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【感想】OMORIをクリアしたぞ!

やった。
なんなら三周した。
見出し画像はIKEAの電球です。

感想としては、めちゃくちゃ良かった。
全エンドを回収しても、まだ遊びきれていない感じがある。
感想などを書くのが苦手なので箇条書きで書いていこうと思うぞ。

・殴り書きなので急に終わる
・途中までネタバレ無し
・これを読んだフォロワーがあわよくばプレイしないかな などと思っている

・↓トレイラー

【ネタバレ無し感想】

・プレイ時間

・やり込みは流石にできていないものの(多すぎるので)、色々見て回り実際のプレイ時間は20時間ほど。
割とサクッとできる割に心をぐちょぐちょにされるものだから、一度クリアしてから全エンドを見るのに二ヶ月ほど間が空いてしまった。
・長い時間をかけたとしても、全部見てよかったな〜と思える。グッドエンドと位置付けられるものがどこから見てグッドなのか(バッド然り)、なども色々考える余地があるのでクリア後ももう一周プレイしたいな……と思えるような感じ。


・難易度

・あまりにもストーリーの続きが気になってしまい、エンカウントする敵から逃げ続けていたのでボス戦にかなり苦戦した。多分しっかり戦っていれば割と普通めな難易度のゲームだと思う。
・バトルシステムを使ってうまく戦えばレベル差もあんまり気にならなかったかも。
・バトルシステムの"相性"、マジで最終盤まで覚えられなかった。多分画像フォルダに三つくらい画像が保存してある


・ホラー要素

・ホラーが苦手なわけでもなかったし、割とホラゲーは嗜む方ではあったけれど「(ホラー要素が)来る……!!!」と思った時は都度コントローラーで画面を隠して細目でやってたかも。「精神的恐怖」のタグは伊達じゃなかった。
・でも基本的に優しい世界の中で、滲み出る不穏さがちらほらある感じ。中盤は仲間たちと冒険をするザ・RPG的な楽しさがある。正直ダレてるな〜と思う人は思うかもしれないけれど、それも大事な要素だと思った。エンディングに近づいていく度にそう思わされるというか。

・これを読んでいる未プレイの人間に

最後に、これからプレイするフォロワーはOMORI関連の情報を絶とう!

・最初にたどり着いたエンディングを大事にしてほしい。あわよくば全部見てほしい。

・BGMがとっても良いので、サントラもぜひという感じ。でもクリアしてから聴くことをおすすめするぞ!最初に聴いた時の衝撃とか、ここぞ!という良いシーンで最高のBGMが流れた時の興奮は何にも代え難いと思います。

・セーブデータはこまめに分けよう。1周目、2周目……で分けるとエンディングを見る際にかなり楽だぞ。

・終盤のダンジョン、ドアがたくさんのところは隅々まで探索しよう。うわ〜これ、なるほどな、ウワーッ…………になるので。

・下にルート分岐の条件をできるだけネタバレ無しで記しておくので、ネタバレ無しでエンディング埋めたいよ〜って時に困ったら見てください。
初見で見るのはおすすめしません。



【ここからは終盤ネタバレ】

未クリアの人間はここから先を読まずにプレイしような!

ルート分岐条件

大きく分けて二つのルートがあり、その中でエンディングがいくつかある感じだぞ!

ルート1(サニールート)
「あと三日……」にて、ケルの呼びかけに応じて扉を開ける。
※「あと三日……」で開けないとルート2へ

ルート2(オモリルート)
「あと三日……」にて、ケルの呼びかけに応じず寝る。

※分岐でセーブスロットを分けておくと超〜楽。


エンディング分岐条件

最終盤微ネタバレ注意。

・サニールート

グッドエンド
バジルを助けてラスボス戦でコンティニュー。

バッドエンド
バジルを助けてラスボス戦でコンティニューしない。

隠しエンド
ハンフリークリアまでバジルの家までの花壇に水やりをする。バジルを助けてラスボス戦でコンティニュー。

・共通

引っ越しエンド
サニールート
バジルを助けず自宅に戻り、寝る。

オモリルート
ベッドで寝る。

ナイフエンド
サニールート
バジルを助けず自宅に戻り、ナイフを取ってベッドで寝る。

オモリルート
キッチンでナイフを取り、自分を刺す。
※あと三日……の時点でオモリルートに入っている必要がある




【ここからは全部ネタバレ】

OMORIを楽しみきった!と思ったら読もうな!


