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【デレステ】しゅがはの学生時代に思いを馳せる【キャラ】

養殖型ポジティブアイドル

佐藤心。通称・シュガーハート。

26歳と思えぬ出で立ちと、ぶりっこ×暴れん坊というハイブリッドなキャラ付け、自らつけたという単純明快かつ頭もとろけてますか?と真顔で聞き返したくなるレベルのスィートな愛称を見て、一瞬にして私は理解しました。

こいつ、絶対つらい学生時代送ってる……。

安部奈々にも共通して言えることだが、
「十代の頃からずっとアイドルになりたいと思いながらも燻っていて、二十代になってからその夢が叶った遅咲き系アイドル」
と、
「十代の頃からアイドル活動をしていて、学校にかよいながらテレビやライブに出ちゃってる早咲き系アイドル」
は、おそらく学内カーストにおけるポジショニングが大きく違う。

プレイしてると出てくるリカのうわさ、
「男女まざって遊ぶのが好きらしい」
とこ、卯月のうわさ、
「クラスのみんなが『卯月ちゃんは友達!』と言うらしい」(←これはこれで闇を感じなくもない)
なんかを見ると、「ああ、彼女たちは『ぼくたち、私たちの自慢のアイドル』として、クラスに受け入れられているんだな」と思う。
広末涼子がかつてアイドル路線を突き進んでいた女子高生時代、友人たちが彼女をパパラッチから守るかのように、取り囲んで歩いていたのを思い出す。あれは幼心にも友情感じたよ、うん。

でも多分、しゅがはは違う。

「アイドルが好きで(もしくはアイドルオタクで)」「アイドルを目指して」「それなりに可愛い」女子は、補食の対象だ。
現在、AKB48を牽引する存在として芸能界に君臨する指原莉乃が、モー娘。オタをしていた前後の時代、いじめを受けていたと明言しているように、思春期の子どもたちは、自分達のなかに混じりこんでいる異物を、優秀な白血球のごとく弾いていく。二度と中には入れないように、かさぶたという壁を作るのだ。

弾かれた異物が自由に呼吸できるのは、自らのフィールド=アイドル業界近辺だ。
地下に潜ったしゅがは。
彼女のポジティブは、養殖されている。

基本、雑に扱われる組

アイドルたちは、基本的に三パターンの方法でアイドルになる。

1、オーディションや養成所上がりの正統派
2、何らかの偶然でスカウトされるチート組
3、強引に事務所に居座るおしかけアイドル

しゅがはがどれかと言ったら、2、からの3である。

こんな感じで目立ちすぎるエキストラをしていたときにプロデューサーに出会い……。

こうくる。

その後のレッスンも、

明後日筋肉痛ってところに共感持てるアラサー。

この流れである。

憎めないわ。憎めないのよ。
プロデューサーからの扱いも基本、

佐藤呼ばわりである。
ちなみに雑に扱われる他アイドルとして、杏や早苗さんなんかが挙げられるよね。
同い年の楓はまったく雑に扱われていないところがポイントである。

アリスコミュで見えてくる顔

そんなしゅがはが、意外な顔を見せたのがアリスコミュだった。

両親が忙しく、あまり構ってもらえていないアリスに対して、両親はライブに来るの?と聞いてしまう薫。走ってどこかへ行ってしまったアリスと気にやむ薫、二人の間に挟まれた年長の夕美に助けを求められたしゅがはの台詞がこれである。

空気はやや読めないが、他人の心情の機微は読めるところを見せるのである。
そして、落ち込む薫と、つられる仁奈(こっちはこっちでネグレクト疑惑)に、

大阪のおばちゃんか。

その後、夕美と二人で……

このコミュで、しゅがはの印象が変わった人は多いのではなかろうか。

コミュの最後に、彼女はこう言う。

子どもをこじらせたのは、しゅがは本人ではないのだろうか?
アイドルになりたい自分が認めてもらえなくて、一人を寂しいと言えなくて、孤独に地下アイドルの道を突き進んで、そうしてできたのが、今のシュガーハートなのではないのだろうか。

教室の隅。窓際の席。
アイドル雑誌を読みながら、一人休み時間に裁縫をする。私ならこれを着る。こう踊る。頭の中のオンステージは、女子たちのクスクス笑いにも誰にも遮られない、唯一自分の思い通りになる場所……。

そんなわけで

なんの根拠もない話を、キャプ多量に使って繰り広げてみました、アラサーアイドル好きなのにSSが一枚もとれない砂東ですこんにちは(今更!)。

今後も、しゅがは、実はネクラ説の動向に期待していきたい所存です。そしたらもっともっと好きになっちゃう!

……おわり。(投げっぱなし!)

サポートをご検討いただきありがとうございます! 主に息子のミルク代になります……笑。