できていない状態を言う。 食欲は視床下部にある食欲中枢により調節されている。食欲中枢は視床下部の外側にある満腹中枢と内側にある摂食(空腹)中枢の2つからなり、この2つのバランスによって調節される。 食欲中枢刺激因子は、体調、内臓情報、体液成分、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、温感覚、心理的因子、社会的因子、アルコール、喫煙などがある。これらの因子が1つでも増減すると食欲不振を

もっと楽々コピペで立案!乏尿・無尿の看護計画

乏尿・無尿の看護計画<定義> 乏尿とは、何らかの原因で尿量が減少し、尿量が400ml/日以下になる場合を言う。 無尿とは、何らかの原因で尿量が減少し、尿量が100ml/日以下になる場合を言う。 乏尿の分類 乏尿の原因は主に腎前性、腎性、腎後性の3つに分けられる。 -腎前性:循環不全による乏尿 -腎性:腎障害による乏尿 -腎後性:尿路の閉塞や神経性の乏尿 無尿の分類 無尿は真性無尿と仮性無尿の2つに分けられる。 -真性無尿:循環不全や腎障害により尿が生成されない事による無

もっと楽々コピペで立案!多尿の看護計画

多尿の看護計画<定義> 多尿とは、尿が成人であれば3000ml(3L)/日以上、年長児は2000ml/m2/日以上、乳児期は400ml/日以上出る場合を言う。(m2=平方メートル) 多尿の種類 大きくは水利尿と浸透圧利尿の2つに分けられる。 -水利尿:水分が多い尿 -浸透圧利尿:溶質が多い尿 尿の生成 以下を参照してください。 1日にどれくらいの尿が生成されるの?|尿の生成 看護roo! ろ過、再吸収、分泌: 尿生成の3つのステップ VISIBLE BODY 抗利尿ホ

もっと楽々コピペで立案!脱水(脱水傾向)の看護計画

※この計画は症状別看護計画の1つとして計画立案した。 体液量不足の定義から「体液量不足=脱水」であるため、標準看護計画の栄養-代謝パターンに体液量不足の看護計画を立案しているが、脱水(脱水傾向)の看護計画と同じ内容である。 ※但し以下の点は異なる ・定義 ・目標の表現 ・各項目の表現:脱水→体液量不足 脱水(脱水傾向)の看護計画<定義> 脱水とは、水分摂取量の不足や体液排泄量の増加など、何らかの原因により必要な体液量(水と電解質)が不足している状態を言う。 体液とは、生体

【完全公開はnoteだけ!!】もっと楽々コピペで立案!胸水貯留の看護計画

胸水貯留の看護計画<定義> 胸水貯留とは、何らかの原因により生理的胸水の分泌と吸収のバランスが崩れて胸水が過剰に貯留した状態を言う。 胸水とは 肺の外側は全体的に胸膜という薄い膜で覆われている。胸膜は胸壁側(心臓や肋骨の周り)を覆っている壁側胸膜と肺を覆っている肺胸膜(臓側胸膜)の2枚からなる。この2枚の胸膜の間には胸膜腔(胸腔)という空間がある。この空間には黄色調でほとんど透明な漿液が一定量(10~15ml)流れており、この漿液の事を生理的胸水と呼ぶ。 生理的胸水は、壁

【完全公開はnoteだけ!!】もっと楽々コピペで立案!喀血の看護計画

喀血の看護計画<定義> 喀血とは、肺や気道から出血した血液を吐き出す事を言う。多くは咳を伴うが、咳がない状態で吐き出す事もある。 喀血の量は少量・中等量・多量に分けられる。具体的な量は以下のサイト参照(注:サイトにより具体的な量が違います) 喀血(呼吸器インターベンション)外来開設のご案内 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院 喀血 近畿中央呼吸器センター診療部 事前に大量の喀血の可能性が予測される場合は以下の看護計画を参照する事 コピペでかんたん立案!ショ

もっと楽々コピペで立案!出血傾向(易出血状態)の看護計画

出血傾向(易出血状態)の看護計画<定義> 出血傾向(易出血状態)とは、血管、血小板、凝固因子などの先天的または後天的に起こる異常によって出血しやすい、あるいは止血困難を呈する状態である。 出血傾向(易出血状態)の原因として以下の4つが挙げられる 1.血管の脆弱性 2.血小板の減少・機能異常 3.凝固因子の欠乏・インヒビター 4.血栓溶解(線溶)の亢進 看護計画疾患: 既往歴: 治療内容: 目標 出血しない様に工夫できる 出血時の対応方法がわかる 出血時に他者に対応を依頼

