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星が輝く夜♪

家の空は、星がよく見えます。

引っ越してきた時、外の空気を吸い込んだら、まるで林間学校に来た時のような木の匂いがしていて、新鮮な気持ちになりました。
近くに森があります。
毎日住んでいたら、慣れてしまって雨の日くらいしか「森林の香り」はしません。

2019年秋に、吹奏楽で各校が演奏するイベントがあって娘の学校の演奏を聴いて帰った夕方から夜にかけて、空を見たら月と星が私を見守っているかのように輝いていたのです。
まあ、いつも通り空にあっただけなのですが、その時聴いた曲が耳を離れなくて、そんなふうに感じたのでしょう。
でも、その日演奏会から帰宅した娘も、「今日の月と星がね…」と空の様子を話してくれたのです。
同じ感覚でいた、ということに驚いてしまいました。

樽屋雅徳(1978年〜・日本の作曲家、編曲家)さん作曲の「ペドロの奇跡の夜」です。

ペドロの奇跡の夜・・・ それは、心優しい少年に訪れたある一晩の物語です。 ペドロの住む町の教会には、大きくて立派な鐘があります。ところが、まだ一度も、この鐘がなる音を聞いた人はありませんでした。その鐘を鳴らす方法はただ一つ、クリスマスの夜に神様に贈り物をすることでした。 クリスマスの夜、ペドロは神様に贈り物をしようと小さな弟を連れて教会に向かいましたが、途中で女性が倒れているのを見つけます。楽しみにしていたクリスマス… しかしペドロは、女性を助けるために弟に一人で教会へ行かせます。 一方、教会は鐘の音を聞きに来た人々でにぎわっていました。キラキラとまぶしく光る宝石、山のような金貨、立派な銀食器…。だれもがすばらしい贈り物をして、鐘を鳴らそうと考えていました。けれど、どんな贈り物をしても鐘は鳴りません。 誰もが諦めかけたその時…突然、美しい鐘の音が鳴り響きました。贈り物をしたのは、たった一枚の銀貨を兄から預かったペドロの弟でした。神様への贈り物とは、金貨でも宝石でもない、ペドロのような優しい心だったのです。 曲はこの心温まる物語をもとに映画音楽のように進んでいきます。雪の中の街の教会へと続く道や、ペドロの優しい心、それによって街中に鳴り響く鐘の音、それぞれのシーンをイメージしながら演奏するよう心がけていただけたらと思います。(樽屋雅徳)

フォスターミュージック商品紹介ページより引用

小さな音から壮大な音まで、緩やかに広がっていく様子は、物語を読んでいるかのようです。
3分30秒あたりからのフルートのソロが一番おすすめです。
やさしい、やさしいメロディーが、流れてきます。
優しい心を持った少年の贈り物で、鐘を鳴らす事ができたというストーリーに、心が温かくなりました。
クリスマスが舞台だから、今は春に向かっていてちょっと季節外れだけど。

星がキレイな夜は、この曲を想うのです🌟

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