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【実録!】私が長年苦しんだ人生の敵・"汗疱"を克服できたお話(イラスト多し!)

ええ。
ええ。
需要のないお話だとは百も承知でございます。

「は?汗疱ってなに?どう読むの?」
という方もいらっしゃるでしょうし、私自身この疾患の名称を知ったのはここ数年の間なので、すごくマイナーな疾患なのでしょう。
散々悩まされていたのでネットで調べまくって、ようやくはっきりしたこの疾患の名前は「汗疱(かんぽう)」。

この記事は、長い長い間苦しめられてきた汗疱を、今年ひょんなことから克服できた嬉しさから、ほんの少しでもコレに苦しんでいる人がいれば参考にしていただきたいなぁ、と思い書きました。
7千文字もあるので、時間がある時にゆっくりお読みください!
ある意味私の人生の集大成・・って大袈裟な!と思うかもしれませんが、私にとってはそれほど大きな喜びだったのです。
かなり赤裸々に書きましたので描写が少しエグい所もありますので注意です。

汗疱ってなに?

文章力のない私の説明よりも、ネット上の皮膚科医院さんの説明を引用させていただいた方が簡潔に判りやすく伝わると思います。

汗が皮膚の中で詰まってしまうことが原因です。汗は汗腺という皮膚の深いところで作られ、長く細い汗管という管を通って皮膚の表面に出てきます。汗管が何らかの影響で詰まったり、小児などのように汗管が細かったり、一気に大量に汗をかいたり、温度差で急に汗が引いたりすると、皮膚表面に出るべき汗がうまく出られずに、皮膚の中に貯まってしまうのです。これが水ぶくれができる汗疱の病態です。他にも金属アレルギーや感染症などの関与が考えられていますが、主な病態は汗の詰まりにあります。

もりはら皮ふ科クリニック様より引用

要するに、手の平や指の間などに細かい水泡が無数にできてしまうという、最悪に気持ち悪い疾患です。
もちろんこれで熱が出るとか体調崩すとかはないのですが、二次的に「あ゛あ゛~~~!!!!できてしまった~~~!!!!(ノ)゚д゚(ヽ;)」というショックと、「これから暫くコイツと付き合わなきゃならないのか・・・(´゚ω゚`|||)」という絶望感はあります。


だいたいこんな場所にできる

なぜそんなに嫌かと言いますと、まず前述しましたように「気持ち悪い」
自分の手にこんなおぞましいものができているという現実にゾッとします。人様にはとても見せられませんので、これまで長年隠してきました。

それと同じように「痒い」というのもかなりの嫌いポイント。(まぁ多分一番の嫌いポイントです)
私は昔からヒスタミンの分泌が活発なのかわかりませんが、とにかく痒がりです。尚且つ皮膚も弱いので蚊・ブヨ・ダニなどに血を吸われてもかなり腫れて痒く治りも遅いのです。
手指の間に無数にできる水泡すべてが痒い信号を発してくるので発狂しそうになります。
"汗疱は痒みや痛みがなく、自覚症状が殆どありません"などと書かれているサイトもありましたが大嘘です(少なくとも私には)。

痒さに負けて「かいてしまった後」も地獄です。水泡なのでそれが一斉に割れて水が出てきてしまうのでベタベタするし痒いし痛いし気持ち悪いし。
かいてしまった時は、その気持ちよさが50%だとすると、同時に沸き起こる罪悪感と後悔が150%もありますから、感情が200%になり滝のように襲い来る。キャパオーバーして白目剥いて泣きたくなるんです。


痒さに負けてタオルにこすりつける図。ちょっとの天国と大きな地獄が同時に襲ってくる。

痒いのに比べたら大したことはないですが、「痛い」のもあります。なにせ手にびっしり水泡ができてるわけですから、すごく「腫れてる」感があります。違和感は拭えませんね。

「所かまわずできる」のも困りものです。仕事中に、寝ている時に、お出掛けのときに、いつでも新たにできたり増えたりします。
汗疱が発症するのは"夏場"です。
せっかくの夏のお出掛けも、汗疱ができていると楽しめません。
血を吸う虫たちに加えてこの汗疱のせいもあって、去年までは夏が大嫌いになってしまいました。


せっかくの楽しい夏のお出掛けも、汗疱ができていると台無し・・・

うーん、せめて足だったらまだ忘れていられそうなんですけどね。
手だとどうしても目に入ったり使ったりするので常に頭を離れません。

長年色々な方法を試してきた

年齢は伏せますが私が小3の時から発症したことを考えるとかなりの長い間苦しんできました。もう夏はしゃあないのかなとも思っていました。
まず、なぜ発症するかですが、これは恐らく私が「手掌多汗症」だからというのが大きいです。
大して緊張もしていなくても手汗を多くかいてしまいます。それが暑い夏場なら感情なんて関係なしにたくさん手に汗をかいてしまいます。私が人との関りを極端に嫌うのもこれが大きな要因です。
学校でみんなで踊るダンスとか、レジの会計でお釣りをもらったりとか、手を繋いだり取り合ったり触ったりするシーンがめちゃくちゃ苦手。

