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「インプットがなければ、アウトプットはできません」

今回は同業インディーズクリエイター向け記事です。

「インプットがなければ、アウトプットはできません」

これは私が尊敬してやまない手塚治虫先生の名言です。

コレ本当なのを身をもって今感じています。

今日はそのお話と、noteで作品をあげていますごとうにも先生がエッセイでいいコトをおっしゃっていたのでその記事の紹介です。



描けないときはインプットに切り替える

昨日、しばらくしていた臨時の仕事と半日以上かかる大学病院の通院の疲れ、ステロイド剤の飲み足し不足、忙しくてマンガ描けなかった気持ちが溜まって夜更かしして描いたりなどが重なり…体調もメンタルもいきなり怖いほど悪くなりました(^^;)

一昨夜は久しぶりに「金縛り」に遭い悪夢を見て、目が覚めたら体調激悪プラス、なにも心当たりはないのにいきなりマンガの続きを描く気にもなれないほどメンタルが急降下してたんですよ…。

ホルモンが出ない難病なので、おそらく薬が決まった時間に飲めなかったのと、いつもの定量より飲み足しが必要だったんだと思います。
(オーバードーズではなく、体調やイベントに応じた量のステロイドを飲み増ししないとならないのです)

夜ステロイドを多めに飲んでやっと「明日は続きに着手できそうだな」ってとこです。

おりしも昨日は昼間、いかにもイヤ〜な感じの暗い曇り…。

「じゃあ自分は疲れてるんだから昼でもとにかく寝よう…」

…と思っても、意味不明にメンタルが死ぬので眠る前に何が頭にあってもツラいんです。
とくに今ペン入れ〜彩色を進めてたお話が、描いて気を紛らせようと思っても座ってもいられなくて昨日はまったく手をつけられませんでした。


で、どうしたかというと…。

こういうときは、重症度5くらいまでのときは作画でなく文書記事執筆をやってみる…それも厳しいときは「他の人の作品を読む」コトにしてます。
重症度8以上になるともう本当に何もできません。夜まではそんな感じでしたが、徐々に回復はしてきたのでKindleに買ってある本を読んでレビュー書いてみたり。

自作品「カズオの運行日報」はまだまだ先までネタ・プロットがあり、ネタ切れで描けない…というのではないのですが、たまには人の作品を読んでみるというのは大事なことかもしれません。

ここんとこ、べつにお金にならんのだからあくせく描く必要もないのにがむしゃらに描いていてプツッと線が切れちゃった感じですね。
作画作業に間を空けてしまうと色設定や作業手順の感覚を忘れてしまうんです。
なので毎日忙しくても少しの作業だけでもやるようにしていました。

でもこうしてまったく手につかなくなったときこそ、人の作品を読むチャンスなんですよね。

「インプットがなければ アウトプットはできません」

コレはマンガ描く以外の経験や知識も必要ですよというコトのほかに、純粋に他の方のマンガを愉しむ時間も持つべき…という意味でもあると焦げ猫的には受けとってますです。
手塚先生がほかのマンガ家の作品を「インプット」と認識していたかどうかはわかりませんが(そうではなさそうですよね・汗)。

既にプロの方の作品を読んでいて、
「ああ〜自分はこんなふうに描けないからダメだ…」
…と思ってしまうような場合はオススメできませんが、エンタメとして純粋に愉しめるモノ…。
例えば焦げ猫はプロの方の作品ならやっぱり実話ホラー・オカルト・スピ系・遊女モノ・人情モノが好きなのでそういうの読んだりですね。

自分が描くモードになってるときはいいんですが、乗ってた軌道(売れ線描けてるとかではなく自分的に)から落っこっちゃったら、「インプットにシフトする
ようにしています。
あ、今は「描く時間」じゃなくて「読む時間」なんだな…と。
それぞれのマンガ家さんの個性を見ると、自分も自分でいいんだなって思えますし。


noteで読めるオススメマンガ

あとはここnoteでインディーズマンガを描いていらっしゃる方はいっぱいいて、普段は自分が描くほうに時間割いちゃって興味深い作品を読み切れないくらいなのですが…。

ルーフトップのフリーク・トム

作者のサクラマスさんは焦げ猫とたぶん同世代か少し上でいらっしゃるかな?
自己否定感が強い主人公ハルくんをとりまき生きる知恵をくれるビルオーナーとその仲間たち、不思議なロボットたちがとってもおもしろい作品でした(完結済み)。
マンガ以外の記事も、広義での洋楽好きやスピ好きが被ってるので焦げ猫にはおもしろく、楽しくコメントさせて頂いてます。


