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♡Ep.【こんな男、なんで好きなのか。】~彼女がいらない男Ⅱ~



彼を好きになってから
わたしはたくさんのことが変わった。


まず、


自己肯定感がクソ程低くなった。

(思わず言葉も悪くなる程~~~)



元々他人軸だったわたしは
誰かに好かれたり、褒められたりすることで
自分の価値を見出して、自己肯定感に変換していた。

今までの恋愛が全て
愛されまくりの幸せなものばかりだったわけでもないけど(過去episode参照)

かといって報われなかったことってそんなに無いし
それはそれで、経験として学びだったり糧になった。
それか、ネタになった。


共通して言えるのは全てが

無駄では無かった。

と、思えること。



対してハルは

わたしに沢山の幸せや楽しさを与えてくれるけど
絶対に"彼女"にはしてくれない。

彼女になれない=彼女にする価値がない

そう変換してしまうわたしは

自分の価値を"認めてもらうため"に
ハルにとっての"良い女"を模索し演じる日々。

いつになっても彼女にしてもらえないことで
圧倒的に自己肯定感が下がる一方だ……。



次に、


主導権を握れなくなった。


これに関しては、ハルに始まったことでは無く
ここ数年のわたしの恋愛傾向の肝ではあるが

ハルと知り合って、彼女になれないことに気づいて以降
更に拍車がかかってしまった。


こうなってしまう要因として

絶対にめんどくさい女になりたくない

とゆう自分ルールの元、

相手の都合に合わせたり、
負担にならないように気をつけたり、
相手の望むムーブをすることに努めた結果
(それがハルの彼女になる近道だと思った)


かゆいところに手が届く女

を目指していたはずが


主導権を握られる都合の良い女

に成り下がってしまう始末。



そして

自分と人にすごく期待するようになった



自己肯定感も低いし
主導権も握られて

だったらもういっそのこと
ハルがいないと生きていけない(;_;)ぴぇん
みたいな、分かりやすく依存しちゃう
メンヘラ女になってしまえばよかったのに


何故か湧き上がる自信
捨てきれない期待

が、わたしをつき動かしていて


いつまでたってもわたしがハルとの関係を切れなかった一番の原因だろう。



いつかわたしの価値を気づかせられる。
いつかわたしの価値に気づくだろう。

そんな、自分と相手(ハル)への勝手な期待は
月日が経てば経つほど増していって



それこそ

努力は報われる

その言葉を信じるならば

ここで辞めてしまったら(関係を終わらせたら)

今までの努力が無駄になる

そう思ってしまった訳で……



それは結局

ハルを好きでい続けた理由のひとつ

になっていたのだった。



そしてこんなこと、認めたくないけど

あなたのせいでこんなにも
わたしの自己肯定感は下がりまくっているとゆうのに






ハルと一緒にいる時の自分が1番好き。




そう、思って(思い込んで)しまっていたわたしは
余計にハルと一緒にいることでしか
自分の価値を見出せなくなってしまうのだった。




一緒にいると
絶対に楽しませてくれて
居心地の良い空気感があって
価値観や考え方を共有できて
少しわがままだったり、自分勝手なハルを
笑って許せるわたし(本心では無理してたとしても)を
必要としてくれる(そう思い込んでいた)


そんなハルを
今、こうしてこんな文章を書きながら
大嫌いだと思えるくらいに
当時は本当に大好きだった。



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