見出し画像

仙台で出会うひとり旅女子とアジフライ。

ひとり旅。
さみしくない、というと嘘になります。
感情って、誰かと共有できるから意味があるんですよね。

だいたい3日目の夜から4日目にかけて、最初の「さみしい」はやってきます。なので、こういうタイミングで連絡をくれるひとって、ほんとうにありがたいものです。普段は間遠になりがちな応酬も、心なしか密になります。
とはいえ、だんだん「誰かと喋りたい」という欲求も強くなります。声を出すのは、お店で注文する時か、袋が必要かどうかを答えるときだけになりがちです。

でもね。ひとり旅はひとり旅で喋る機会って巡ってくるものです。ふらっとコーヒーを飲みに入ったら、ママさんが先週自分が行った三陸巡りの話をしてくれたり、お餅屋さんで相席になったひとり旅女子とお話したり、お寿司屋さんのカウンターで隣に座ったひとり旅女子とLINE交換したり。その気になったらいくらでも、いろんな人と話す機会ってあるし、もう二度と会わないかもしれないひととの会話って、友達との会話とは違う楽しさがあります。

村上屋餅店で。相席女子は、サッカー応援女子だった。
塩竃で食べたお寿司。隣りに座った女子は大阪好きの東京女子でLINE交換した。また会えるかな?
塩竃神社。とっても気のいい神社だった。オススメ。
松島で笹かま焼いて食べた。こーゆーのに弱い。

***

今日は5日目。明日は帰阪する予定です。

けっきょく、というかやっぱり牛たんは一回しか食べませんでした。だんだん外食にも疲れてくるのですが、そんな時巡り合ったのがコンビニのこちら。コンビニご飯もあなどれません。

これこれ!はらこ飯と牛たんおにぎりというチョイスも仙台っぽい!

ここ一年ぐらいの、わたしの中のひそかなブーム「アジフライ」。ネットで検索しても、いまいち行けそうなお店がなくて、しょんぼりしながら街を徘徊していたら、見つけました!アジフライ!!
一か月ぐらい前にオープンしたとんかつ屋さんのアジフライ定食。お刺身用のあじが使われていて、ぜんぜん臭みがなくて、これぞ!!という感じでした。

「太郎」ってお店のアジフライ。いや、アジフライのお店は他にもあるよ?でも、分煙してなかったり、行列ができる超有名店だったり。

ほんとうに欲しいものって、こんなふうに情報とは関係なく出会えるもの、という気がします。だってgoogle mapにはなかったんだもん。

「話したいな」と思えば、話せるひとに出会えるし、
「アジフライ食べたい」と思えば、アジフライに出会える。

ひたすら自分の感覚を頼りにしていると、案外欲しいものがすんなり手に入るということを学べるのが、ひとり旅の醍醐味かもしれません。


サポートいただけると、とっても嬉しいです!いただいたサポートは、良きエネルギーとして循環するよう、素敵なことに使わせていただきます。