もっと楽々コピペで立案!ショックリスク状態の看護計画

2024.4.26更新 ショックリスク状態の看護計画<定義> ショックとは生体に対する侵襲あるいは侵襲に対する生体反応の結果、重要臓器の血流が維持できなくなり、細胞の代謝障害や臓器障害が起こり、生命の危機に至る急性の症候群である。 基本的には収縮期血圧が90mmHg以下または通常の血圧より30mmHg以上低くなった時としている。 ショックは以下の4つに大別される。 1.循環血液量減少性ショック 出血、脱水、腹膜炎、熱傷など 2.血液分布異常性ショック 敗血症、アナフィラ

もっと楽々コピペで立案!ショック状態の看護計画

2024.4.26更新 ショック状態の看護計画<定義> ショックとは生体に対する侵襲あるいは侵襲に対する生体反応の結果、重要臓器の血流が維持できなくなり、細胞の代謝障害や臓器障害が起こり、生命の危機に至る急性の症候群である。 基本的には収縮期血圧が90mmHg以下または通常の血圧より30mmHg以上低くなった時としている。 ショックは以下の4つに大別される。 1.循環血液量減少性ショック 出血、脱水、腹膜炎、熱傷など 2.血液分布異常性ショック 敗血症、アナフィラキシー

もっと楽々コピペで立案!自律神経障害(起立性低血圧)の看護計画

自律神経障害(起立性低血圧)の看護計画<定義> 起立性低血圧とは、臥位から立位への体位変換時に3分以内に収縮期血圧が20mmHg以上または拡張期血圧が10mmHg以上低下する事を言う。 ※起立性低血圧と低血圧を混同しない事! 低血圧とは、収縮期血圧が100mmHg以下、拡張期血圧が60mmHg以下の状態を言う。 看護計画疾患: 既往歴: 治療内容: 目標 起立性低血圧の症状出現時の対応方法がわかる 起立性低血圧の症状出現時に他者に対応を依頼できる 起立性低血圧の症状出現

もっと楽々コピペで立案!換気障害によるⅡ型呼吸不全の看護計画

換気障害によるⅡ型呼吸不全の看護計画<定義> 呼吸不全とは、呼気と吸気の両方またはいずれか一方で十分に換気できていない事により、動脈血酸素分圧(PaO2)が60mmHg以下の状態を言う。 呼吸不全とは、呼気と吸気の両方またはいずれか一方で十分に換気できていない事により、動脈血酸素分圧(PaO2)が60mmHg以下の状態を言う。 ガス交換障害とは、肺胞に空気が入ってもうまく取り込めず、肺胞と毛細血管膜の間で酸素化の過剰や不足が見られる状態である。動脈血酸素分圧(PaO2)は

もっと楽々コピペで立案!ガス交換障害によるⅠ型呼吸不全の看護計画

ガス交換障害によるⅠ型呼吸不全の看護計画<定義> 呼吸不全とは、呼気と吸気の両方またはいずれか一方で十分に換気できていない事により、動脈血酸素分圧(PaO2)が60mmHg以下の状態を言う。 呼吸不全とは、呼気と吸気の両方またはいずれか一方で十分に換気できていない事により、動脈血酸素分圧(PaO2)が60mmHg以下の状態を言う。 ガス交換障害とは、肺胞に空気が入ってもうまく取り込めず、肺胞と毛細血管膜の間で酸素化の過剰や不足が見られる状態である。動脈血酸素分圧(PaO2

もっと楽々コピペで立案!高血糖(糖尿病ケトアシドーシス・高浸透圧高血糖症候群)の看護計画

高血糖(糖尿病ケトアシドーシス・高浸透圧高血糖症候群)の看護計画看護計画疾患:糖尿病 既往歴: 治療内容: 目標 血糖をコントロールし高血糖の急性合併症を起こさずに過ごせる 高血糖の急性合併症を予期し対処できる 高血糖の急性合併症が出現した場合、適切に対応できる O-P 1.血糖の状況、変動具合 2.食事摂取量、食事内容 3.間食の有無 4.輸液内容 (          ) 5.水分出納バランス、脱水の有無 -IN(輸液量、水分摂取量) -OUT(尿量、排液の有無) 6

もっと楽々コピペで立案!低血糖(リスク状態)の看護計画

低血糖(リスク状態)の看護計画看護計画 疾患:糖尿病 既往歴: 治療内容: 目標 血糖をコントロールし低血糖症状を起こさずに過ごせる 低血糖症状を予期し対処できる 低血糖症状が出現した場合、適切に対応できる O-P 1.血糖の状況、変動具合 2.食事摂取量、食事内容 3.間食の有無 4.輸液内容 (          ) 5.水分出納バランス、脱水の有無 -IN(輸液量、水分摂取量) -OUT(尿量、排液の有無) 6.体重、体重の変化 7.運動量、運動習慣 8.服薬・注