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本気になれない

年始早々自分の馬鹿さ加減にうんざりする。

「本気なら私の話を聞く。ある人は私が日本のどこにいても話を聞きに来た。」こんな調子で、だからあなたは本気じゃないと言われれば、大概の人はうるせぇなと思うのでは。教えを請うために聴講代、交通費、場合によっては宿泊費も、金と時間を払うことが本気の証になんかならないぞと。

これを今でも引きずっていたんだと思う。金なんかなくとも…なくとも…と思っているうちに、本気のつもりになっていることに気づかなくなっていた。上手くいかないことがあっても、そのうち何とかなる…そのうち…と、上手くいかないことから目を逸らしていることに気づかなくなっていた。

私が勤めていた会社はまさにこうして無くなった。それを間近で見て心の内では軽蔑すらしてたのに、自分も同じところに陥っていた。自分一人だから誰にも迷惑はかからないと思っていた。結局は目を逸らしたところに他人様がいて、迷惑をかけてしまった。

何度やっても上手くいかない。アレをやって、コレをやって、どっちをやっても上手くいかない。それでも続けるなら、その上手くいかない様を見たくなくても見るしかない。それで本気と言えるのか?はもう自信が無いけど。

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