なのでその「汗」をかかなければそもそも汗疱などできないと思い、今まで様々な方法を試してきました。

・ベビーパウダー

汗かきといえばこれでしょう。起きている時にこれを手に付けると触ったものすべてを白くしてしまうやっかいな奴になるので使いませんでしたが、夜寝る前にたくさんつけて寝ていました。

・水虫薬

「汗疱」という疾患を知ったのはわりと最近です。調べていくとやはり私のように水虫に間違える人もいるようなので、水虫薬をつけていたことがありました。水虫のように"菌が原因"ではないのでそもそも効かないのです。

・リステリン

口内を殺菌するあれです。前項で水虫の類だと思っていたので、菌を殺すために風呂桶にリステリンを注ぎ、そこに手を浸していました。その間、何もできないのでなかなかツラいです。水で流すとなかなかさっぱりはするのですが、汗疱には多分効果がないです。水虫には効くそうです。

・ピロエース石鹸

こちらも菌を殺すために使っていました。水虫用の石鹸ですが、そうでない人でもかなり洗いあがりがサッパリするので体がベタつくとき等におすすめです。因みに乾燥の激しい冬にこれで手を洗うと乾燥しすぎてしまうため使っていません。

・ウナクール

蚊に刺されたときに幹部を冷やす、あれです。暑いとどんどん汗疱が増えてしまうので乾燥と冷却を兼ねてこれを手に塗りたくっていました。シャツクールはワンプッシュで一気に濡れるので良いです。

・保冷剤

暑いと痒くなります。冷やせばまだ落ち着いてくるので、保冷剤を持ち歩いていたときがありました。

・木酢液

かゆかゆ人生の私の皮膚疾患の殆どがこれで治ります。しかしにっくき汗疱に効果があったのかは今では分からないです。

・湿布を巻く

あるサイトに、関係性はよく解っていないが、との前置きと共に「冷感パップを手の小指に巻く」というのがあり、試してみました。更に寝るときに足裏にも貼る。これは確かに軽くなったような・・気がした。
ただ、小指に巻くと、巻いたところが蒸れてそこにびっしりと汗疱ができてしまうんです。でも、それでも、小指を犠牲にして他を軽くする効果はあったような・・・気がしました。

・ふやけさせる

水泡ですので、手がふやけて皮が剥けて生まれ変われば治るわけです。そんなわけでずっとぬるま湯に浸していたこともありますが、何故か汗疱ができている時ってなかなかふやけないんですよね・・・。

・忘れる

まぁ究極これが一番なんですけれど、前述しましたようになかなか忘れてはいられません!

皮膚科の先生たちは汗疱にはリンデロンというステロイドのチューブを渡してきますが、正直困ったときには大体これが出てくるような気がします。
もう何年も前にコイツにはひどい目に合わされているのでもう二度と使いたくありません。

さて、このようなことをたくさん試していたため、私の夏は汗疱を如何に治すか、また予防するかに充てられていました。
かなりの時間と労力を汗疱改善に費やされていたのです。

今年も夏がくる・・・どうしよう・・・

今年は本格的に絵の仕事に専念しているので、絵を描いているこの「手」にびっしりと汗疱ができてしまったら明らかに集中力が低下してしまいます。
私は恐れていました。
夏が来るのを・・!

そんな折、ひょんなことから丸っと解決してしまったのです。
ここまで長々とこの駄文を読んでいただいた方には感謝しかありません。(同時に少し恥ずかしいです・・)
大変申し訳ございませんが、ここから先の解決編は有料とさせていただきます。

私が長年悪戦苦闘、七転八倒、阿鼻叫喚の地獄絵図を繰り広げてきた汗疱人生に終止符を打てたこと。その方法が実に簡単で、金銭的にもポケットマネー程度で済んだこと。しかも病院はおろか薬を使うこともなかったこと。
それらをこれから書いていきたいと思います。

しかしもし万一、需要がないとわかっておりますがこれを読んでいる方でご自身も汗疱を患っていらっしゃる方がいても、私のこの方法ならば確実に汗疱にかからない、とは言い切れません。
ですがひとつのケース、希望として、その方法と考察を見ていただけたらきっと参考になると思います。

ズバリ、私の救世主は

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