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悪戦苦闘かな入力とブラインドタッチの思い出

先週末からパソコンのキーボードの入力方法をかな入力に変えた。

面倒くさい。

超面倒くさいけど、驚いたことが2つある。
1つは探しているうちにひらがなを忘れること。ゲシュタルト崩壊して「に」って…どんな形だったけ?と、探せなくなる。
2つ目は、ローマ字入力の影響なのか?例えば「ろ」と打ちたくて「ろ」を探すと「ら」を見つけて「あった!」と思ってしまう。「R」を探す感覚。

ローマ字入力は同時にアルファベットの配列を覚えられるから一石二鳥だけど、あいうえお以外はキーを2つ打たないと文字にならないので、同じスピードでキーを打てるなら、かな入力の方が速いに決まっている。
父がGWに亡くなってそろそろ20年になるけど、思い出すのは「かな入力でブラインドタッチが早く、会議の記録は紙とペンではなくキーを打って記録していた」ってこと。当時、パソコンでメモを取る人は珍しく、会社でも浮いた存在だとよく自慢された。

そんな大事じゃないことを思い出しては、なんか負けた気がして嫌になった。それで、ちょうど少しでも早く打ちたいと思うことも多くなったので、父に勝ちたくなった、というわけ。

私がローマ字入力のブラインドタッチを覚えたのは大学生の頃。所属していたゼミでノートパソコンを購入するよう要請があり、それを使う過程で覚えた。
父は理系の大学出身、ハードウエアもソフトウエアも好きで、子供の頃から自宅にはMacとWindowsが一台ずつ以上ある家だったから、喜んで買ってくれた。厚みが5cmもある、重い重いノートパソコンを。

その後、私が就職したのはソフトウエア会社。プログラマーと事務を経験したので、アルファベットも日本語もよく使ったと思う。本当にローマ字入力は馴染み深い。その分、かな入力の面倒くさみが増してる気がしてならない。

それほどめんどくさいことを始めたんだと書き留めておきたい。
そうしたら2020年が終わることには、「あれ?こんなに苦労してたんだ!」なんて、きっと懐かしく見返すだろうと思うから。

でも、書き留めるのにはどうしてもどうしてもで、ローマ字入力を使った。

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