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フリーライターとして活動を始める前に知っておきたい働き方と3つのポイント【#オキグリ イベントレポート】

テレワークが普及しはじめて、時間や場所にとらわれずに働きたいと考える人が増えてきたように感じます。そんな働き方を実現する職のひとつがフリーライターです。先日、ライター講座の講師みやねえさんが、『ライターとしての働き方!初心者から一歩踏み出すキッカケづくり』と題したトークイベントを開催しました。

8月からスタートする「フォトライター育成講座」に先駆け、ライターに興味がある人や気になっている人に役立つ知識が盛りだくさんのイベントでした。

今回はフリーライターの働き方について、トークイベントを詳しくレポートしたいと思います。

フリーライターの1日のスケジュール


まず、フリーライターはどのように働いているのでしょうか?みやねえさんのある1日のスケジュールを覗きました。

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みやねえさんは、頭がスッキリしている午前中に重い作業を行う傾向があるとのこと。原稿の最終チェックや執筆など集中したい作業をする時間に充てています。午後は打ち合わせ、取材や編集を主に行っているそうです。

フリーライターとして働くために大切な3つのポイント


フリーライターとして働くということは、業務委託として外注で仕事を受注することになります。そうすると、文章力や取材スキルを身につける前に特に大切な3つのポイントがあるそうです。

3つのポイントとは…「テキストコミュニケーション」「スケジュール管理」「作業する環境・場所」です。みやねえさんがそれぞれの詳しい説明をしてくれました。

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1. テキストコミュニケーション

フリーライターとして活動すると、メールやチャットなどのテキストのみでやり取りをする機会が増えるため、「簡潔で伝わりやすい文章」を心がける必要があります。

「簡潔で伝わりやすい文章」は大きく4つのコツがあります。

・Yes or Noで答えられる質問をする
Yes or Noの2択だと、相手が回答しやすく返事もすぐ返してもらえやすいです。

・最初に要件を伝える
例えば、具体的に「2点質問があります」「~について確認があります」など、要件を先に伝えると、相手が理解しやすいメッセージになります。

・送信前の再読
誤字脱字がないか、伝わりやすい文章か、冗長な文章になってないかなどを確認してからメッセージを送信すると、相手に配慮した文章になります。

・ニュアンス違いを防ぐための確認
テキストだけでのやり取りだと、どうしてもお互いの認識違いが発生します。伝えた内容が相手に正しく認識されなかったり、相手が伝えたい内容を自分が飲み込めていない場合もあります。

防止策として、必ず自分から確認をすることです。「~との認識で合っておりますか?」「認識合わせのため再確認でした」など一言入れると相手も気軽に返信してくれます。

相手をねぎらう言葉を入れたり、語尾を柔らかくすると優しいニュアンスで伝わるのでぜひ取り入れてみてください。

さらに、わかりやすい文章は見た目もとても大切になります。文章のレイアウト面で読みやすくするコツは、まず敬語の削減です。

× ~させていただきます
〇 ~させてもらいます

このように二重敬語を避けると、スッキリして読みやすい文章になりますね!

次に、並列した情報には箇条書きを使う。手順を説明する場合は、1、2、3…と数字を入れて箇条書きにします。その他には、改行やスペースを入れる強調したい言葉は太字や括弧にしましょう。

テキストだけで伝えることが難しい内容は、ZoomやGoogle Meetなどのビデオ会議を活用がおすすめです。内容によって、テキストか対面か伝達方法を使いかけられると円滑なやり取りができそうですね。

2.スケジュール管理

スケジュール管理で大切なポイントは3つあります。

・「自分の作業時間」の把握
初めての作業だと所要時間の検討がつきません。そんな時の解決策は、わからないなりにスケジュールを前倒しにして計画を立てることです。実際に作業を行った時には、Excelシートにタスクごとの作業時間を記録しておきます。そうすると、次に似たような作業をする時に、Excelシートを見て作業時間を割り出せます。

・逆算したスケジュール立て
スケジュールを詰め込むと、急なイレギュラー対応が発生した時に対応できなくなり、作業が後ろ倒しになってしまいます。そこで、1日1~2時間ほど空き時間を作っておきましょう。イレギュラー対応が発生しなければ、翌日の作業を前倒しにすればいいのです。気持ちとスケジュール双方に余裕が生まれて、すごく安全ですよね。

・スケジュール管理アプリの活用
みやねえさん個人のスケジュール管理ではGoogle CalendarやGoogle ToDoを使っているそうです。アプリによっては、リマインド機能やタスク管理、メモ入力など個人向けの多機能アプリが公開されています。有名なのが、Torelloです。スケジュールの共有機能があり、プロジェクトでも活用できるので、一度使ってみるといいかもしれません。


みやねえさんのスケジュール管理について

実際にカレンダーを用いて、みやねえさん流スケジュール管理法を教えてもらいました!

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取材当日はパソコンにデータ格納を済ませ、記憶の鮮明なうちに情報を箇条書きで記録します。執筆は遅くとも納期の1週間前に始めることが多いそうです。納品は実際の納期の2日前を目指したスケジュール立てを行っています。スケジュールの逆算と前倒しのスケジュール立てがとても大切です。まずは、自分の作業時間の把握をしてから、計画を立てましょう!


3.作業する環境・場所

フリーライターとして活動する場合、主に自宅で作業することが多いそうです。気分転換やミーティングを兼ねて外出する場合は、電源カフェやコワーキングスペースが作業場所に適しています。それぞれに必要な環境とメリット・デメリットがあるので、自分に合った作業場所を選択しましょう。

自宅で作業する時はWi-Fi環境が整っているか、作業用デスクや集中できる環境が必要になります。自宅のメリットは、リラックスして仕事に集中できるところです。移動がなく時間管理が楽なので、自分のライフスタイルに合わせられます。

一方、デメリットは、家事や他のことに手をつけやすい自由な空間なので、作業の優先順位がつけにくくなります。タイマーを使用して、細かくタスクを分けてメリハリをつけるといいとのことでした。

電源カフェやコワーキングスペースは、前提としてノートパソコンがないと作業できません。メリットはWi-Fiやコンセントを利用できる環境が整っていて、気分転換の効果から快適に集中できる点です。

デメリットは、騒がしくて集中できない時もあります。対策として、イヤホンを活用すること。自分にとって過ごしやすい場所や席を見つけておくといいようです。

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フリーライターになる前に必要なことを知れて、さらに興味や関心が深まった方も多いのではないでしょうか?仕事の取り方など実践的なお話はこちらにまとめられています。


私はイベントに参加して、今後の自分に必要なアクションが見つかりました。スケジュール管理が苦手なので、アプリを活用してしっかりスケジュール立てを行っていこうと思います!今すぐに取り入れて実践に移せるお話が盛りだくさんのイベントでした。

8月11日(水)から始まる「フォトライター育成講座」では、Slackを使用したテキストコミュニケーションやスケジュール管理を行いながら、文章の書き方を学ぶことができます。

未経験だから不安を感じている方!大丈夫です。講座は少人数制なので、みやねえさんが寄り添いながらサポートをしてくださいます。実際に私も手取り足取り教えてもらいました。

みやねえさんのライター講座を受けた感想をnoteに書いています。

ライターとして働くためのスキルを身につけて成長したい方は、ぜひこのチャンスを活かしてみませんか?


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