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写真を眺めながら

冒頭の写真は、初めての発表会のものです。
集合写真には「ホテルプラザ」と言う印字が刻まれていたので、多分大阪の旧ホテルプラザだと思われます。
舞台の後ろにビブラフォンなどがあるのが、時代を感じさせますね…。

少し前に実家の両親から生まれてからの写真を渡されていて、いつかはこの写真も整理しなくては…と思っていました。
せっかくもらったのだから、全部スキャンして保管したら?という夫の意見もありましたが、写真アルバム20冊程度の束はかなりスペースをとっているので思い切って「自分的にベストショット」「自分を語るのに必要な出来事が写っている」ことを条件に選りすぐる事にしました。


こんなに!他にもピアノの発表会に出演したサイズの大きな写真もあるんです。
ここに余裕で入りきる枚数にしました。後ほど新しくアルバムに入れようかな。

生後4ヶ月くらいの私を抱っこしている母は、とても若くて美しいです。
ここに掲載したいくらい。

幼児期は、関西から関東へ移り住んだ時期があったので、某有名大学の構内を優雅にお散歩している姿があったり。
何よりもその地で妹が誕生して一緒に写っている姿が、我ながら可愛らしいです。
ずっと同じ場所で妹と二人で写っている写真があって、それは、祖父母の家の門扉なのですが、その後自分の家族ができて一緒に写っていたので、この古い写真たちは家族の歴史を辿るような気持ちにさせてくれました。
その場所は、今では取り壊してよその方がお住まいなので、自分の記憶と写真だけが頼りなのです。
祖父母の家は「エモい場所」でした。
とても古い家屋だったので、残しておきたくて取り壊し前に写した写真集みたいにまとめてあるパソコンのファイルが存在していて、いつかここにもあげてみたいです。

小学生時代の私は、早生まれなのもあっていつまでも小柄でした。
娘たちの子ども時代の風貌を「ジブリ映画に出てきそう。」と思っていましたが、私もかなりジブリ映画寄りの見た目でした…。
中学生になったら、写真の枚数は特に少なくなってしまいました。
「管理教育」で有名な大都市に住んでいたので暗黒時代だとばかり思い込んでいました。
でも、野外学習の写真は、楽しそうでした。
「アンサンブル部」というオーケストラ編成の部活でヴァイオリンを担当していて、メンバーと一緒に写っていた写真には、当時「音楽の道に進みなさい。」と言ってくださったK先生も一緒にいました。
高校の入学式では、着慣れなかった制服が卒業式でこなれた感じになっていて、成長したんだな〜と感慨深くなったり。
先日高校時代の友人と手紙のやりとりをしたので、ちょっと振り返ってしまいました。
この時期は、母方の祖父のチェロと合奏しているショットもあってこれだけでnote1記事書けてしまいます。

大学生になって、大人になって、と少しずつ写真も少なくなっていくのですが、この写真の終わりは、私の結納、そして結婚後に住んだ仙台での写真、長女がお腹にいる間に嵐山へ出かけた写真で締めくくられていました。

自分の子供時代は、親に怒られてばかりで、他の人と比べてパッとしなくてあまり振り返りたくなかったのですが、これを機会に「悪くない過去」にも出会えて良かったと思えました。
何よりも冒頭の初めての発表会の写真が、初々しくて、無心に弾いている姿にハッとさせられました。

悪くないじゃん、自分!



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