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鍵の管理人は誰だ?

ほどよく五月晴れなGW。
なのになぜかわたし、風邪ぎみです。
頑張れば動ける程度に元気。しかし普段と違う生活と、ひとのご飯作るというプレッシャーでしゅるしゅるとエネルギーが漏れているような…。

ところで先日、ひとりで飲食店をやっている友人と久しぶりにゆっくり喋る機会を得ました。
ひとり飲食店オーナー、すごいですよね。2日間ご飯を作っただけでエネルギー漏れを起こすわたしには到底マネできそうにありません。

彼女はお店の2周年で、さらに人間関係の変化やお金のトラブルに巻き込まれ途方に暮れていたとのこと。そんな中、わたしと偶然会って
「転機なんだ!」
と気づいたそうです。

そう、わたしはひとの転機に現れるオンナ。
ヒューマンデザインでは「鍵の管理人」「人々に未知の方向を指し示す」というナゾの才能を持っています。
ロールプレイングゲームで、村人Aなのにそのキャラと話して情報をもらわないと次のステージに進めない、みたいなキャラがいますよね。「鍵の管理人」はそういう能力なんです。

だから、わたしが神秘的な「お告げ」をするわけでも、
ものすごく示唆に富んだ智慧を授けるわけでもありません。

でも、わたしが好き勝手に話すことから、ときどき何かを受け取って人生の舵をきる人がいる。ただそれだけです。
ちなみに友人はわたしのそんな能力のことは知りません。ただなんとなく、今が転機なんだと思ったのだそうです。

彼女はわたしと長時間会話したことをきっかけに、「お店をやりたい」と感じた時の思いを改めて言語化してくれました。

「人間関係に疲れた女子たちの居場所を作ってあげたい。話を聞いて心を軽くしてあげたい。」

それが彼女の願いでした。

わたしはライティング・ライフ・プロジェクトで、自身のビジョンを見直したり、ひとのビジョンを読ませてもらうことがあるんですが、他者に対して何かをしてあげたいという願いって、必ずその先に自分がいると思います。

わたしが最初に書いたビジョンは
「それぞれの人が自身の「物語」を見つける手助けをする」
というものでした。
この時点でわたしは「物語」というのがなんなのか、まったくわかっていなかったのですが、今振り返るとわたしはそこに至るまでの人生において、たびたび自分の頭の中で作り上げた「物語」により世界と境界線を引き、その物語だけを現実だと思って生きていました。
「物語」を「物語」だと認識し、それを作らなければ生きられないと思っていた自分に寄り添い、「物語」を手放す手助けをしなければいけないということだったんだな、と今ならわかります。

それから一年ぐらい経って書き直したビジョンは
「みんなが息をしやすい、風通しのよい世界を創る」
ぎゅっと「物語」を握りしめていた拳は少し緩んだものの、風通しが悪く息がしにくい世界に生きていたんだと思います。

そこからさらに二年ぐらい経って書き直したビジョンは
「すべての人が本来の自分として調和する世界で生きる」
少しずつ息がしやすい世界に移行したものの、本来の自分として世界に調和できていないわたしがいるのでしょう。

そして件の飲食店オーナーの友人は、まだ自分の中のどこかに
「人間関係に疲れて重い心をもった自分」
がいるんじゃないかな?という気がします。

もしかすると、わたしたちが自分の魂の芯のところから発する願いを見つけるためには、こういうどこかの次元にいる自分を癒すような願いをひとつひとつ、まるで玉ねぎの皮をめくるように叶え、そうすることで自分を癒していく必要があるのかもしれません。

わたしは先ほど自分のことを「鍵の管理人」だと書きましたが、ほんとうに必要な鍵は必ず自分のポケットの中にあります。
あなたが「ぜったいに脱ぐことはできない」と思っている、その鎧のような服のポケットに入っていて、鍵を見つければ服は勝手に脱げるし、服を脱げば鍵はチャリーンと足元に転がってくる。

あとは、あなたが鍵を見つけたいと決めるだけなんです。

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