ヘンピナ

Kindleで0円という「えぶりでいホスト」を読んで、「こんなにオモロイのになんで0円!?」と思う、ごとうにもさん。
1ページ4コマのテンプレ、ラフな線。
なのにおもしろい!
焦げ猫はメンバーシップに入ったりサポートしたりができない事情があるのですが、実質ほぼ無料で連載中の「ヘンピナ」も読めます。
Kindleでも出ています。
元暴力団の息子センイチくんを軸に世界観が拡がっていて各作品になっている感じ。

このごとうにもさんが、いい記事(エッセイ)を書いていらっしゃいました。

人と比べず楽しんで創作するマインドを得る


【人と比べず楽しんで創作するマインドを得る】

…という大事なことが書かれているので、noteでマンガなりアマチュアクリエイターをやってて焦げ猫みたいに「スキなどリアクションの数が少ないと悩みはじめる」タイプの人はぜひ読んでみてください。

理由は後述しますが焦げ猫は自分のマンガがどんなに一所懸命描いてもバズったり商業誌と連載契約したりなど「売れる」ことはほぼないだろうと思ってます。
ただ、より多くの人に読んでほしい気持ちはあるから有料記事にはしない方針です。

だからこそやっぱりリアクションが少ないのはときどき落ち込みます…

「自分が楽しいから描く」という原点回帰は焦げ猫にとっても必要なことだと思います。

その記事の最後に、「作品は石ころやウンコ」と例えでおっしゃってますが、昔、某有名イラストレーターさんにお会いする機会があってその方も「僕にとって作品はウンコみたいなモノだから完成して納品したら忘れちゃう」と。
当時の私は自分の作品に思い入れがありすぎて「著作権ごと買い上げはしてほしくない」と密かに思いながら売り込んでいまして、「作品がウンコ」って理解できなかったんですよ。

でもここでカズオの話を描き始めたら、「自キャラ萌え」も覚えたいっぽう、アップした作品を自分で読み返して悦に入るコトがいい意味で不思議と少なくなったんです。
商品にならんので自己満足ですが、描いてるその最中の作画の難しさに悶絶したり1ページが完成したりしたそのときが楽しい。

「あー、コレでいいんだな」

と、今は思います。


note以外のオススメインディーズマンガ

また、ジャンプでも新人が自由に作品公開できて編集の目に留まるチャンスも…という常設サイトをやっているようで(ジャンプルーキー)、昭和系タッチの熱量の高い作品がお好きな方は旅川丈さんの作品をオススメします。

この方の作品の中でとくに焦げ猫が好きなのは「風来坊」という作品で、清掃(ビルメンテナンス)という、ある意味焦げ猫が描いてますトラックドライバーと同じ「裏方の仕事」のおもしろさが描かれています。
もちろんこのサイトに投稿するのも、ご自分の作品が「少年マンガ」ならいいと思います。


noteお題「わたしのマンガを見て」

このたび、noteで「わたしのマンガを見て」というハッシュタグをつけることで商業誌(またはWebマンガアプリ)編集さんからの講評が頂けるチャンス…ということで参加してみましたが(過去作にハッシュタグをつけ1話へのリンク貼るなど結構な作業量でした)。


本当言うと自分のマンガが商業媒体では売れない理由はわかってます…。
要するに好き勝手描いてるからですが。

・絵が雑(丁寧に描いてないつもりではないのですが、若い人の技巧には敵いません)、絵柄もノリも昭和
・コマ割りが単純(スマホでも読みやすいようにってのもあるんですが)
・フルカラーにこだわっている
・毎話のページ数が定まってなく1話あたりが中途半端
・ギャグなのかシリアスなのか捉えづらい
・そもそもテーマであるトラックドライバーが不人気職業…宅配と違い一般の人と接する機会がなく興味を持ってもらえてない
・専門職ゆえ注釈・解説が不可欠でサクッと読めない
・致命的なのは病体のため締切があったら守れない可能性がある
・今のところ人間性善説に基づいて描いているので「悪役」が出てこずおもしろくなく感じる人もいる(だいぶ先でそういう展開にはなりますが)

…などなど。

わかっていても、やっぱりより多くの人に読んでほしい気持ちはあるので、商業的な善し悪しではなくて評価というかリアクションがほしいのです。

それでも、愛読者になっていただき、新作アップのたびにスキをくださる大事なファンの方はすでに数人いらっしゃって、本当に感謝しかないです。

スキだけでももちろん嬉しいのですが、コメントでご感想など書いてくださると喜びます(笑)。

どうぞみなさん今後も焦げ猫のマンガをよろしくお願いします。

皆さんのリアクションはすべて嬉しいので、サポートでなくてもスキやフォローお待ちしております(*^^*) もしサポートいただけたら、作画の参考に今トラックのミニカーの購入を検討してるのでそこに充てさせて頂こうと思っております。 どうぞよろしくお願いします(^^)