・エンディングの話

バッドエンド(コンティニューしない)
・最初は順当にグッドエンドへと進んでいたんだけど、オモリ戦に負けた時に一旦整理するか……とコンティニューしないを選んでしまった。全然タイトルに戻ると思っていたのでびっくりしたけれど、割と最初に見れて良かったな、と思った。
実際行き着いた先のエンディングで流れる曲「my time」に惹かれてゲームを買ったというのもあり、なかなかに衝撃が強かった。ゆめにっきが元々好きだったのも刺さった要因として言えるのかも。

・あまりに演出が綺麗だな、の気持ち。オモリくんが深い穴に飛び込む演出が多かったのも、そういうことなのかな〜と思っています。飛び込み慣れてた、と言うとまた違うかもしれないけれど。

・このエンディングは他の4人があまりに救われないので良くないんだろうけど、サニーはこれが一番楽なのかな、と思った。マリを殺した事実から逃げて逃げて、逃げ切った先がマリをそう見せかけた自害、というのがあまりにもあまりにもすぎて良い。結果的には同じ結末を辿ってしまった。

グッドエンド(コンティニュー)
・これ、本当にグッドエンドと言える?というのが感想。

・言ったところで仲間たちが必ずしも許してくれる、という感じはなさそうだなと思った。
一番寄り添ってくれそうなのはオーブリーな感じはするし、ケルは謝る意思を見せれば表向きには周囲に取り合ってくれそう。
ヒロは子供がやったことだともわかっていると思うし、ひきこもっていた理由がそれだと理解してもくれそう。だけど、"好きな人を殺された"という事実は変わらないからまあ……まあうん……って感じではある

バッドエンド(引っ越し)
・あれさ〜、バジルが自害しちゃってのサイレンだよね。オモリルートで見たけれど、サニールートも調べて見た。あれとんでもねえな。

バッドエンド(ナイフ)
・そりゃそうだよな〜〜〜〜〜〜〜(頭抱え)しか言えなくなった。


・ブラックスペースの話

・ハンフリーの後、なんでもない日常のタイミングでこういった苦しい場所が強いられる点もウワーッ…………になるなどをした。正直結構怖かったけど、サニーの内面や色々なところが見えて良かった。

・よく話題に出るゆめにっきよりも悪意だとか恐怖だとか、全てが全面に押し出されている印象を持ったかも。ウボァとかそういうヤダ〜と思うところを素材に調理されて料理として出された感じ。ストーリーで避けて通れない以上大事なイベントでもあるし、オラ食えッと言われている気分にもなった。

・サニーが見たくないもの、受け入れたくないものが白黒として表現されてるのかな、と思った。ヘッドスペースのバジルは"友達のバジル"、知らない人は"共犯者"のバジルとして。

・バジル虐に関しては、真実に近いことを喋ってしまったバジルを"見ないため"なのかなと思う。
知らない人がドアの先に入れないのは、真実から自分を守るためだとかその類なのかも。

・ラクガキが言っていた、「迷子になった時に向かう、いい思い出が詰まっている場所」はヘッドスペースしか思い浮かばなかった。そうか〜……。
・うそつき連呼も自害に見せかけたことでしかないよな〜、自分のことを責めている感じがある。
・ニャーゴは結局切り開いた。
・最後の扉、こわすぎて心臓痛かった。特にバジルを殴った後の顔グラ。やめてくれ。
・ブラスペ2は見る体力なかった。


・仲間たちの話

4年間の月日
・4年間で背が高くなったケル、グレてしまったオーブリー、大学生になって、節々で"大人"であることが見えるヒロ。成長した仲間たちと、あの日からずっとマリに縛られ、進むことができないサニーとバジル。その対比があまりにもしんどいな〜と思った。
夢の中の仲間たちは四年前のまんまで、体は成長しているのに心が追いついていない、というサニーに序盤はずっとあ〜〜〜となっていたかも。結局、事実としては逃げているだけっていうのが突きつけられてしまって。

・現実でナイフを持ち出すサニー、夢と区別がついていない感じが出ていて良かった。

バジルの話
・「許して」とか「大丈夫、きっとうまくいく……」とか、最初は何も意味がわからなかった。だからこそ、真実が明かされた時の衝撃がすごく大きかった。あと最初のムービー、ブラックスペースのドアの前だな……。

・ブラックスペースでのバジル虐、全部とんでもなさすぎてひえ〜言いながらやってた。不憫かわいいってこういうことなんだなとはちょっと。

・冒険の理由であるバジルを仲間たちが忘れていくシーン、本当〜にしんどかった。


・マリの話

マリの死とバジル
・推測での話ではあるけれど、マリの死を隠蔽しようと言ったのはバジルなのかな、と思う。二人だけの秘密で、二人だけがマリの死に囚われ過ぎているところもそんな感じがする。推測の話ではあるけれど。

・サニーは明確な殺意はなかったんじゃないかな、と思う。ひざが悪いマリ、バイオリンの練習で参っていたサニー、言い争いが起こった場所……それに、見てしまったバジル。全てが噛み合って、全てが良くない方向に働いた。そう思っています。実際首吊りに偽造したのも優しさだとは思うけど……。

・事故だとしても、結局サニーの中ではマリを殺した、という事実は変わらないのがな〜んか、なんかもう……ネ……。しかも、サニーはマリのことが大好きだったし、しっかりとお姉ちゃん子だったし。

・マリが階段から落ちた時には実は死んでいなくて、首を吊ったように見せかけたせいで亡くなってしまった、という考察もできないことはないけれど、実際それだと「マジの地獄」になりそうなのであんまり考えないようにしている。だめかも。

・自害に見せかけたのが一番良くなかったんじゃない?
見せかけてしまったのがよりにもよって自害だったから、友達たちがたくさん苦しむようになってしまった、とちょっと思ってる。なにも吊らんでも。吊らんでもいいじゃん。
……だけどまだ小さい子供二人、しかも自分が大好きな姉を殺してしまったという罪悪感、動揺。確かに、そうするしかなかったのかもしれない。

・ハングマンもさ、"そう"ジャン……。

・"なにか"も、マリの死に際の姿がトラウマとして焼き付いてしまった姿なのかもしれない。バジルは落下の瞬間、サニーは首吊りの瞬間。
タイヤが吊るしてある木もなんか……フゥン……。


・親の話

作中で出てこない父親
・男が木を切っている場面がブラックキーの穴の中で出てきたけれど、「お前みたいな息子はいない」と言っていたのは、亡くなる前のマリが父親とサニーの間に居てくれたからなのかもしれない。父親が作中に出てきていないのも、検死等でマリの死因が判明したときに出ていったとかそういう類のことなのかも、と思ってる。

・世間体もあるし、サニーもまだ幼い中で誰かに言うという選択肢を親が取ることもないと思うからね。引っ越すのももしかしたら、そういうことなのかもしれない。作中で理由が判明していたら多分わたしが忘れてるだけだけども……。

母親について
・母親も子供を置いて先に引っ越すあたりと、あまりに優しい様子をボイスメールで見せるあたり、やっぱりな〜んか、な〜んか思うところはありそう。ただの優しい母親、という感じではなさそうだな、って。
・オトナリルームの蛇がお母さんのように取ることもできるけれど、実際にサニーもどこか行くたびにお金をもらってたのかも。
お母さんが蛇、ってかなりかなりな認識だとは思った。雲行きがだんだん怪しくなっていくお母さんのボイスメール、そこに隠れてるお母さんの苦い気持ちも受け取ってしまったのかな〜と思う。


・オモリとサニーの話

・オモリ戦で、どちらの選択を取ってもサニーのことを抱きしめているところから、やっぱり冷たいなんてことはないんだろうな、と思った。少し曲がっていて、不器用なだけなのかもね。

・プレイヤーが散々ありがたく使っていた「オモリは屈しない。」も、オモリ戦でプレイヤーの脅威になるのがすごいな、と思った。屈しないのも、サニーがマリの死を受け入れることでしかオモリを倒せないっていうことだよなこれ。すげ〜

・好きなBGMの話

サントラを聴く際にでもどうぞ。

・Title
・White Space
・Tussle Among Trees
・Push&Shove
・Chaos Assembly
・Forest Frenzy
・Sweet Paralysis
・Jawbreaker
・Recycling Really Is A Consept
・You Cannot Go Back
・Tee-Hee-Time
・OMORI
・Duet



おわり!

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